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★☆★☆★ 【日刊☆こよみのページ】2019/03/15 号 (No.4549) ★☆★☆★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼▽▼ 今日一日のデータをまとめてチェック! 一日の始まりは 『日刊☆こよみのページ』 ▲△▲ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ お早うございます。本日の暦データを配信致します。 読┃み┃物┃・┃目┃次┃ ━┛━┛━┛━┛━┛━┛ □暦のこぼれ話 ・・・ 涅槃会の日付と仏滅の話 □埋め草の記 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- ◇バックナンバー閲覧と、読者登録は ⇒ http://koyomi8.com/cgi/magu/ 日刊☆こよみのページへのご意見・ご感想そして、質問などは、 ・Email magazine.std@koyomi.vis.ne.jp をご利用下さい。 ・お月様好きの方は、姉妹メルマガ「お月様のお知らせメール」もチェック ⇒ http://archive.mag2.com/0001281490/index.html ◆◇ ご支援お願いします ◇◆ 「こよみのページ」運営のための寄付をお願いしております。 詳しくはこちらをご覧下さい ⇒ http://koyomi8.com/donation.htm ◆~日刊☆こよみのページへの広告・お知らせ等の掲載を希望なさる方は~◆ こちらをご覧下さい ⇒ http://koyomi8.com/cgi/magu/publicity_sample.htm =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- ★ ■■■ 平成 31年 3月 15日 の暦 ■■■ ★ =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- 西暦 2019年 3月 15日 [月の] 第3週 第3金曜 [年の] 74日目 残り 292日 旧暦 2月(小) 9日 (仏滅) ユリウス通日 2458557.5 (日本時 9時の値) 暦と時節 二十四節気 啓蟄 (3/6 ~ 3/20) 七十二候 桃始めて咲く (3/11 ~ 3/15) ■今日と明日の日干支と主な暦注 ◆今日(3/15)のデータ 六曜 仏滅 [ぶつめつ] 大悪日.万用ゆべからず 日干支 辛亥 [かのとのい] 十二直 成 [なる] 小吉.婚礼,開店,造作,移転吉.交渉事凶 二十八宿 亢 [こう] 結納,婚礼,種まき,縫製吉.造作は凶 二十七宿 鬼 [き] 最大吉.万事に大吉.鬼宿日と呼ばれる 日家九星 九紫火星 [きゅうしかせい] ◇主な暦注 大明日 [だいみょうにち] 大吉日 天恩日 [てんおんにち] 慶事に大吉日.凶事は慎むこと 神吉日 [かみよしにち] (神よし)とも書く.神事に吉 母倉日 [ぼそうにち] 吉日.婚姻には大吉日 重日 [じゅうにち] 慶事ますます吉,凶事ますます凶 復日 [ぶくにち] 慶事ますます吉,凶事ますます凶 ◆明日(3/16)のデータ 六曜 大安 [たいあん] 大安吉日なり.万事よし 日干支 壬子 [みずのえね] 十二直 納 [おさん] 小吉.物品購入,新築吉.婚礼,見合い凶 二十八宿 氏 (※氏+一)[てい] 婚礼,移転,種まき吉.造作,着初め凶 二十七宿 柳 [りゅう] 造作に凶.葬儀を行えば不幸が重なる 日家九星 一白水星 [いっぱくすいせい] ◇主な暦注 不成就日 [ふじょうじゅにち] 凶日.ことに事業開始等大凶 八専入り 天恩日 [てんおんにち] 慶事に大吉日.凶事は慎むこと 神吉日 [かみよしにち] (神よし)とも書く.神事に吉 母倉日 [ぼそうにち] 吉日.婚姻には大吉日 滅門日 [めつもんにち] 凶日 参照:http://koyomi8.com/sub/rekicyuu.htm (暦注計算) ■誕生花と花言葉 ◆今日(03/15) の誕生花 ジンチョウゲ(沈丁花) 栄光・不滅 シャガ(著我) 反抗的 ワスレナグサ(勿忘草) 私を忘れないで・真実の愛 ◆明日(03/16) の誕生花 カイドウ(海棠) 温和 ハナズオウ(花蘇芳) 高貴 レンギョウ(連翹) かなえられた希望 参照:http://koyomi8.com/cgi/today/bflower.php (今日の誕生花) ■今日の記念日 ◇涅槃会 仏教の祖・釈迦が亡くなったとされる釈迦入滅の日。 各寺院で釈迦の遺徳を偲ぶ法会が行われる。 元々は旧暦の2月15日(→2/15参照)だが、現在では月遅れの3月15日に 行われることが多い。 ◇万国博デー 1970(昭和45)年、前日に開幕式が行われた大阪府吹田市千里丘陵の「日 本万国博覧会(大阪万博)」の一般入場が開始された。 ◇オリーブの日 小豆島で実施。 ◇靴の日 1870年(明治3年)のこの日、佐倉藩士・西村勝三により東京・築地入舟町 に伊勢勝製靴工場が開設されたことによる。 日本初の西洋靴を生産する工場であった。 1932年(昭和7年)に日本靴連盟が制定。 ◇世界消費者権利デー 消費者運動の統一行動日で1983年(昭和58年)から始まった。 90ヶ国、215の消費者団体が参加する国際消費者機構においてケネディ大 統領が「消費者には権利がある」と一般教書で発表した日にちなんだ記 念日。 参照:http://koyomi8.com/cgi/today/today.php (今日は何の日) ■各地の日出没 ( 計算地: 札幌/仙台/東京/大阪/岡山/福岡/那覇 ) ◆札幌 ( 3/15) 日出 5時48分( 92度) 日没 17時40分(267度) 昼 時間 11時間53分 月出 10時51分( 60度) 月没 1時15分(299度) 正午月齢 8.5 ・札幌 ( 3/16) 日出 5時46分( 91度) 日没 17時41分(268度) 昼 時間 11時間56分 月出 11時48分( 60度) 月没 2時16分(300度) 正午月齢 9.5 ◆仙台 ( 3/15) 日出 5時48分( 92度) 日没 17時43分(267度) 昼 時間 11時間55分 月出 11時 7分( 62度) 月没 1時 3分(296度) 正午月齢 8.5 ・仙台 ( 3/16) 日出 5時47分( 91度) 日没 17時44分(268度) 昼 時間 11時間57分 月出 12時 4分( 62度) 月没 2時 3分(297度) 正午月齢 9.5 ◆東京 ( 3/15) 日出 5時53分( 92度) 日没 17時48分(267度) 昼 時間 11時間56分 月出 11時19分( 63度) 月没 1時 1分(295度) 正午月齢 8.5 ・東京 ( 3/16) 日出 5時51分( 91度) 日没 17時49分(268度) 昼 時間 11時間58分 月出 12時17分( 63度) 月没 2時 1分(296度) 正午月齢 9.5 ◆大阪 ( 3/15) 日出 6時 9分( 92度) 日没 18時 5分(267度) 昼 時間 11時間56分 月出 11時39分( 63度) 月没 1時16分(295度) 正午月齢 8.5 ・大阪 ( 3/16) 日出 6時 8分( 91度) 日没 18時 6分(268度) 昼 時間 11時間58分 月出 12時37分( 63度) 月没 2時16分(296度) 正午月齢 9.5 ◆岡山 ( 3/15) 日出 6時16分( 92度) 日没 18時12分(267度) 昼 時間 11時間56分 月出 11時46分( 63度) 月没 1時23分(295度) 正午月齢 8.5 ・岡山 ( 3/16) 日出 6時14分( 91度) 日没 18時13分(268度) 昼 時間 11時間58分 月出 12時44分( 63度) 月没 2時23分(296度) 正午月齢 9.5 ◆福岡 ( 3/15) 日出 6時30分( 92度) 日没 18時26分(267度) 昼 時間 11時間56分 月出 12時 3分( 64度) 月没 1時35分(295度) 正午月齢 8.5 ・福岡 ( 3/16) 日出 6時28分( 91度) 日没 18時27分(268度) 昼 時間 11時間59分 月出 13時 1分( 63度) 月没 2時35分(296度) 正午月齢 9.5 ◆那覇 ( 3/15) 日出 6時39分( 92度) 日没 18時38分(268度) 昼 時間 11時間59分 月出 12時30分( 66度) 月没 1時30分(293度) 正午月齢 8.5 ・那覇 ( 3/16) 日出 6時38分( 91度) 日没 18時39分(268度) 昼 時間 12時間 0分 月出 13時29分( 65度) 月没 2時30分(294度) 正午月齢 9.5 ※ 出没時刻後の()は出没方位(北:0→東:90→南:180→西:270→北:360度) 参照:http://koyomi8.com/sub/sunrise.htm (日出没計算) http://koyomi8.com/sub/moonrise.htm (月出没計算) =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- ★ ■■■ ほぼ週刊 『暦のこぼれ話』 ■■■ ★ =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- □涅槃会の日付と仏滅の話 今日、 3/15は涅槃会。お釈迦様が入滅なさったと伝えられる日です。 といっても、お釈迦様の入滅の日は2/15とされていますので、3/15は旧暦の 日付を一月後の月の同じ日に読み替える(?)という、いわゆる月遅れの日 付での涅槃会です。 さてさて、お釈迦様が入滅なさった、つまり「仏」が「滅した」日ですから 今日はきっと「仏滅」なんでしょうね、と今日の暦を見ると おお、やはり仏滅だ!! ということですが、これは単なる偶然。実は本来の日付2/15を、旧暦で考え れば、これは確かに必ず「仏滅」となるのですが、月遅れの暦の日付まで六 曜が同じになるわけではありませんので。 「旧暦の日付では2/15は必ず仏滅になります」と書きましたが、ではやはり お釈迦様が無くなったから仏滅になったんだということなのかというと、実 はこれも大分怪しい。多分、後からこじつけられたもの(それもそんなに古 い話ではない)だと思われます。 ◇お釈迦様の亡くなった日 釈迦入滅の日とされています。この日がいつかというと諸説あるようですが BC 386年の 2/15というのが有力なようです。 ただし、それが現在の何月何日なのかと言われるとこれは困ります。 なぜかというと、2400年も前のインドの一地方で使われていた暦がどんな仕 組みで作られており、その計算精度はどれくらいかなんて、もう五里霧中の ことですから。 きっと、その分野では研究している方がいるのでしょうけれど、とても一般 的な「暦の話」のレベルで論じられるものではないので、早々に白旗を揚げ ます。おそらく日本に仏教が伝来した時代だって、その頃使われた暦に換算 したら何日かなんていうことは誰も気にしていなかったと思います(そもそ もそんな疑問を持った人がいたかどうかさえ、怪しい)。 ではどうしていたのか。 答えは簡単。どんな暦で計算された日付だったかなんて気にしない。 2/15は、2/15として、その時使われていた暦の日付で涅槃会を執り行ってい たわけです。 昔の事件の日付を、そのまま現在の日付で「○○の日」というのはおかしい という意見をよく聞きますが、それはどうでしょうか。 暦法が違えば、同じ日付でも季節も違えば月の満ち欠けの具合も違います。 何かを基準にして違った暦同士の日付を換算しようとしても、全ての条件が 一致するはずはありません(完全に一致したら、それは違う暦じゃなくて同 じ暦ですからね・・・)。 季節に合わせれば日付が変わるし、月の満ち欠けも異なる。月の満ち欠けに 合わせれば季節も日付も変わる・・・。何かを採れば何かを棄てるしかない のですから、要はその「何」を重視するかの違いです。 釈迦入滅の日のように忌日や或いは誕生日と言った類は、季節や月の満ち欠 けより先にやはり「日付」を重視して数えていると思いますから、涅槃会の 日付も、その昔の人たちが、暦法の違いなど気にせず2/15は涅槃会とおおら かに受け入れればよいのでは無いでしょうか。 ◇旧暦の涅槃会は仏滅はこじつけ? 旧暦の涅槃会は仏滅と書きました。お釈迦様がご健在(?)であらせられて 時代の暦と、現在「旧暦」として括られている日本でかつて使われた太陰太 陽暦は、おそらくまるで違った暦だと考えられるのに、何故お釈迦様が亡く なった日付が仏滅になるのか。それを、六曜の仕組みを考えて順に考えて見 ましょう。 まず六曜の仕組みのおさらい。 六曜は旧暦の月と日付で決まります。月をM,日をDとすると、 (M + D) ÷ 6 = N あまり X で、このうちの「あまり X」の Xが 0:大安 1:赤口 2:先勝 3:友引 4:先負 5:仏滅 となります。この計算で行くと涅槃会の日付 2月15日は (2 + 15) ÷ 6 = 2 あまり 5 ・・・ あまりが 5は、仏滅 となります。なるほど。それで仏滅か。 ところがこの現在の六曜ですが、過去にさかのぼって見るとこの順番や言葉 が現在とは全く違ってしまいます。 正徳 2年(1712年)に出版された「和漢三才図会」という、当時の百科事典 のような本に書かれた六曜の順番と名前は、先に書いた月と日の和を 6で割 ったあまりで表すと 0:小吉 1:空亡 2:大安 3:留連 4:速喜 5:赤口 (和漢三才図会) 0:大安 1:赤口 2:先勝 3:友引 4:先負 5:仏滅 (参考:現在) です。現在のものを再び並べてみますと違いは一目瞭然。 全然違ってますね。 現在の仏滅に当たるものはどうやら、「空亡」というものだったようなので すが、これを仏滅と読み替えたとしても、これだと 2月15日は仏滅にはなり ません。 和漢三才図会はおよそ 300年前に書かれた書物。それに対してお釈迦様が亡 くなったのは2400年前ですから、和漢三才図会が書かれた時代にはまだお釈 迦様は健在で、だからその亡くなった日は決まっていなかったなんていうは ずはありません。しっかり亡くなった後(ざっと2100年後)に書かれた本で す。こうしたことから考えると 「お釈迦様が亡くなった日だから仏滅となった」 というのはどうやら現在の六曜を作った人たちが後付で考えた話のようだと 解ります。ちなみに江戸時代も末期に出版されている安政雑書万暦大成など をみても、まだ「ぶつめつ」は「物滅」と書かれていて、仏滅は登場してい ません。 どうやら「仏滅」という言葉が生まれ、広がったのは明治時代、おばけ暦が 流行して以降のことのようです。お釈迦様の亡くなった 2/15は「物滅」と なっていたし、それなら「ぶつめつ」を「仏滅」とした方がインパクトがあ って説得力もあると考えたんじゃないでしょうか? 2400年も経ってから、勝手に自分の亡くなった日にこじつけて「仏滅」なん て言葉を作られた釈迦様にとっては、いい迷惑かもしれませんね。 今日は月遅れの日付での涅槃会ということで、お釈迦様を出しに使って暦の 日付(とついでに六曜について)考えてみました、本日の暦のこぼれ話でし た(お釈迦様を出しに使うなんて罰当たりだったかな?)。 (『暦のこぼれ話』に取り上げて欲しい話があれば、 magazine.std@koyomi.vis.ne.jp までお願いします。) =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- ★ ■■■ 連絡&お知らせコーナー ■■■ ★ =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- ■埋め草の記 (「編集後記」のようなもの) この時期、結構な数の方が苦労なさっているんだろうな。 そんなことを思いながら、昨日、確定申告の書類を税務署に郵送しました。 私の場合、給与所得者(昔は「サラリーマン」といいましたが、最近はあま り使いませんね、この言葉)ですので、確定申告といっても簡単な部類。 家族の医療費控除やたまにいただく原稿料のような副収入や寄付の金額の申 請くらいです。でも、それでも毎年 あ、今週末が締め切りだった! と慌てて、夜遅く関係書類を広げて数値入力。 計算が終わって、書類も郵送してしまうと、やはりほっとします。 計算の結果は残念ながら、税金が戻ってくるのではなくて 「あと、〇〇円追加で納入してください」 となりました。まあ、これは国民の義務ということで。税金もクレジットカ ードで納入できるようになっていますから、楽は楽ですしね。 あまり楽しくはありませんが、今年もこうして、確定申告という年中行事を し終えたかわそでした。おかげでちょっと寝不足気味ですけどね。 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- ■■ 【日刊☆こよみのページ】(まぐまぐID: 0000210127) ■■ =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- ☆ご意見・ご感想・質問送付先E-mail: magazine.std@koyomi.vis.ne.jp バックナンバー参照、メルマガ登録・解除 http://koyomi8.com/cgi/magu/ ★「日刊☆こよみのページ」に広告等の掲載条件については、 http://koyomi8.com/cgi/magu/publicity_sample.htm をご覧下さい。★ ☆発行者について かわうそ@暦 (http://koyomi8.com/ こよみのページ作者)です。 プロフィール ⇒ http://koyomi8.com/msuzuki.htm ★Web こよみのページもよろしく! http://koyomi8.com/ (携帯版・今日の暦は http://koyomi8.com/i/ ) =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-