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★☆★☆★ 【日刊☆こよみのページ】2020/07/21 号 (No.5043) ★☆★☆★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼▽▼ 今日一日のデータをまとめてチェック! 一日の始まりは 『日刊☆こよみのページ』 ▲△▲ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ お早うございます。本日の暦データを配信致します。 読┃み┃物┃・┃目┃次┃ ━┛━┛━┛━┛━┛━┛ □暦のこぼれ話 ・・・ 土用の鰻の起源説? □隅掘り隊通信 □埋め草の記 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- ◇バックナンバー閲覧と、読者登録は ⇒ http://koyomi8.com/cgi/magu/ 日刊☆こよみのページへのご意見・ご感想そして、質問などは、 ・Email magazine.std@koyomi.vis.ne.jp をご利用下さい。 ・お月様好きの方は、姉妹メルマガ「お月様のお知らせメール」もチェック ⇒ http://archive.mag2.com/0001281490/index.html ◇「こよみのページ」のツイッター ・https://twitter.com/k_koyomi (こよみのページのメイン) ◆◇ ご支援お願いします ◇◆ 「こよみのページ」運営のための寄付をお願いしております。 詳しくはこちらをご覧下さい ⇒ http://koyomi8.com/donation.htm ◆~日刊☆こよみのページへの広告・お知らせ等の掲載を希望なさる方は~◆ こちらをご覧下さい ⇒ http://koyomi8.com/cgi/magu/publicity_sample.htm =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- ★ ■■■ 令和 2年 7月 21日 の暦 ■■■ ★ =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- 西暦 2020年 7月 21日 [月の] 第4週 第3火曜 [年の] 203日目 残り 164日 旧暦 6月(小) 1日 (赤口) ユリウス通日 2459051.5 (日本時 9時の値) 暦と時節 二十四節気 小暑 (7/7 ~ 7/21) 七十二候 鷹技を習う (7/17 ~ 7/21) 土用 (7/19 ~ 8/6) ■祝日・節入日・候入日・雑節等 新月 朔。月と太陽の黄経差が0°となる日。 旧暦ではこの日が暦月の朔日となる。 ■今日と明日の日干支と主な暦注 ◆今日(7/21)のデータ 六曜 赤口 [しゃっく] 悪日.万事忌む.但し昼時は障りなし 日干支 乙丑 [きのとのうし] 十二直 破 [やぶる] 大凶.訴訟,交渉事は吉.造作,移転,慶事凶 二十八宿 觜 [し] 入学のみ吉.造作を行えば家財を失う 二十七宿 鬼 [き] 最大吉.万事に大吉.鬼宿日と呼ばれる 日家九星 八白土星 [はっぱくどせい] ◇主な暦注 天恩日 [てんおんにち] 慶事に大吉日.凶事は慎むこと 神吉日 [かみよしにち] (神よし)とも書く.神事に吉 五墓 [ごむ] 土を動かすこと凶 十死日 [じゅうしにち] 天殺日ともいう.受死日に次ぐ凶日 ◆明日(7/22)のデータ 六曜 先勝 [せんがち] 朝~昼は障りなし.昼過ぎ~夕は悪い 日干支 丙寅 [ひのえとら] 十二直 危 [あやぶ] 大凶.酒造りだけは吉.他は全て凶 二十八宿 参 [しん] 蓄財,養子縁組み,造作,遠出吉 二十七宿 柳 [りゅう] 造作に凶.葬儀を行えば不幸が重なる 日家九星 七赤金星 [しちせききんせい] ◇主な暦注 天恩日 [てんおんにち] 慶事に大吉日.凶事は慎むこと 参照:http://koyomi8.com/sub/rekicyuu.htm (暦注計算) ■誕生花と花言葉 ◆今日(07/21) の誕生花 ヤマユリ(山百合) 純潔・荘厳 ネムノキ(合歓木) 歓喜 ノコギリソウ(鋸草) 戦い ◆明日(07/22) の誕生花 ペチュニア 心が安らぐ バジル 神聖・好意 ミント(西洋薄荷) 美徳・効能 参照:http://koyomi8.com/cgi/today/bflower.php (今日の誕生花) ■今日の記念日 ◇土用丑の日 鰻の蒲焼きで知られる土用丑の日。夏の土用の期間の丑の日に精の付く 食べ物を食べる風習がある。土用丑の日と鰻が今のように密接に結びつ いたのは平賀源内が鰻屋のために書いた客寄せの言葉からと言われる。 ◇破防法公布記念日 1952年(昭和27年)のこの日、「破壊活動防止法」(破防法)が公布・施 行され、同時に公安調査庁がスタートした。 ◇自然公園の日 「自然公園法」が制定された日(1957(昭和32)年)を記念したもの。 ◇大師縁日 弘法大師の忌日。真言宗の縁日となっている(毎月21日) ◇神前結婚記念日 1900年(明治33年)のこの日、東京・日比谷大神宮(東京大神宮)で2組の結 婚式が行われた。これが日本初の神前結婚式となり、それを記念して設 けられた。それまで、日本では結婚式を神前で行う風習一般的にはなく 家庭で行われていた。 参照:http://koyomi8.com/cgi/today/today.php (今日は何の日) ■各地の日出没 ( 計算地: 札幌/仙台/東京/大阪/岡山/福岡/那覇 ) ◆札幌 ( 7/21) 日出 4時14分( 60度) 日没 19時 8分(299度) 昼 時間 14時間54分 月出 4時16分( 58度) 月没 19時46分(299度) 正午月齢 0.4 ・札幌 ( 7/22) 日出 4時15分( 60度) 日没 19時 7分(299度) 昼 時間 14時間52分 月出 5時26分( 62度) 月没 20時26分(294度) 正午月齢 1.4 ◆仙台 ( 7/21) 日出 4時29分( 62度) 日没 18時56分(297度) 昼 時間 14時間27分 月出 4時34分( 60度) 月没 19時34分(297度) 正午月齢 0.4 ・仙台 ( 7/22) 日出 4時30分( 63度) 日没 18時55分(296度) 昼 時間 14時間25分 月出 5時41分( 64度) 月没 20時17分(292度) 正午月齢 1.4 ◆東京 ( 7/21) 日出 4時40分( 63度) 日没 18時54分(296度) 昼 時間 14時間14分 月出 4時46分( 61度) 月没 19時32分(296度) 正午月齢 0.4 ・東京 ( 7/22) 日出 4時41分( 64度) 日没 18時53分(295度) 昼 時間 14時間12分 月出 5時53分( 65度) 月没 20時16分(292度) 正午月齢 1.4 ◆大阪 ( 7/21) 日出 5時 0分( 64度) 日没 19時 8分(295度) 昼 時間 14時間 9分 月出 5時 7分( 62度) 月没 19時47分(296度) 正午月齢 0.4 ・大阪 ( 7/22) 日出 5時 0分( 64度) 日没 19時 8分(295度) 昼 時間 14時間 7分 月出 6時13分( 65度) 月没 20時31分(291度) 正午月齢 1.4 ◆岡山 ( 7/21) 日出 5時 6分( 64度) 日没 19時15分(295度) 昼 時間 14時間 8分 月出 5時14分( 62度) 月没 19時53分(295度) 正午月齢 0.4 ・岡山 ( 7/22) 日出 5時 7分( 64度) 日没 19時14分(295度) 昼 時間 14時間 7分 月出 6時20分( 65度) 月没 20時38分(291度) 正午月齢 1.4 ◆福岡 ( 7/21) 日出 5時23分( 64度) 日没 19時26分(295度) 昼 時間 14時間 4分 月出 5時31分( 62度) 月没 20時 6分(295度) 正午月齢 0.4 ・福岡 ( 7/22) 日出 5時24分( 64度) 日没 19時26分(295度) 昼 時間 14時間 2分 月出 6時37分( 66度) 月没 20時50分(291度) 正午月齢 1.4 ◆那覇 ( 7/21) 日出 5時49分( 66度) 日没 19時22分(293度) 昼 時間 13時間33分 月出 6時 0分( 64度) 月没 20時 1分(293度) 正午月齢 0.4 ・那覇 ( 7/22) 日出 5時50分( 66度) 日没 19時22分(293度) 昼 時間 13時間32分 月出 7時 3分( 67度) 月没 20時49分(289度) 正午月齢 1.4 ※ 出没時刻後の()は出没方位(北:0→東:90→南:180→西:270→北:360度) 参照:http://koyomi8.com/sub/sunrise.htm (日出没計算) http://koyomi8.com/sub/moonrise.htm (月出没計算) =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- ★ ■■■ ほぼ週刊 『暦のこぼれ話』 ■■■ ★ =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- ■土用の鰻の起源説? 本日7/21は土用丑の日(2020年は)。 本来であれば、 本日は土用丑の日。 酷暑の時期を乗り切るために滋養豊富なウナギを・・・ といった書き出しで話を始めたいところなのですが、皆さん、どうです? 暑いですか。 東京では、昨日今日はやっと「暑い?」と思えるくらいにはなったのですが まだ「酷暑」と言えるほどではないので、今ひとつ土用丑の日の話を書きに くい感じではあります。 まあ、そうは言いながら、比較的広く受け入れられている年中行事の一つで しょうから、採り上げておきましょう。気分だけでも「酷暑の夏」です。 ◇夏やせには鰻 土用の丑の日には鰻という話となると必ず採り上げられるのが万葉集の大伴 家持の和歌、 石麻呂に吾物申す夏痩せに吉しと云ふ物ぞむなぎ取り食せ というのが有ります。「むなぎ」は鰻のこと。 きっと夏痩せしてしまった石麻呂という人に、夏痩せには鰻がいいというよ、 とってきて食べなさいと言った意味ですね。 万葉集に登場するくらいですから、精力のつく食べ物としての鰻の歴史は大 変古いようです。 ちなみに「むなぎ」とは、鰻の胸(腹)が薄黄色で有ることから、 「胸黄(むなぎ)」 → 「鰻(うなぎ)」 となった、鰻の語源だと云われています。 天然物は確かに腹が薄黄色ですから、なるほどなと納得です。 ◇土用の丑の日に鰻の始まり 土用の丑の日に鰻を食べるという習慣は江戸においては「安永・天明の頃よ り起こる《明和誌》」と有ります。安永・天明の頃というとAD1764~1781年 頃と言うことになりますから、ざっと 250年程前からです。案外新しい行事 という気もします。 ・土用丑の日と鰻の組み合わせ・・・春木屋説 神田の春木屋善兵衛という鰻屋に、どこぞの殿様から大量の鰻の蒲焼きの注 文がやって来ました。とても一日で焼けるような分量ではないので三日間焼 き続けて納入することにし、「子・丑・寅」の三日間焼き続け、焼き上がっ た蒲焼きは床下の甕の中に保存しました。 さて、いざ殿様へ納入という段になって甕から出してみると、子と寅の日に 焼いた鰻は傷んでおり、丑の日に焼いた物だけが状態が良かったということ で、それ以来「鰻を焼くのは丑の日」と云うことになったという由来説が江 戸買物独案内という本に書かれています。 しかしこれはあまりに作為的という気がします。だいたい三日かけないと焼 けないほどの大量の注文を一つの店で受けるのはおかしい。結果的に子・寅 の日に焼いた蒲焼きは傷んでいたわけで、そんな物まで納入されたら食中り してしまいます。かといって、丑の日の分だけ納入したら注文分の 1/3しか ないのですから、これだって違約ということになってしまいます。 どっちにしたって春木屋さんはただでは済みませんね。 まあ、その注文主が「どこぞの殿様」とはっきりしない段階で眉唾かな? ・土用丑の日と鰻の組み合わせ・・・平賀源内説 食欲の減退する猛暑の時期、こんな時に脂っこい鰻は勘弁と敬遠されて困っ ていた鰻屋が江戸末期の万能学者として有名な平賀源内に何とかならないか と知恵を借りに行ったところ、源内先生が一計を案じて、 「本日土用の丑」 と大書して鰻屋の前に張り紙をしたところ、これが評判になって大繁盛した ことが始まりであるという説があります。 この説はいろいろな本に、「土用の丑の日の鰻」の始まりとして採り上げら れる説なのですが、なぜ「本日土用の丑」と書いただけで繁盛したのかとい う謎が残ってしまいませんか? この謎については、私は、 a.鰻屋に「本日土用丑の日」とあるので、鰻を食べろと云うことだと思う b.土用の丑の日になぜ鰻なのかは判らないが、判らないと知られるのは恥 ずかしいので、判らないとは言わない c.判らないけど、土用の丑の日には鰻を食べるものらしい d.そんなのあたりまえだと、知ったかぶりしてここは買うしかない と知ったかぶり&見栄っ張りな江戸っ子が考えるのを予想した巧みな宣伝だ ったのではないかと考えていますが、さて本当はどうなのでしょうね? 源 内さんに尋ねてみたいところです。 ・土用丑の日と鰻の組み合わせ・・・五行説による呪術説 夏の土用は、五行説では「火気」の夏と「土気」の土用が「火生土(火土を 生ず)」という関係にあって、火の気が異常に強まってしまう時期(つまり 暑すぎる時期)と言うことです。強すぎる火の気は迷惑(暑すぎる)ので、 これを抑える必要がある。火気を抑えるものはといえば水気(「水剋火(水 は火に剋(か)つ」)。 そこで、水気を導入するために、この期間の水気の日である「丑の日」(丑 は十二支の分類では水気)を用いて強すぎる火気を抑えるという呪術的な行 事だという説が有ります。 水気は色は「黒(玄)」。 鰻は魚ですから水気の象徴でありかつその色は黒と言うことで、火気を抑え る水気の象徴としてピッタリ。 また、夏ばて防止の精の付く食べ物として知られていたこともあって、これ が取り入れられたものだというのです。 こうして、水気の丑の日に、水気を象徴するような様々な物を配して懸命に 火気を押さえ込んだのが「土用丑の日」という説です。こちらは少々理屈っ ぽい話なのですが、うなずけるところもあります。 さて皆さんはどの由来説がお好み? どの由来が正しいとしても、日本中で鰻が大量に蒲焼きにされることだけは 間違いないので、鰻にとっては迷惑な日です。 それはそうと、精をつけないと乗り越えられないほどの暑い夏は、いったい いつやってくるのかな? (『暦のこぼれ話』に取り上げて欲しい話があれば、 magazine.std@koyomi.vis.ne.jp までお願いします。) =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- ★ ■■■ 連絡&お知らせコーナー ■■■ ★ =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- ■隅掘り隊通信 (誤字脱字のご連絡は magazine.std@koyomi.vis.ne.jp まで) ◇7/20号、埋め草の記 > 武漢肺炎の【流向が】無かったら →武漢肺炎の【流行が】無かったら ⇒星空ライダー隊員、サガ隊員からの報告でした。 隊員の皆さん、報告有り難うございました。またの活躍を期待します。 ■埋め草の記 (「編集後記」のようなもの) 「寒くない?」 会話の間にそんな言葉が度々出てしまっていた昨今なので すが、昨日は梅雨の晴れ間が拡がって、ようやく夏らしい日となりました。 もっとも、まだまだ「真夏」とは言えませんでしたが。 さて、夏らしい日に花を添えてくれたのが、蝉の声でした。 私にとっては蝉の初音となりました。 昼頃でしょうか、換気のためにと指導されて少しだけ開いた窓の隙間から蝉 の声が聞こえてきました。 お、蝉だ とやっと気づくくらいで、まだまだ控えめな蝉の声ですが、この蝉たちにも 精をつけてもらって、もっと大きな声で鳴いてくれる夏が来るといいなと思 っています。 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- ■■ 【日刊☆こよみのページ】(まぐまぐID: 0000210127) ■■ =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- ☆ご意見・ご感想・質問送付先E-mail: magazine.std@koyomi.vis.ne.jp バックナンバー参照、メルマガ登録・解除 http://koyomi8.com/cgi/magu/ ★「日刊☆こよみのページ」に広告等の掲載条件については、 http://koyomi8.com/cgi/magu/publicity_sample.htm をご覧下さい。★ ☆発行者について かわうそ@暦 (http://koyomi8.com/ こよみのページ作者)です。 プロフィール ⇒ http://koyomi8.com/msuzuki.htm ★Web こよみのページもよろしく! http://koyomi8.com/ (携帯版・今日の暦は http://koyomi8.com/i/ ) =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-