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★☆★☆★ 【日刊☆こよみのページ】2017/09/19 号 (No.4007)  ★☆★☆★
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        一日の始まりは 『日刊☆こよみのページ』 ▲△▲
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 お早うございます。本日の暦データを配信致します。

読┃み┃物┃・┃目┃次┃
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□暦のこぼれ話 ・・・ 江戸時代の一日の区切りはいつ?
□皆様からのお便り紹介

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★      ■■■ 平成 29年  9月 19日 の暦 ■■■       ★
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西暦 2017年  9月 19日  [月の] 第4週 第3火曜  [年の] 262日目 残り 104日
旧暦   7月(小) 29日 (大安)
ユリウス通日 2458015.5 (日本時 9時の値)

暦と時節
 二十四節気 白露 (9/7 〜 9/22)
 七十二候  燕去る (9/18 〜 9/22)

■今日と明日の日干支と主な暦注
◆今日(9/19)のデータ
 六曜   大安 [たいあん] 大安吉日なり.万事よし
 日干支  己酉 [つちのとのとり]
 十二直  建   [たつ] 中吉.柱立,事業開始,婚礼吉.屋敷内土動凶
 二十八宿 觜   [し] 入学のみ吉.造作を行えば家財を失う
 二十七宿 翼   [よく] 種まき,出行などに吉.婚礼は離婚に至る
 日家九星 三碧木星 [さんぺきもくせい]

 ◇主な暦注
  大明日   [だいみょうにち] 大吉日
  天恩日   [てんおんにち] 慶事に大吉日.凶事は慎むこと
  神吉日   [かみよしにち] (神よし)とも書く.神事に吉
  天火日   [てんかにち] 棟上げ,家屋修造等凶
  狼藉日   [ろうじゃくにち] 凶日

◆明日(9/20)のデータ
 六曜   友引 [ともびき] 友びきとて半ばよし.昼時悪し.葬礼忌む
 日干支  庚戌 [かのえいぬ]
 十二直  除   [のぞく] 小吉.種まき,医療吉.婚礼,土動かし凶
 二十八宿 参   [しん] 蓄財,養子縁組み,造作,遠出吉
 二十七宿 角   [かく] 衣類裁断、柱建、井戸掘吉.葬式は凶
 日家九星 二黒土星 [じこくどせい]

 ◇主な暦注
  大明日   [だいみょうにち] 大吉日
  天恩日   [てんおんにち] 慶事に大吉日.凶事は慎むこと
  母倉日   [ぼそうにち] 吉日.婚姻には大吉日
  月徳日   [つきとくにち] (月とく)とも書く.吉日
  血忌日   [ちいみにち] 鍼灸,刑戮等血を見る事柄は凶
 参照:http://koyomi8.com/sub/rekicyuu.htm  (暦注計算)

■誕生花と花言葉
◆今日(09/19) の誕生花
 オミナエシ(女郎花) 深い愛・忍耐・親切
 ユーチャリス         清らかな心

◆明日(09/20) の誕生花
 ローズマリー         思い出,私を思って
 タマスダレ(玉簾)   期待・潔白な愛
 ヤブラン(藪欄)     隠された心

 参照:http://koyomi8.com/cgi/today/bflower.php (今日の誕生花)

■今日の記念日
 ◇苗字の日
  1870(明治 3)年、戸籍整理のため、太政官布告により平民も苗字を持つ
  ことが許されたが、普及せず、このため1875(明治8)年2月13日に改めて、
  全ての国民が姓を名乗ることを義務づける布告がなされた。

 ◇子規忌,糸瓜忌,獺祭忌
  俳人・歌人の正岡子規の1902(明治35)年の忌日。
  辞世の句に糸瓜を詠んだことから糸瓜忌、獺祭書屋主人という別号を使
  っていたことから獺祭忌とも呼ばれる。

 参照:http://koyomi8.com/cgi/today/today.php  (今日は何の日)

■各地の日出没 ( 計算地: 札幌/仙台/東京/大阪/岡山/福岡/那覇 )

 ◆札幌 ( 9/19)
  日出  5時18分( 87度) 日没 17時38分(272度) 昼 時間 12時間21分
  月出  3時48分( 76度) 月没 17時17分(279度) 正午月齢 28.4
 ・札幌 ( 9/20)
  日出  5時19分( 87度) 日没 17時36分(272度) 昼 時間 12時間18分
  月出  4時55分( 82度) 月没 17時49分(273度) 正午月齢 29.4
 
 ◆仙台 ( 9/19)
  日出  5時21分( 87度) 日没 17時39分(272度) 昼 時間 12時間18分
  月出  3時56分( 77度) 月没 17時14分(279度) 正午月齢 28.4
 ・仙台 ( 9/20)
  日出  5時21分( 87度) 日没 17時37分(271度) 昼 時間 12時間16分
  月出  5時 0分( 83度) 月没 17時49分(273度) 正午月齢 29.4
 
 ◆東京 ( 9/19)
  日出  5時26分( 87度) 日没 17時43分(272度) 昼 時間 12時間17分
  月出  4時 4分( 78度) 月没 17時17分(278度) 正午月齢 28.4
 ・東京 ( 9/20)
  日出  5時27分( 87度) 日没 17時42分(271度) 昼 時間 12時間15分
  月出  5時 7分( 83度) 月没 17時53分(273度) 正午月齢 29.4
 
 ◆大阪 ( 9/19)
  日出  5時43分( 87度) 日没 18時 0分(272度) 昼 時間 12時間17分
  月出  4時22分( 78度) 月没 17時34分(278度) 正午月齢 28.4
 ・大阪 ( 9/20)
  日出  5時44分( 87度) 日没 17時58分(271度) 昼 時間 12時間14分
  月出  5時25分( 83度) 月没 18時10分(273度) 正午月齢 29.4
 
 ◆岡山 ( 9/19)
  日出  5時50分( 87度) 日没 18時 6分(272度) 昼 時間 12時間17分
  月出  4時29分( 78度) 月没 17時40分(278度) 正午月齢 28.4
 ・岡山 ( 9/20)
  日出  5時50分( 87度) 日没 18時 5分(271度) 昼 時間 12時間14分
  月出  5時32分( 83度) 月没 18時16分(273度) 正午月齢 29.4
 
 ◆福岡 ( 9/19)
  日出  6時 4分( 87度) 日没 18時20分(272度) 昼 時間 12時間16分
  月出  4時45分( 78度) 月没 17時54分(278度) 正午月齢 28.4
 ・福岡 ( 9/20)
  日出  6時 5分( 88度) 日没 18時19分(271度) 昼 時間 12時間14分
  月出  5時47分( 83度) 月没 18時30分(273度) 正午月齢 29.4
 
 ◆那覇 ( 9/19)
  日出  6時16分( 87度) 日没 18時30分(271度) 昼 時間 12時間14分
  月出  5時 3分( 79度) 月没 18時 0分(278度) 正午月齢 28.4
 ・那覇 ( 9/20)
  日出  6時17分( 88度) 日没 18時29分(271度) 昼 時間 12時間12分
  月出  6時 2分( 84度) 月没 18時40分(273度) 正午月齢 29.4
 
 ※ 出没時刻後の()は出没方位(北:0→東:90→南:180→西:270→北:360度)
 参照:http://koyomi8.com/sub/sunrise.htm  (日出没計算)
    http://koyomi8.com/sub/moonrise.htm (月出没計算)
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★      ■■■  ほぼ週刊 『暦のこぼれ話』 ■■■     ★
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□江戸時代の一日の区切りはいつ?
 「江戸時代の一日の始まりは夜明けだったとうかがったのですが、
  それだと季節によって大分違っちゃうのではないでしょうか?」

 と、こんな質問をされました。
 これに類する話は時々耳にすることがあります。さてどうでしょうか?
 ということで、本日は江戸時代の一日の区切りはいつかという話です。

◇江戸時代の一日の始まりは明け六ッ?
 時代劇や古典落語の世界でよく聞く昔の時刻には、九ッとか八ッというのが
 あります。

  「今何時(なんどき)だい?」
  「へぇ、九ッ(ここのつ)で」

 といった具合に使われたものです。この数字を使った時刻の不思議なことは
 昼と夜とでは長さが違うということと、季節によって、その長さが変化する
 ということです。

 昼と夜の区切りはそれぞれ明け六ッ(あけむつ)、暮れ六ッ(くれむつ)と
 呼ばれて、この区切りで区切った昼の長さを昼に属する六ッ、五ッ、四ッ、
 九ッ、八ッ、七ッの六つに均等にわけて昼の時刻の間隔を決め、夜も同様に、
 夜に属する六ッ、五ッ、四ッ、九ッ、八ッ、七ッに分けて夜の時刻の間隔を
 決めるというもの。

 ですから、同じ九ッでも昼九ッと夜九ッでは長さが違い、その上季節によっ
 てもそれぞれの長さが変わるというものでした(夏は昼が長く冬は夜が長い)。
 これは江戸時代に使われた長さの変わる時刻法、不定時法の一種です。

 この昼と夜の区切りに当たる明け六ッと暮れ六ッの始まりですが、昼と夜の
 始まりだから、日の出と日の入りの時刻だろうと思うと、さにあらず。朝な
 ら空が白んであたりの風景が見え始める瞬間、夜なら夕方の空の明るさで見
 えていた町並みが見えなくなる瞬間とでも申しましょうか(今なら、薄明と
 か薄暮といわれる薄明かりの時間帯の始まりと終わりのことです)。

 江戸時代の人々の生活パターンは、明け六ッに活動を始め、暮れ六ッには終
 わって家に帰り、あとは夕飯食べてさっさと寝ちゃうというのが基本だった
 と思われます。こんなわけで、「江戸時代の一日の始まりは夜明けだった」
 と考えられるようになったわけです。

◇暦日の始まりも「明け六ッ」?
 さて、江戸の人々の日常の一日の話をしたところで、次は残念なお知らせ。
 それは、暦の上の一日の始まりは、こんな江戸の人々の生活常識とは異なっ
 ていたということです。

 日本できちんとした暦が使われるようになったのは六世紀末頃と考えられま
 す。当時は中国から輸入した暦をそのまま使用していた時代ですが、この時
 代からそれ以降ずーっと日本の暦の日付の区切りは

  正子 (しょうし ・・・ 「子の正刻」の意味)

 今で云うところの夜の零時でした。
 (ちなみに「正子」は先に説明した「夜九ッ」の始まりにあたります)

 公的な行事、記録はこの正子で区切った日付によって為されるのが基本。
 もちろん暦月の区切りもこの正子で区切られた日付の変わり目に従って切り
 替わります。

 この辺の話は「日本では昔からそうだった」というより、日本が暦を学んだ
 中国が昔からそうしていたので、習った日本も当然のように、そうなってし
 まったわけです。

◇使っている方も混乱していた?
 さて、暦日の区切りはずっと正子だったという話をしました。これは「暦を
 作る側の常識」であったのは間違いないのですが、暦を使う側までこの常識
 が浸透していたかというと、どうもそんなことは無かったようです。

 江戸時代に生きた人たちも結構このあたりは混乱して使っていたようで、暦
 の上では日付が変わったはずの正子(夜九ッ)〜明け六ッ前に起こった事の
 記録を、前日の日付で記入しているということがかなりあったようです。

 江戸時代の国学者として有名な本居宣長は細かなことが気になる人だったら
 しく、もし自分が亡くなった時刻が正子以降であったら日付が変わっている
 ので命日を間違えることがないようにといった注意書をわざわざ書いて残し
 ています。わざわざこんなことを書き残していたということの裏を返せばそ
 れほどよく間違えられていたという証拠だといえるでしょう。
 古文書に記された日付にはこうした誤りが、結構混じっているようです。

 「日付なんて当たり前のことを書き間違えるはずはない」なんて思いこんで
 古文書の日付を鵜呑みにすると有りもしない「歴史のミステリー」を作り出
 してしまうことにもなりかねません。

  日付は、真夜中の正子(≒深夜の零時)に切りかわる

 実は江戸の昔も、現代も、その考え方の基本は変わっていなかったという暦
 のこぼれ話でした。
 そうそう、話のきっかけになった「一日の始まりが明けがたでは、季節によ
 って大分ずれて困るのでは」という悩みを抱えた方には、そんな心配は無用
 ですと答えられそうですね。少なくとも暦の上の一日の始まりについては。

  (『暦のこぼれ話』に取り上げて欲しい話があれば、
   magazine.std@koyomi.vis.ne.jp までお願いします。)
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★       ■■■ 連絡&お知らせコーナー ■■■       ★
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■皆様からのお便り紹介 (お便りは magazine.std@koyomi.vis.ne.jp まで)
◇サガさんからのメール
 Subject: 意見

  唱歌「月」に対する意見として。
 ♪ 盆のような 月
 は、お盆だと思ってました。
 はい、茶碗などを載せる「お盆」
 四角いものもあるというツッコミはなしで(笑)
 もちろん「お盆(の頃の)」月、という解釈もしてますが、ストレート
 に感じたのはそれだったので一つの意見としてメールします。

⇒私もサガさんのこのご意見に賛成。
 たぶん歌詞のなかの「盆」は、単純に月の形を形容したものだと思います。
 そうだとすれば満月(当時の一般人の概念で云えば、十五夜の月)一般をさ
 していると思います。季節にはあまりこだわりなく。

 ただ、詩歌の世界では単に「花と云えば桜」と同様に「十五夜と云えば中秋
 の名月」と半ば固定して考える場合もあるので、まったく季節と無関係にす
 べての満月と云う点では、確証はありません。

 作者はどう思ったのかなと尋ねたいところですが、「月」の歌は詠み人知ら
 ずなのだそうで、困りました。
 ま、困ったと云いながら、丸い丸いまん丸い月が出たら、盆のような月だな
 と素直(?)に思うだけの私ですから、それほど大きな「困った」ではあり
 ませんが。
 それぞれの持つイメージでよいのかもしれませんね。

 (※頂いたメールのすべては御紹介は出来ません。ごめんなさい。)
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 かわうそ@暦   (http://koyomi8.com/ こよみのページ作者)です。
 プロフィール ⇒   http://koyomi8.com/msuzuki.htm
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