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★☆★☆★ 【日刊☆こよみのページ】2019/05/02 号 (No.4597) ★☆★☆★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼▽▼ 今日一日のデータをまとめてチェック! 一日の始まりは 『日刊☆こよみのページ』 ▲△▲ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ お早うございます。本日の暦データを配信致します。 読┃み┃物┃・┃目┃次┃ ━┛━┛━┛━┛━┛━┛ □暦のこぼれ話 ・・・ 夏も近づく八十八夜 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- ◇バックナンバー閲覧と、読者登録は ⇒ http://koyomi8.com/cgi/magu/ 日刊☆こよみのページへのご意見・ご感想そして、質問などは、 ・Email magazine.std@koyomi.vis.ne.jp をご利用下さい。 ・お月様好きの方は、姉妹メルマガ「お月様のお知らせメール」もチェック ⇒ http://archive.mag2.com/0001281490/index.html ◆◇ ご支援お願いします ◇◆ 「こよみのページ」運営のための寄付をお願いしております。 詳しくはこちらをご覧下さい ⇒ http://koyomi8.com/donation.htm ◆~日刊☆こよみのページへの広告・お知らせ等の掲載を希望なさる方は~◆ こちらをご覧下さい ⇒ http://koyomi8.com/cgi/magu/publicity_sample.htm =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- ★ ■■■ 令和 元年 5月 2日 の暦 ■■■ ★ =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- 西暦 2019年 5月 2日 [月の] 第1週 第1木曜 [年の] 122日目 残り 244日 旧暦 3月(大) 28日 (赤口) ユリウス通日 2458605.5 (日本時 9時の値) 暦と時節 二十四節気 穀雨 (4/20 ~ 5/5) 七十二候 牡丹花咲く (5/1 ~ 5/5) 八十八夜 雑節 (5/2) 土用 (4/17 ~ 5/5) ■今日と明日の日干支と主な暦注 ◆今日(5/2)のデータ 六曜 赤口 [しゃっく] 悪日.万事忌む.但し昼時は障りなし 日干支 己亥 [つちのとのい] 十二直 危 [あやぶ] 大凶.酒造りだけは吉.他は全て凶 二十八宿 井 [せい] 神事,種まき吉.衣類裁断は離婚に至 二十七宿 胃 [い] 就職,婚礼,造作吉.衣類裁断大凶 日家九星 三碧木星 [さんぺきもくせい] ◇主な暦注 神吉日 [かみよしにち] (神よし)とも書く.神事に吉 受死日 [じゅしにち] 黒日ともいう.最大悪日とされる 重日 [じゅうにち] 慶事ますます吉,凶事ますます凶 復日 [ぶくにち] 慶事ますます吉,凶事ますます凶 ◆明日(5/3)のデータ 六曜 先勝 [せんがち] 朝~昼は障りなし.昼過ぎ~夕は悪い 日干支 庚子 [かのえね] 十二直 成 [なる] 小吉.婚礼,開店,造作,移転吉.交渉事凶 二十八宿 鬼 [き] 最大吉.万事に大吉.鬼宿日と呼ばれる 二十七宿 昴 [ぼう] 神仏祈願,大工仕事の始め,造作吉 日家九星 四緑木星 [しろくもくせい] ◇主な暦注 一粒万倍日 [いちりゅうまんばいにち] 慶事、事業開始、種まき等大吉.借金は大凶 鬼宿日 [きしゅくにち] 大吉日.殊に長寿の祝いは最良日 神吉日 [かみよしにち] (神よし)とも書く.神事に吉 帰忌日 [きこにち] 凶日.旅行からの帰宅は特に凶 参照:http://koyomi8.com/sub/rekicyuu.htm (暦注計算) ■誕生花と花言葉 ◆今日(05/2) の誕生花 ブルースター 信じあう心 フロックス(草夾竹桃、花魁草) 温和・協調 スズラン(鈴蘭) 幸福が訪れる・純潔 ◆明日(05/3) の誕生花 クレマチス 美しい精神,策略 インパチェンス 短気 ミズバショウ(水芭蕉) 美しい思い出 参照:http://koyomi8.com/cgi/today/bflower.php (今日の誕生花) ■今日の記念日 ◇鉛筆記念日 1886年(明治19年)のこの日、眞崎仁六氏が眞崎鉛筆製造所(東京・四谷区 内藤新宿1番地)を創立し国産初の鉛筆を製造した。 現在の三菱鉛筆にあたる。 ◇歯科医師記念日 1957年(昭和32年)5月に日本歯科医師会が制定。1904年(明治37年)10月に 歯科医師法草案がまとめられ、1906年(明治39年)3月に医師法と同時に貴 族院で可決成立、5月2日に公布となった。 日本歯科医師会では、この日を歯科医師記念日と定めた。 ◇郵便貯金創業記念日 1875年(明治8年)の5月2日、東京と横浜の2ヵ所に貯金預かり所を設け たのが、日本の郵便貯金制度の始まり。そこで1950年(昭和25年)にこ の日を郵便貯金の創業記念日と制定した。 ◇緑茶の日 古くから八十八夜の新茶は「仙薬」と称されるほど栄養価が高いといわ れたことから日本茶業中央会が毎年八十八夜の日を緑茶の日と制定した。 ◇交通広告の日 1993年(平成5年)に関東交通広告協議会が「5」「2」を「こう」「つう」 と語呂合せして制定。交通広告とは電車・バス・駅などに貼られるポス ターなどの広告のこと。 参照:http://koyomi8.com/cgi/today/today.php (今日は何の日) ■各地の日出没 ( 計算地: 札幌/仙台/東京/大阪/岡山/福岡/那覇 ) ◆札幌 ( 5/ 2) 日出 4時28分( 68度) 日没 18時36分(292度) 昼 時間 14時間 9分 月出 3時32分( 94度) 月没 15時37分(269度) 正午月齢 26.8 ・札幌 ( 5/ 3) 日出 4時26分( 67度) 日没 18時37分(292度) 昼 時間 14時間11分 月出 3時56分( 87度) 月没 16時40分(275度) 正午月齢 27.8 ◆仙台 ( 5/ 2) 日出 4時39分( 69度) 日没 18時28分(290度) 昼 時間 13時間49分 月出 3時32分( 93度) 月没 15時39分(269度) 正午月齢 26.8 ・仙台 ( 5/ 3) 日出 4時38分( 69度) 日没 18時29分(290度) 昼 時間 13時間51分 月出 3時59分( 87度) 月没 16時39分(275度) 正午月齢 27.8 ◆東京 ( 5/ 2) 日出 4時48分( 70度) 日没 18時28分(289度) 昼 時間 13時間40分 月出 3時36分( 93度) 月没 15時45分(269度) 正午月齢 26.8 ・東京 ( 5/ 3) 日出 4時47分( 70度) 日没 18時29分(290度) 昼 時間 13時間42分 月出 4時 5分( 87度) 月没 16時43分(275度) 正午月齢 27.8 ◆大阪 ( 5/ 2) 日出 5時 7分( 70度) 日没 18時43分(289度) 昼 時間 13時間36分 月出 3時52分( 93度) 月没 16時 2分(269度) 正午月齢 26.8 ・大阪 ( 5/ 3) 日出 5時 6分( 70度) 日没 18時44分(289度) 昼 時間 13時間38分 月出 4時22分( 87度) 月没 16時59分(275度) 正午月齢 27.8 ◆岡山 ( 5/ 2) 日出 5時14分( 70度) 日没 18時50分(289度) 昼 時間 13時間36分 月出 3時59分( 93度) 月没 16時 9分(269度) 正午月齢 26.8 ・岡山 ( 5/ 3) 日出 5時13分( 70度) 日没 18時50分(289度) 昼 時間 13時間38分 月出 4時29分( 87度) 月没 17時 6分(275度) 正午月齢 27.8 ◆福岡 ( 5/ 2) 日出 5時30分( 71度) 日没 19時 2分(289度) 昼 時間 13時間32分 月出 4時13分( 93度) 月没 16時24分(269度) 正午月齢 26.8 ・福岡 ( 5/ 3) 日出 5時29分( 70度) 日没 19時 3分(289度) 昼 時間 13時間34分 月出 4時43分( 87度) 月没 17時20分(275度) 正午月齢 27.8 ◆那覇 ( 5/ 2) 日出 5時52分( 72度) 日没 19時 2分(287度) 昼 時間 13時間10分 月出 4時22分( 93度) 月没 16時35分(269度) 正午月齢 26.8 ・那覇 ( 5/ 3) 日出 5時51分( 72度) 日没 19時 2分(287度) 昼 時間 13時間11分 月出 4時56分( 87度) 月没 17時29分(274度) 正午月齢 27.8 ※ 出没時刻後の()は出没方位(北:0→東:90→南:180→西:270→北:360度) 参照:http://koyomi8.com/sub/sunrise.htm (日出没計算) http://koyomi8.com/sub/moonrise.htm (月出没計算) =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- ★ ■■■ ほぼ週刊 『暦のこぼれ話』 ■■■ ★ =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- □夏も近づく八十八夜 今日は八十八夜。 八十八夜といえば、小学唱歌の「茶摘(ちゃつみ)」の歌が思い出されます。 夏も近づく八十八夜 野にも山にも若葉が茂る あれに見えるは茶摘じゃないか あかねだすきに菅(すげ)の笠 日和つづきの今日此頃を 心のどかに摘みつつ歌う 摘めよ摘め摘め摘まねばならぬ 摘まにゃ日本の茶にならぬ 実際には茶摘みの風景など見たこともないのに、子供の頃からこの歌を唱っ ていたためか、八十八夜と聞くとつい、姉さんかぶり(きっと「菅の笠」が 想像出来なかったからでしょう)の茶摘み娘がお茶の葉を摘む姿が目に浮か びます。しかも、バックは青空を背景とした富士山。 きっとTVドラマの水戸黄門のエンディングか何かで見た映像でしょう。 ◇八十八夜とは この八十八夜は暦の上では「雑節(ざっせつ)」と呼ばれるものの一つです。 日本では長らく中国から伝わった太陰太陽暦が、そして明治以後は西洋から 輸入され太陽暦が使われてきましたから、暦に書き込まれる様々な情報の多 くは、 舶来もの なのですが、雑節は国産品です(「半夏生」のような、微妙なものもありま すけれど)。八十八夜に関しても、日本独特の記述で中国などの暦には見ら れません。 八十八夜は、昔は稲作の始まりの時期の目安であり、また最後の霜降りの時 期の目安でもありました(関東以西では。甲信越、東北や北海道などでは、 まだまだですね)。どちらの意味においても農業の上では重要な節目となる 日ですから、これを忘れないようにと暦に取り入れられたもの、暦の示す月 日と実際の季節とを結びつけるための季節点(季節の目印)の一つです。 ちなみに、この八十八夜の「八十八」は組み合わせると「米」という文字に なります。また、「八」は末広がりの目出度い文字ということもあって、 稲作りの始まりの時期の目印として八十七夜でも八十九夜でも九十夜でもな く、八十八夜にあたる日が選ばれたようです。 ◇八十八夜は太陽暦? 八十八夜は、立春の日から数えて88日目。 今年の立春は 2/4ですから、八十八夜は本日、 5/2です。 このメールマガジンの読者の方には既に常識だと思いますが、この八十八夜 の計算の基点となる「立春」は太陽の位置で決まります(太陽の中心の黄経 が 315°となる日)。 基点となる立春が太陽の位置で決まり、あとは一定の日数(87日)だけ離れ た日が、八十八夜になりますから、八十八夜も太陽の位置で決まってしまい ます。大体太陽の視黄経が41°あたりになります。 新暦では、 5/1か 5/2あたり(まれに5/3)が毎年八十八夜になります。 新暦では毎年ほとんど同じ日付になってしまうため、立春からの日数をわざ わざ数えなくとも、 5月に入ると、その日かその翌日が八十八夜。 わざわざ数えるまでもなくなったために特記する必要もなくなり、暦の上で の八十八夜の存在感は薄らいでしまったようです。 ◇夏も近づく八十八夜 5月に入って早々に「夏も近づく」といわれると、ちょっと気が早すぎるよ うな気がしてしまいます。「茶摘」を唱っていた小学生(の低学年)の頃も この点は何か引っかかっていました。 小学生の感覚からすると、夏は夏休みがある7~8月でしたから 5月じゃない よなと感じていました(ま、といいながら「夜も眠れないほど深く悩んだ」 わけじゃないですけどね)。 大人になった今は、茶摘の歌詞の「夏も近づく」とは、暦の上の夏の始まり である立夏の日を意識したものだとわかりますから、小学生の頃の私の浅い 悩みは解消いたしました。ああ、安眠できます。 立夏は八十八夜の基準となる立春と同じく太陽の位置で決まっています。よ って、八十八夜と立夏の関係も新暦(太陽暦)では大体いつも同じ。 八十八夜の大体3~4日後(今年は5/6ですから 4日後)あたりが立夏です。 夏も近づく八十八夜。まさにそのとおりですね。 ◇八十八夜と茶摘み 茶は、中国の西南部が原産地だとされています。もともとは「薬」として輸 入され、平安時代には宮中ですでにお茶が飲まれていたそうです。もちろん 当時は薬効のある飲み物として。 (暦とは無関係ですが、紅茶も緑茶も基本的には同じお茶の木の葉。そこか らの製法、発酵の度合いの違いだそうです) 現在のような喫茶の習慣が定着したのは鎌倉時代から。僧の栄西が中国から 抹茶を持ち帰り、これを飲むことが寺院を中心に広がり、やがて武士などに も広がっていったものです。 ただこの辺まではまだ「お茶を飲む」のにも手間がかかっていましたから、 それこそ「日常茶飯事」というくらい手軽にお茶を楽しめるようになったの は、江戸時代の初め頃に煎茶の製法が確立されたからとか。 特に八十八夜の頃に摘まれたお茶の葉で入れたお茶は甘く上等であるといわ れたことから、この日に茶摘みを行うという行事も生まれたようです。 また、この日に摘まれた新茶は贈答品としても喜ばれました。 ただし先に書いたとおりお茶は鹿児島から新潟までと広い範囲で栽培されて いますから、どこでも彼処でも八十八夜のお茶がよいわけでは有りません。 それぞれの地域にあった「旬のお茶」を楽しむのが一番です。とはいっても どの地域でも、あと一月もすれば、新茶が出回るようになるでしょうから、 美味しい新茶をいただく場面を想像しつつ、本日の暦のこぼれ話を終えるこ とにします。 (『暦のこぼれ話』に取り上げて欲しい話があれば、 magazine.std@koyomi.vis.ne.jp までお願いします。) =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- ■■ 【日刊☆こよみのページ】(まぐまぐID: 0000210127) ■■ =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- ☆ご意見・ご感想・質問送付先E-mail: magazine.std@koyomi.vis.ne.jp バックナンバー参照、メルマガ登録・解除 http://koyomi8.com/cgi/magu/ ★「日刊☆こよみのページ」に広告等の掲載条件については、 http://koyomi8.com/cgi/magu/publicity_sample.htm をご覧下さい。★ ☆発行者について かわうそ@暦 (http://koyomi8.com/ こよみのページ作者)です。 プロフィール ⇒ http://koyomi8.com/msuzuki.htm ★Web こよみのページもよろしく! http://koyomi8.com/ (携帯版・今日の暦は http://koyomi8.com/i/ ) =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-