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■読み物スクラップブック こぼれ話 / コトノハ

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★☆★☆★ ---【日刊☆こよみのページ】2006/12/07 号 --- ★☆★☆★
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  ▼▽▼ 今日一日のデータをまとめてチェック!
        一日の始まりは 『日刊☆こよみのページ』 ▲△▲
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お早うございます。本日の暦データを配信致します。
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★      ■■■ 平成 18年 12月  7日 の暦 ■■■       ★
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西暦 2006年 12月  7日  [月の] 第2週 第1木曜  [年の] 341日目 残り  25日
旧暦  10月 17日 (友引)
ユリウス通日 2454076.5 (日本時 9時の値)

■祝日・二十四節気・雑節等
 大雪             二十四節気の一つ 旧暦十一月節気
 空寒く冬となる   七十二候の一つ(61候)

■誕生花と花言葉
 シクラメン           切ない愛を受け取って
 ハボタン(葉牡丹)   祝福・愛を包む
 ヒイラギ(柊)       用心深さ・先見の明
 参照:http://koyomi8.com/cgi/today/bflower.php (今日の誕生花)

■今日の記念日
 ◇神戸開港記念日
  神戸市が制定。1867(慶応3)年12月7日(新暦1868年1月1日)、神戸港が外国
  船の停泊地として開港した。新暦に換算した1月1日も「神戸港記念日」と
  なっている。

 ◇クリスマスツリーの日
  1886(明治19)年、横浜で、外国人船員の為に日本初のクリスマスツリーが
  飾られたことに由来する。

 ◇国際民間航空デー
  1992(平成 4)年の国際民間航空機関(ICAO)の総会で制定し、1994年から実
  施。国際デーの一つ。1944(昭和19)年、ICAOの設立を定めた「国際民間航
  空条約」の署名が行われた。
  International Civil Aviation Day

 参照:http://koyomi8.com/cgi/today/today.php  (今日は何の日)

■今日の日干支と主な暦注
 六曜   友引 [ともびき] 友びきとて半ばよし.昼時悪し.葬礼忌む
 日干支  庚午 [かのえうま]
 十二直  破   [やぶる] 大凶.訴訟,交渉事は吉.造作,移転,慶事凶
 二十八宿 角   [かく] 衣類裁断、柱建、井戸掘吉.葬式は凶
 二十七宿 井   [せい] 神事,種まき吉.衣類裁断は離婚に至
 日家九星 七赤金星 [しちせききんせい]

 参照:http://koyomi8.com/sub/rekicyuu.htm  (暦注計算)

■各地の日出没 ( 計算地: 札幌 / 東京 / 大阪 / 福岡 / 那覇 )

 ◆札幌 (12/ 7)
  日出  6時51分  日没 16時 0分  日照時間  9時 9分
  月出 17時46分  月没  9時14分  正午月齢 16.2
 ・札幌 (12/ 8)
  日出  6時52分  日没 16時 0分  日照時間  9時 8分
  月出 18時57分  月没  9時59分  正午月齢 17.2
 
 ◆東京 (12/ 7)
  日出  6時37分  日没 16時28分  日照時間  9時52分
  月出 18時23分  月没  8時52分  正午月齢 16.2
 ・東京 (12/ 8)
  日出  6時38分  日没 16時28分  日照時間  9時51分
  月出 19時29分  月没  9時40分  正午月齢 17.2
 
 ◆大阪 (12/ 7)
  日出  6時51分  日没 16時47分  日照時間  9時57分
  月出 18時43分  月没  9時 5分  正午月齢 16.2
 ・大阪 (12/ 8)
  日出  6時51分  日没 16時47分  日照時間  9時56分
  月出 19時49分  月没  9時53分  正午月齢 17.2
 
 ◆福岡 (12/ 7)
  日出  7時 9分  日没 17時11分  日照時間 10時 2分
  月出 19時 9分  月没  9時23分  正午月齢 16.2
 ・福岡 (12/ 8)
  日出  7時 9分  日没 17時11分  日照時間 10時 1分
  月出 20時14分  月没 10時11分  正午月齢 17.2
 
 ◆那覇 (12/ 7)
  日出  7時 3分  日没 17時38分  日照時間 10時35分
  月出 19時41分  月没  9時12分  正午月齢 16.2
 ・那覇 (12/ 8)
  日出  7時 4分  日没 17時38分  日照時間 10時34分
  月出 20時44分  月没 10時 3分  正午月齢 17.2
 
 参照:http://koyomi8.com/sub/sunrise.htm  (日出没計算)
    http://koyomi8.com/sub/moonrise.htm (日出没計算)
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■沖天の月 ・・・ その1
 本日は沖天にかかる冬の月の話です。
 話を書き出すきっかけは、とんだ誤解から。

   月天心 貧しき町を 通りけり  (蕪村)

 蕪村の有名な句です。
 一昨日は満月。煌々と輝く月は頭上から地上を照らし、影は足下にうずくま
 るほど短い。月の青い光と、それによって照らし出される陋巷の風景。
 日の下では薄汚れた下界の町が、月によって浄化されたかのような映像が浮
 かびます。その風景に似合う季節は冬。

 とずっと思っていました。これが誤解の始まり。この句の季語は「月」そし
 て、月が示す季節と言えば「秋」。また花と言えば桜を指したように、月と
 言えば中秋の名月。この句は明和五年(1768)に書かれたものだと言います。
 そしてこの年の中秋の名月は何時かと計算してみると現在の暦で言えば9/25。
 なるほど秋ですね・・・。

 「月天心」、つまり月が沖天にかかっているという表現から、ならば「冬」
 と思ってしまったのは、私が文学青年(中年)ではなく天文少年(中年)で
 あったからです。だって、満月が一番高くまで昇る季節が冬だってことは月
 の観測をしたものには実体験ですから。

 誤解からスタートしてしまいましたが、文学から天文学に頭を切り替えて話
 を続けさせて頂きます(天 + 文学 = 天文学 ?)。

◇夏の満月は低く、冬の満月は高い
 満月の頃、ふと頭上の月を眺めることは誰に出もあることと思いますが、そ
 んなとき、夏と冬とでは眺める角度が大分違うと言うことに皆さんはお気づ
 きでしたか?

 気が付いていない方は、とりあえず今夜当たり夜更かしして月が一番高くま
 で昇る時間に確かめてください。このメールマガジンをお読みの方だと次の
 そのチャンスは12/8の午前 2時頃に巡ってきます。
 この時刻に月を眺めてみると、首が痛くなるほど高い位置まで月が昇ってい
 ます。東京辺りなら地平線からの角度で81°。ほとんど真上に近い。

 とりあえず、これで冬の満月の時期の月が空の高いところまで昇ることが実
 感出来たはずです。あとは、この感覚を忘れないようにして次の夏の時期の
 満月の日あたりに月を眺めれば、その角度の差の違いを実体験出来ます。
 (そして、半年がかりの壮大な実験が終了します)

 実体験は半年先のお楽しみとして、ここでは計算の結果でその差がどれくら
 いあるか示してみます(計算値は東京における値)。

  2006/12/05(満月) ・・・ 月の地平線高度 ≒ 82°
  2007/06/01 ( 〃 ) ・・・     〃   ≒ 26°

 その差56°もあります。
 これはよほどぼんやりしていても気が付きますね。

 一応天文少年(かつては)だった私なので、このぼんやりしていても気づく
 事柄には気づいておりましたから、冒頭の「月天心」の句をてっきり冬の情
 景を読んだものと勘違いしてしまったのでした。
 うっかり、冬の句として説明しなくてよかった。

 話し始めたので、ではなぜ冬の満月の高度がこんなに高くなるのか、その話
 を続けようと思いましたが、大分長くなってしまったので本日はここまで。
 続きはまた次回といたします。


  (『暦のこぼれ話』に取り上げて欲しい話があれば、
   magazine.std@koyomi.vis.ne.jp までお願いします。)
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★       ■■■ 連絡&お知らせコーナー ■■■       ★
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■皆様からのお便り (お便りは magazine.std@koyomi.vis.ne.jp まで)
◇K.I さんから
 今まで迂闊にも「日刊こよみのページ」に返信するかたちでメールをさせて
 いただいていましたが、ひょっとしてこちらのアドレス宛に差し上げるべき
 では、ということに今朝気づきました。

⇒ひょっとしてと言うアドレスは、 magazine.std@koyomi.vis.ne.jp ですね。
 迷惑と言うほどのこともないのですが、確かに ↑↑ のアドレスを使って
 頂けると、メールの分類が楽(自動)に出来ますので有難い。ご協力感謝。

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◇H.N さんから (ごく一部引用させて頂きました)
 ところで、
 英語にonce in a blue moonという成句があるのはご存知かと思います。
 「ほんのたまに」という意味ですね。

⇒H.N さんのメールから、他の方も興味をもたれるかと思える部分だけ引用さ
 せていただきました。
 この blue moonという言葉、なかなか面白い言葉で、この意味についてちょ
 っと調べたことがありますので、何れまたこぼれ話ネタとして採り上げるこ
 とが有ると思います(ご免なさい、人のメールで勝手にネタ集め?)。

 皆様の何気ない一通のメールが、『暦のこぼれ話』を支えています!

 て、どこかの団体のスローガンみたいですね。でも、その通りです。皆さん
 のお便り、お待ちしております・・・。

■編集後記か?
 それなりの年齢になってきたためか、時折因縁というものを思うことがある。
 私の生まれた場所の地名(字名だから、小地名である)は

  「月夜田」

 と言った。月夜の田圃と言う言葉が冬の満月のよるなどにはしみじみと実感
 出来るような、そんな田舎だった。
 小学校に入ると、先生が

  「昔この辺りには星ヶ城という小さなお城があった」

 と教えてくださった。
 生まれた場所の地名は覚えていたが、先生から教えて頂いた「星ヶ城」の話
 はつい最近まですっかり忘れていた。


 月や星に興味を持って、これを眺めるようになったのは何時だったかと思い
 出すと、最初の記憶らしい記憶は小学校の 2年位のもの。確か窓枠に取り付
 けられるようなおもちゃの望遠鏡で月や木星を眺めていた気がする。

 最初に時期が特定出来るこれに類する記憶は1972年の冬の月食。時間をおい
 て欠けてゆく月の様子をスケッチしていた。小学校の 3年のこと(歳がばれ
 る)。

 まあ、小学生の「お絵かき」ではあるが、本人は真面目に「観測」していた
 つもりだった。皆既月食だったが食分が1.06という浅い皆既食だったので、
 何時までも明るい部分が残っていて、皆既食となったことが判らなかった。

 雪景色の外へ出ては、何時までも欠けきらない月を眺めて、寒さに耐えきれ
 なくなっては家に入って暖をとることを繰り返した。
 図書館の百科事典を読んで、月食の起こる理由は何となく知っていたけれど、
 本物の月が欠けてゆく様子は不思議で、見ていて飽きなかった。

 あの月食の夜から数えてもう34年。
 なんだかんだと言いながら、月や星と関わりながらこんな歳まで生きてきた。

 月夜の田圃で生まれて、星の城の跡に建つ学校に通って、そして今も月や星
 の話を毎日書いているとは。
 因縁てやつかもなんて、勝手に思うかわうそだった。


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 かわうそ@暦   (http://koyomi8.com/ こよみのページ作者)です。
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