【日刊☆こよみのページ】 アーカイブ |
こよみのぺーじ |
|
|
★☆★☆★ 【日刊☆こよみのページ】2019/07/13 号 (No.4669) ★☆★☆★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼▽▼ 今日一日のデータをまとめてチェック! 一日の始まりは 『日刊☆こよみのページ』 ▲△▲ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ お早うございます。本日の暦データを配信致します。 読┃み┃物┃・┃目┃次┃ ━┛━┛━┛━┛━┛━┛ □暦のこぼれ話 ・・・ 定気法の二十四節気と2033年問題(その3) =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- ◇バックナンバー閲覧と、読者登録は ⇒ http://koyomi8.com/cgi/magu/ 日刊☆こよみのページへのご意見・ご感想そして、質問などは、 ・Email magazine.std@koyomi.vis.ne.jp をご利用下さい。 ・お月様好きの方は、姉妹メルマガ「お月様のお知らせメール」もチェック ⇒ http://archive.mag2.com/0001281490/index.html ◆◇ ご支援お願いします ◇◆ 「こよみのページ」運営のための寄付をお願いしております。 詳しくはこちらをご覧下さい ⇒ http://koyomi8.com/donation.htm ◆〜日刊☆こよみのページへの広告・お知らせ等の掲載を希望なさる方は〜◆ こちらをご覧下さい ⇒ http://koyomi8.com/cgi/magu/publicity_sample.htm =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- ★ ■■■ 令和 元年 7月 13日 の暦 ■■■ ★ =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- 西暦 2019年 7月 13日 [月の] 第2週 第2土曜 [年の] 194日目 残り 172日 旧暦 6月(小) 11日 (仏滅) ユリウス通日 2458677.5 (日本時 9時の値) 暦と時節 二十四節気 小暑 (7/7 〜 7/22) 七十二候 蓮始めて開く (7/13 〜 7/17) ■祝日・節入日・候入日・雑節等 蓮始めて開く 七十二候の一つ(32候) ■今日と明日の日干支と主な暦注 ◆今日(7/13)のデータ 六曜 仏滅 [ぶつめつ] 大悪日.万用ゆべからず 日干支 辛亥 [かのとのい] 十二直 定 [さだん] 小吉.移転,慶事,売買吉.婚礼大吉.造作凶 二十八宿 女 [じょ] 髪すきなどを除き凶.葬式は大凶 二十七宿 心 [しん] 神事,仏事,移転,旅行吉.造作大凶 日家九星 七赤金星 [しちせききんせい] ◇主な暦注 大明日 [だいみょうにち] 大吉日 天恩日 [てんおんにち] 慶事に大吉日.凶事は慎むこと 神吉日 [かみよしにち] (神よし)とも書く.神事に吉 重日 [じゅうにち] 慶事ますます吉,凶事ますます凶 ◆明日(7/14)のデータ 六曜 大安 [たいあん] 大安吉日なり.万事よし 日干支 壬子 [みずのえね] 十二直 執 [とる] 小吉.婚礼,種まき,造作吉.金銭収納凶 二十八宿 虚 [きょ] 入学吉.造作,相談ごと大凶 二十七宿 尾 [び] 婚礼,開店,移転,造作吉.衣類裁断は凶 日家九星 六白金星 [ろっぱくきんせい] ◇主な暦注 八専入り 天恩日 [てんおんにち] 慶事に大吉日.凶事は慎むこと 神吉日 [かみよしにち] (神よし)とも書く.神事に吉 帰忌日 [きこにち] 凶日.旅行からの帰宅は特に凶 参照:http://koyomi8.com/sub/rekicyuu.htm (暦注計算) ■誕生花と花言葉 ◆今日(07/13) の誕生花 ペチュニア 心が安らぐ ハケイトウ(葉鶏頭) 不老不死 ホテイアオイ(布袋葵) 揺れる心 ◆明日(07/14) の誕生花 ノウゼンカズラ(凌霄花) 名誉・栄光・名声 ヤマユリ(山百合) 純潔・荘厳 ラムズイヤー あなたに従う 参照:http://koyomi8.com/cgi/today/bflower.php (今日の誕生花) ■今日の記念日 ◇盆迎え火(新暦による盆行事の場合) 盆の初日。 夕方に祖先の精霊を迎える為に、芋殻、麻幹などをを門口で 焚きます。 ◇優生保護法の日 1948年(昭和23年)のこの日「優生保護法」(現在の「母体保護法」)が公 布され戦前の「国民優生法」が、戦後の日本の状況にあわせて「優生保 護法」に改正された。「優生保護法」は、1996年(平成8年)に性思想に関 する条項がすべて削除されて「母体保護法」となった。 ◇虚空蔵縁日 虚空蔵菩薩の縁日(毎月13日) ◇ナイスの日 「ナ(7)イ(1)ス(3)」の語呂合せ。 ナイスなこと、素敵なことを見附ける日。 ◇生命尊重の日 医師・法律家・教育者・主婦などで構成される実行委員会が1984年(昭和 59年)から実施。 (以下にも多数の記念日有り。続きは↓のサイトでどうぞ) 参照:http://koyomi8.com/cgi/today/today.php (今日は何の日) ■各地の日出没 ( 計算地: 札幌/仙台/東京/大阪/岡山/福岡/那覇 ) ◆札幌 ( 7/13) 日出 4時 6分( 58度) 日没 19時14分(301度) 昼 時間 15時間 8分 月出 15時55分(115度) 月没 1時 4分(246度) 正午月齢 10.3 ・札幌 ( 7/14) 日出 4時 7分( 58度) 日没 19時13分(301度) 昼 時間 15時間 7分 月出 16時58分(119度) 月没 1時42分(242度) 正午月齢 11.3 ◆仙台 ( 7/13) 日出 4時22分( 60度) 日没 19時 1分(299度) 昼 時間 14時間38分 月出 15時45分(113度) 月没 1時17分(248度) 正午月齢 10.3 ・仙台 ( 7/14) 日出 4時23分( 60度) 日没 19時 0分(298度) 昼 時間 14時間37分 月出 16時46分(117度) 月没 1時56分(244度) 正午月齢 11.3 ◆東京 ( 7/13) 日出 4時34分( 61度) 日没 18時59分(297度) 昼 時間 14時間24分 月出 15時44分(113度) 月没 1時27分(249度) 正午月齢 10.3 ・東京 ( 7/14) 日出 4時35分( 62度) 日没 18時58分(297度) 昼 時間 14時間23分 月出 16時44分(116度) 月没 2時 8分(245度) 正午月齢 11.3 ◆大阪 ( 7/13) 日出 4時54分( 62度) 日没 19時13分(297度) 昼 時間 14時間19分 月出 15時59分(112度) 月没 1時46分(249度) 正午月齢 10.3 ・大阪 ( 7/14) 日出 4時55分( 62度) 日没 19時12分(297度) 昼 時間 14時間18分 月出 16時59分(115度) 月没 2時27分(245度) 正午月齢 11.3 ◆岡山 ( 7/13) 日出 5時 1分( 62度) 日没 19時19分(297度) 昼 時間 14時間18分 月出 16時 6分(112度) 月没 1時53分(249度) 正午月齢 10.3 ・岡山 ( 7/14) 日出 5時 1分( 62度) 日没 19時19分(297度) 昼 時間 14時間17分 月出 17時 5分(115度) 月没 2時34分(245度) 正午月齢 11.3 ◆福岡 ( 7/13) 日出 5時17分( 62度) 日没 19時31分(297度) 昼 時間 14時間13分 月出 16時18分(112度) 月没 2時 9分(249度) 正午月齢 10.3 ・福岡 ( 7/14) 日出 5時18分( 62度) 日没 19時30分(296度) 昼 時間 14時間12分 月出 17時18分(115度) 月没 2時51分(245度) 正午月齢 11.3 ◆那覇 ( 7/13) 日出 5時45分( 64度) 日没 19時25分(294度) 昼 時間 13時間40分 月出 16時16分(110度) 月没 2時33分(251度) 正午月齢 10.3 ・那覇 ( 7/14) 日出 5時45分( 65度) 日没 19時25分(294度) 昼 時間 13時間39分 月出 17時13分(113度) 月没 3時17分(247度) 正午月齢 11.3 ※ 出没時刻後の()は出没方位(北:0→東:90→南:180→西:270→北:360度) 参照:http://koyomi8.com/sub/sunrise.htm (日出没計算) http://koyomi8.com/sub/moonrise.htm (月出没計算) =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- ★ ■■■ ほぼ週刊 『暦のこぼれ話』 ■■■ ★ =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- ■定気法の二十四節気と2033年問題(その3) 日本で使われた太陰太陽暦、いわゆる旧暦のうち、最後に登場した天保暦は それまで、伝統的に使われてきた一年の日数を均等に分割して定める恒気法 の二十四節気をやめ、黄道を角度によって分割し、その位置を太陽が通過す る瞬間によって分ける定気法の二十四節気を採用しました。 定気法の採用によって恒気法時代では有り得なかった、1つの暦月に複数の 中気を含む場合が表れることが判ったのです。こうした場合、その暦月を何 と名付けるべきか。それまでの恒気法の太陰太陽暦で使われた方式は使えま せんでした。例えば十月中気(小雪)と十一月中気(冬至)は暦月に名前を つけるという機能において、優先順位など無かったからです。 恒気法では、1つの暦月の間に2つの中気が含まれる等ということは有り得な かったわけですから、中気と中気の間に優先順位を設ける必要など無かった のです。 1844年(弘化元年)に天保暦が使われ始めてから8年目、1851〜1852年の間 に、暦月に2つの中気が含まれる月が初めて表れました。この問題を天保暦 の作暦者たちはどのように乗り切ったのかを見てみます。 朔の日 月大小 天保暦 含まれる中気(中気の表す月名) 1851/ 9/25 大の月 九月 霜降(九月) 1851/10/25 小の月 十月 −− 1851/11/23 大の月 十一月 小雪(十月),冬至(十一月) 1851/12/23 小の月 十二月 −− 1852/ 1/21 大の月 正月 大寒(十二月),雨水(正月) 1852/ 2/20 大の月 二月 春分(二月) 1852/ 3/21 小の月 閏二月 −− 1852/ 4/19 大の月 三月 穀雨(三月) ※朔の日の日付はグレゴリオ暦に換算した日付 「天保暦」の並んだ月名が実際の天保暦で決定された暦月名です。 天保暦の作暦者たちは、従来からの置閏法、 1.暦月は新月(朔)を含む日に始まる。 2.暦月名は暦月中に含まれる二十四節気の中気によって定める 3.暦月中に中気を含まない月は閏月(うるうづき)とする。 を次のように修正しました。 1.暦月は新月(朔)を含む日に始まる。 2.暦月中冬至を含むものを十一月,春分を含むものを二月,夏至を含むも のを五月,秋分を含むものを八月とする。 3.閏は2に背かない範囲で適当に配置する。 4.中気のない月でも閏月とは限らない (中気で月名が定まるものではない) ううーん、正直、無茶苦茶な感じの規則。 3,4の規則なんて規則と言ってよいものなのでしょうか? この置閏法の改訂によって1851〜1852年の間に発生した問題は、とりあえず 回避されました。冬至を含む月を十一月、春分を含む月を二月と固定したこ とであとは、余った(?)月名を月名の順番に背かないように中気を含まな い月に押し込むと、とりあえず、恰好がつきました。やれやれ。 天保暦は、1844〜1872年の間のわずか29年間しか使われず、その使命を終え た暦でしたので「暦月中に複数の中気を含む月」なんていうものは、1851年 のほかには、1870年(このときは十一月中気と十二月中気が同居)だけで、 こちらも、改訂した天保暦の置閏法で問題無く乗り切ることが出来ました。 そして、天保暦が1873年(明治6年)に現在の新暦(グレゴリオ暦)に改暦 されて、日本は旧暦時代のこうした問題とはおさらばいたしました。 のはずが・・・ ◇旧暦は私暦として生き残る 1873年以後は旧暦は、公的には姿を消してしまいましたので、これを管理す る人もなくなりました。それ以後も、民間では何となく使われ続け続けてい ます。こうした公的な暦でない暦を「私暦」などと言います。 旧暦は「私暦」として誰の管理も受けないまま、何となく現代まで生き残っ てしまいました。 誰も管理しないとは言いながら、計算の方法は判っていますし、置閏法も知 られていますから、真面目に朔望や二十四節気を計算し、置閏法を当てはめ れば、一応、その昔使われていた旧暦のようなものが出来上がります。 計算は昔と違って計算機(コンピュータ)が行ってくれるので、労力もかか らない。そんな手軽さから(?)、なかなか消滅しないのかも。 ま、「こよみのページ」でも旧暦らしき暦を公開していますから、偉そうな ことは言えないのですが。 しかし、正式にはわずか29年しか使われなかった天保暦では、全ての問題を 網羅して解決法を示しているはずはなく、希な例外が生ずる可能性は否定で きません。その希な例外が2033〜2034年の間に表れます。 1851〜1852年に出現した問題は、この問題の解決法を「決める」権限を持っ た公的な作暦者(この当時は江戸幕府の天文方)が居ましたから、例外が発 生した場合は 「この方式で対処することにする」 と公的な作暦者が決定すれば、それが「正解」になりました。 しかし、現在、私暦となった旧暦の問題に対して、「正解」を決定する権限 を持った人がいませんから、天保暦が想定しなかった例外が発生すると、正 解が判りません。というか、正解はないのです。こうなると、それぞれ勝手 に旧暦を作っている人毎に 「私はこれが正解だと思う」 となり、複数の「正解だと思われるもの」が並んでしまった。それが旧暦の 2033年問題です。 ◇2033〜2034年の間の暦月と中気の並び 本日の最後に、2033〜2034年の間の暦月と中気の並びを書いておきます。 皆さんも、それぞれに「私ならこうする」という案を考えて見て下さい。 朔の日 月大小 含まれる中気(中気の表す月名) 2033/ 7/26 大の月 処暑(七月) 2033/ 8/25 小の月 −− 2033/ 9/23 大の月 秋分(八月) 2033/10/23 大の月 霜降(九月) 2033/11/22 大の月 小雪(十月) 冬至(十一月) 2033/12/22 大の月 −− 2034/ 1/20 小の月 大寒(十二月) 雨水(正月) 2034/ 2/19 大の月 −− 2034/ 3/20 大の月 春分(二月) 2034/ 4/19 大の月 穀雨(三月) ※朔の日の日付はグレゴリオ暦に換算した日付 さて如何しましょう? 性懲りも無く「その4」につづく。 ああ、こんなはずじゃなかったのに! (『暦のこぼれ話』に取り上げて欲しい話があれば、 magazine.std@koyomi.vis.ne.jp までお願いします。) =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- ■■ 【日刊☆こよみのページ】(まぐまぐID: 0000210127) ■■ =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- ☆ご意見・ご感想・質問送付先E-mail: magazine.std@koyomi.vis.ne.jp バックナンバー参照、メルマガ登録・解除 http://koyomi8.com/cgi/magu/ ★「日刊☆こよみのページ」に広告等の掲載条件については、 http://koyomi8.com/cgi/magu/publicity_sample.htm をご覧下さい。★ ☆発行者について かわうそ@暦 (http://koyomi8.com/ こよみのページ作者)です。 プロフィール ⇒ http://koyomi8.com/msuzuki.htm ★Web こよみのページもよろしく! http://koyomi8.com/ (携帯版・今日の暦は http://koyomi8.com/i/ ) =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-