【日刊☆こよみのページ】 アーカイブ |
こよみのぺーじ |
|
|
★☆★☆★ 【日刊☆こよみのページ】2020/02/15 号 (No.4886) ★☆★☆★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼▽▼ 今日一日のデータをまとめてチェック! 一日の始まりは 『日刊☆こよみのページ』 ▲△▲ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ お早うございます。本日の暦データを配信致します。 読┃み┃物┃・┃目┃次┃ ━┛━┛━┛━┛━┛━┛ □暦のこぼれ話 ・・・ 2/15の三つの忌日 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- ◇バックナンバー閲覧と、読者登録は ⇒ http://koyomi8.com/cgi/magu/ 日刊☆こよみのページへのご意見・ご感想そして、質問などは、 ・Email magazine.std@koyomi.vis.ne.jp をご利用下さい。 ・お月様好きの方は、姉妹メルマガ「お月様のお知らせメール」もチェック ⇒ http://archive.mag2.com/0001281490/index.html ◆◇ ご支援お願いします ◇◆ 「こよみのページ」運営のための寄付をお願いしております。 詳しくはこちらをご覧下さい ⇒ http://koyomi8.com/donation.htm ◆〜日刊☆こよみのページへの広告・お知らせ等の掲載を希望なさる方は〜◆ こちらをご覧下さい ⇒ http://koyomi8.com/cgi/magu/publicity_sample.htm =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- ★ ■■■ 令和 2年 2月 15日 の暦 ■■■ ★ =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- 西暦 2020年 2月 15日 [月の] 第3週 第3土曜 [年の] 46日目 残り 321日 旧暦 1月(大) 22日 (仏滅) ユリウス通日 2458894.5 (日本時 9時の値) 暦と時節 二十四節気 立春 (2/4 〜 2/18) 七十二候 魚氷にあがる (2/14 〜 2/18) ■今日と明日の日干支と主な暦注 ◆今日(2/15)のデータ 六曜 仏滅 [ぶつめつ] 大悪日.万用ゆべからず 日干支 戊子 [つちのえね] 十二直 開 [ひらく] 小吉.造作,婚礼吉.葬式などの不浄事凶 二十八宿 氏 (※氏+一)[てい] 婚礼,移転,種まき吉.造作,着初め凶 二十七宿 尾 [び] 婚礼,開店,移転,造作吉.衣類裁断は凶 日家九星 四緑木星 [しろくもくせい] ◇主な暦注 神吉日 [かみよしにち] (神よし)とも書く.神事に吉 母倉日 [ぼそうにち] 吉日.婚姻には大吉日 天火日 [てんかにち] 棟上げ,家屋修造等凶 狼藉日 [ろうじゃくにち] 凶日 ◆明日(2/16)のデータ 六曜 大安 [たいあん] 大安吉日なり.万事よし 日干支 己丑 [つちのとのうし] 十二直 閉 [とづ] 凶.金銭収納,墓作りは吉.造作,旅行凶 二十八宿 房 [ぼう] 大吉.婚礼,旅行,神事,造作大吉 二十七宿 箕 [き] 造作大吉.財産の収蔵吉.婚礼大凶.葬式は凶 日家九星 五黄土星 [ごおうどせい] ◇主な暦注 一粒万倍日 [いちりゅうまんばいにち] 慶事、事業開始、種まき等大吉.借金は大凶 帰忌日 [きこにち] 凶日.旅行からの帰宅は特に凶 血忌日 [ちいみにち] 鍼灸,刑戮等血を見る事柄は凶 参照:http://koyomi8.com/sub/rekicyuu.htm (暦注計算) ■誕生花と花言葉 ◆今日(02/15) の誕生花 デージー(雛菊) 無邪気・控えめな美しさ エリカ 孤独 ムラサキハナナ(紫花菜) 知恵の泉 ◆明日(02/16) の誕生花 カンヒザクラ(寒緋桜) 善行 フキノトウ(蕗の薹) 待望 レンテンローズ 追憶 参照:http://koyomi8.com/cgi/today/bflower.php (今日の誕生花) ■今日の記念日 ◇涅槃会 釈迦三大法会のひとつ。釈迦の入滅した日。宗派により供養の仕方は違 うが、民間では炒り豆やあられ、団子を作って寺に詣でる。現在は月遅 れの行事とされることが多い→3/15参照 ◇春一番名付けの日 はじめて「春一番」という言葉が使われるようになったことを記念する 日。暖かい南からの強風が、春を呼ぶかのように吹くもので、気象庁が 毎年発表する。 ◇同窓会の日 懐かしい再会と感動の場である同窓会により多くの人々に参加してもら おうと、Web同窓会「この指とまれ!」などを運営する「株式会社ゆびと ま」(当時)が制定。日付は連休になる確率の高いことから毎月第3土曜 日とした。 ◇兼好忌 「徒然草」の作者として知られる歌人、随筆家の兼好法師(俗名・卜部兼 好)の1350(正平5)年の忌日。 ◇西行忌 『新古今和歌集』などで知られる平安時代の旅の歌人の忌日。 実際の命日は2月16日→2/16参照 参照:http://koyomi8.com/cgi/today/today.php (今日は何の日) ■各地の日出没 ( 計算地: 札幌/仙台/東京/大阪/岡山/福岡/那覇 ) ◆札幌 ( 2/15) 日出 6時33分(107度) 日没 17時 5分(253度) 昼 時間 10時間31分 月出 無し 月没 10時 1分(252度) 正午月齢 21.2 ・札幌 ( 2/16) 日出 6時32分(106度) 日没 17時 6分(253度) 昼 時間 10時間34分 月出 0時19分(111度) 月没 10時34分(246度) 正午月齢 22.2 ◆仙台 ( 2/15) 日出 6時27分(105度) 日没 17時14分(254度) 昼 時間 10時間46分 月出 無し 月没 10時10分(254度) 正午月齢 21.2 ・仙台 ( 2/16) 日出 6時26分(105度) 日没 17時15分(254度) 昼 時間 10時間49分 月出 0時11分(109度) 月没 10時46分(248度) 正午月齢 22.2 ◆東京 ( 2/15) 日出 6時29分(105度) 日没 17時22分(254度) 昼 時間 10時間54分 月出 無し 月没 10時19分(254度) 正午月齢 21.2 ・東京 ( 2/16) 日出 6時28分(104度) 日没 17時23分(255度) 昼 時間 10時間56分 月出 0時11分(108度) 月没 10時56分(248度) 正午月齢 22.2 ◆大阪 ( 2/15) 日出 6時44分(105度) 日没 17時40分(255度) 昼 時間 10時間56分 月出 無し 月没 10時37分(254度) 正午月齢 21.2 ・大阪 ( 2/16) 日出 6時43分(104度) 日没 17時41分(255度) 昼 時間 10時間58分 月出 0時27分(108度) 月没 11時16分(249度) 正午月齢 22.2 ◆岡山 ( 2/15) 日出 6時50分(105度) 日没 17時47分(255度) 昼 時間 10時間57分 月出 無し 月没 10時44分(254度) 正午月齢 21.2 ・岡山 ( 2/16) 日出 6時49分(104度) 日没 17時48分(255度) 昼 時間 10時間58分 月出 0時34分(108度) 月没 11時22分(249度) 正午月齢 22.2 ◆福岡 ( 2/15) 日出 7時 3分(104度) 日没 18時 2分(255度) 昼 時間 10時間59分 月出 無し 月没 11時 0分(254度) 正午月齢 21.2 ・福岡 ( 2/16) 日出 7時 2分(104度) 日没 18時 3分(255度) 昼 時間 11時間 1分 月出 0時47分(108度) 月没 11時39分(249度) 正午月齢 22.2 ◆那覇 ( 2/15) 日出 7時 5分(104度) 日没 18時22分(256度) 昼 時間 11時間17分 月出 無し 月没 11時20分(255度) 正午月齢 21.2 ・那覇 ( 2/16) 日出 7時 5分(103度) 日没 18時23分(256度) 昼 時間 11時間18分 月出 0時47分(106度) 月没 12時 3分(250度) 正午月齢 22.2 ※ 出没時刻後の()は出没方位(北:0→東:90→南:180→西:270→北:360度) 参照:http://koyomi8.com/sub/sunrise.htm (日出没計算) http://koyomi8.com/sub/moonrise.htm (月出没計算) =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- ★ ■■■ ほぼ週刊 『暦のこぼれ話』 ■■■ ★ =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- ■2/15の三つの忌日 今日の記念日データをご覧頂ければ解るとおり、2/15は有名人の忌日がいっ ぱい。いっぱいといっても三人ですが。ただその三人は誰でも知っていると いってもよいくらいの有名人です。 有名人三人の忌日が同じ日とは、何とも目出度い・・・と、記念日とはいえ 忌日なので、目出度いはないですね。失礼。 今日は三人の忌日にまつわる話を拾ってみます。 ◇涅槃会 (ねはんえ) 釈迦入滅の日とされています。この日がいつかというと諸説あるようですが BC 386年の 2月15日というのが有力なようです。 こんなふうに書くと、ではこの日付を現代の太陽暦に置き換えると何月何日 ですかという質問がやってきそうですが、この質問には早々に白旗を揚げま す。 2400年前のインドの暦がどんな仕組みで、どのくらいの精度で、またどれく らいきちんと管理されていたのかなんていう問題は、もう五里霧中です。 では仏教が伝来して、涅槃会などを執り行うようになった時に先人達は、こ うした暦の違いをどう解決したのかというと、答えは、 気にしなかった です。暦の違いなど気にせず(気づかず?)2/15は2/15で、そのまま使いま した。新暦に変わった後もこの先人の大らかさを見習って、そのまま2/15と すれば良かったのに、この行事は「旧暦の日付」でないといけないと思って いる方が多いらしく、旧暦や月遅れの2/15に法要を行うところもあるようで す。不思議ですね。 日本でいわゆる旧暦が使われるようになる遙か以前に入滅しているお釈迦様 が、後の世で使われる暦を知っているはずはないでしょうに。お釈迦様ほど の方なら何でもお見通しなのかもしれませんが、それなら、もう少し先の新 暦の時代まで見通してくれたかもしれないのに・・・。おっと脱線してしま いました。軌道修正。 ちなみに、釈迦入滅の日は2/15を旧暦の2/15と考えると、その六曜は仏滅に なります。あら、やっぱり仏滅は仏様が亡くなったときだったんですね、と 言いたい所ですが、この話は眉唾。日本に六曜が伝えられてきた時には残念 ながら六曜に「仏滅」なんて言葉はありませんでした。仏滅に近そうな、そ れらしい日として「空亡」というものがありましたが、空亡と仏滅では六曜 の中の順番が異なるので2/15は空亡にはなりません。残念無念。 仏様の入滅が2/15なら、その日を縁起の悪いものになるようにしようとして 「仏滅」なんて言葉を発明して加えたのではないでしょうか。つまり後付な んです。こんな仏滅なんかに振り回されないようにしたいものです(あ、ま た話が脱線している)。 ◇西行忌 (さいぎょうき) 実は翌日の2/16も行忌です。亡くなった日付は文治6年(AD1190)2月16日なの で、明日の方が、忌日らしい忌日ですが、2/15も西行忌と言うようになった のは西行の生前の願いを叶えてあげるためなのです。西行といえば、 願はくは花の下にて春死なむ そのきさらぎの望月の頃 の歌がことに有名。西行といえば桜と言われるほど桜を愛した歌人が、その 桜の花の咲く頃、その下で死にたい。それは、きさらぎ(如月・二月)の望 月(十五夜)の頃。 ただ桜の花の咲く時期なら「春如月の頃」でよいはずですが、「きさらぎの 望月の頃」とわざわざ限定しています。これは、西行が仏門にあったと考え ると理由がわかります。釈迦入滅と同じ日に自分も死にたいという二重の願 いが「きさらぎの望月の頃」に込められているのです。 そのため、実際に亡くなったのは16日でも、願いのとおり2月15日を忌日とし たというわけです。こうして二つの西行忌が出来てしまいました。 ◇兼好忌 (けんこうき) 西行から遅れること 160年。正平5年(AD1350)2月15日が徒然草で有名な兼好 法師が亡くなったとされる日です(この2年後も存命であったという説もあ りますが・・・)。 こちらには西行のような「ドラマチックな話題」はありませんが、代わって 面倒くさい話が一つ。それは元号の話。 兼好が亡くなったとされる正平 5年は西暦では1350年ですが、この1350年に 当たる元号はと調べると AD1350年 = 正平五年 = 貞和六年 = 観応元年 まず、この時代は南北朝時代なので南朝と北朝の二つの元号がある。この区 分で言うと、 南朝 ・・・ 正平 北朝 ・・・ 貞和、観応 なぜ北朝に二つの元号があるかというと、貞和は六年まで。そしてAD1350は 貞和六年。そしてこの貞和六年は途中改元が為されて、観応元年に。 昔の伝統では年の途中に改元が為されると、その年の初めまで遡って元号を かえるので、歴史的には貞和六年という年が確かにあっても暦的にはこの年 は観応元年と扱われます。 昨年、2019年には年の途中に改元が行われ、 2019年4月30日 = 平成31年4月30日 2019年5月 1日 = 令和元年5月 1日 となりましたが、昔の方式では改元が5月に行われても1月1日までさかのぼ って新しい元号となったと見なしていたのでした。ややこしいですね。 まあ、重箱の隅をほじくるような話ではあるのですが。 こぼれ話なのでついでにもう一つ。 兼好法師というと普通は「吉田兼好」と呼ぶことが多いのですが、ご本人は 「卜部兼好(うらべかねよし)」でした。 生家、卜部家が京都吉田神社の神官の家系で、子孫が吉田姓を名乗ったため 後世「吉田兼好」と呼ばれるようになりましたが、何せこれは後世の話です から、本人が「吉田」を名乗ったことはないはずです。 最後は、全く暦と無関係の、こぼれ話でした。 (『暦のこぼれ話』に取り上げて欲しい話があれば、 magazine.std@koyomi.vis.ne.jp までお願いします。) =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- ■■ 【日刊☆こよみのページ】(まぐまぐID: 0000210127) ■■ =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- ☆ご意見・ご感想・質問送付先E-mail: magazine.std@koyomi.vis.ne.jp バックナンバー参照、メルマガ登録・解除 http://koyomi8.com/cgi/magu/ ★「日刊☆こよみのページ」に広告等の掲載条件については、 http://koyomi8.com/cgi/magu/publicity_sample.htm をご覧下さい。★ ☆発行者について かわうそ@暦 (http://koyomi8.com/ こよみのページ作者)です。 プロフィール ⇒ http://koyomi8.com/msuzuki.htm ★Web こよみのページもよろしく! http://koyomi8.com/ (携帯版・今日の暦は http://koyomi8.com/i/ ) =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-