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★☆★☆★ 【日刊☆こよみのページ】2023/11/25 号 (No.6265) ★☆★☆★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼▽▼ 今日一日のデータをまとめてチェック! 一日の始まりは 『日刊☆こよみのページ』 ▲△▲ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ お早うございます。本日の暦データを配信致します。 読┃み┃物┃・┃目┃次┃ ━┛━┛━┛━┛━┛━┛ □暦のこぼれ話 ・・・ 「南斗と北斗」にまつわる雑話 □埋め草の記 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- ◇バックナンバー閲覧と、読者登録は ⇒ http://koyomi8.com/cgi/magu/ 日刊☆こよみのページへのご意見・ご感想そして、質問などは、 ・Email magazine.std@koyomi.vis.ne.jp をご利用下さい。 ・お月様好きの方は、姉妹メルマガ「お月様のお知らせメール」もチェック ⇒ https://www.mag2.com/m/0001281490 ◇「こよみのページ」の公式ツイッター https://twitter.com/k_koyomi 非公式ツイッター https://twitter.com/k_koyomi37 もよろしく! ◆◇ ご支援お願いします ◇◆ 「こよみのページ」運営のための寄付をお願いしております。 詳しくはこちらをご覧下さい ⇒ http://koyomi8.com/donation.html ◆~日刊☆こよみのページへの広告・お知らせ等の掲載を希望なさる方は~◆ こちらをご覧下さい⇒ http://koyomi8.com/cgi/magu/publicity_sample.html =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- ★ ■■■ 令和 5年 11月 25日 の暦 ■■■ ★ =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- 西暦 2023年 11月 25日 [月の] 第4週 第4土曜 [年の] 329日目 残り 37日 旧暦 10月(大) 13日 (仏滅) ユリウス通日 2460273.5 (日本時 9時の値) 暦と時節 二十四節気 小雪 (11/22 ~ 12/6) 七十二候 虹隠れて見えず (11/22 ~ 11/26) ■今日と明日の日干支と主な暦注 ◆今日(11/25)のデータ 六曜 仏滅 [ぶつめつ] 大悪日.万用ゆべからず 日干支 丁亥 [ひのとのい] 十二直 建 [たつ] 中吉.柱立,事業開始,婚礼吉.屋敷内土動凶 二十八宿 女 [じょ] 髪すきなどを除き凶.葬式は大凶 二十七宿 昴 [ぼう] 神仏祈願,大工仕事の始め,造作吉 日家九星 一白水星 [いっぱくすいせい] ◇主な暦注 三隣亡 [さんりんぼう] 棟上げ,土起こし等大凶.三輪宝の誤記か? 大明日 [だいみょうにち] 大吉日 血忌日 [ちいみにち] 鍼灸,刑戮等血を見る事柄は凶 重日 [じゅうにち] 慶事ますます吉,凶事ますます凶 ◆明日(11/26)のデータ 六曜 大安 [たいあん] 大安吉日なり.万事よし 日干支 戊子 [つちのえね] 十二直 除 [のぞく] 小吉.種まき,医療吉.婚礼,土動かし凶 二十八宿 虚 [きょ] 入学吉.造作,相談ごと大凶 二十七宿 畢 [ひつ] 神事,祭礼,造作,不動産取得吉.婚礼は凶 日家九星 九紫火星 [きゅうしかせい] ◇主な暦注 神吉日 [かみよしにち] (神よし)とも書く.神事に吉 参照:http://koyomi8.com/sub/rekicyuu.html (暦注計算) ■誕生花と花言葉 ◆今日(11/25) の誕生花 エリカ 孤独 パンパスグラス(白金葭) 風格,歳月 パボニア 慎重 ◆明日(11/26) の誕生花 シャコバサボテン(蝦蛄葉サボテン) 美しいながめ マネッチア たくさん話しましょう アイビーゼラニウム 真実の愛情 参照:http://koyomi8.com/cgi/today/bflower.php (今日の誕生花) ■今日の記念日 ◇天神縁日 天神様の縁日(毎月25日) ◇OLの日 働く女性の異業種間交流サークル「OLネットワークシステム」が1994年 (平成6年)に制定。 ◇ハイビジョンの日 郵政省、NHKなどがハイビジョン(高品位テレビ)の普及を図るために設 けた日。ハイビジョンの走査線の数が1125本のため、11月25日としたも ので、1987年(昭和62年)に制定している。 ◇女性に対する暴力廃絶のための国際デー 1999(平成11)年12月17日の国連総会で制定。国際デーの一つ。 1961(昭和36)年、ドミニカ共和国の政治活動家であったミラバル3姉妹が ドミニカの支配者ラファエル・トルヒジョの命令により惨殺されました。 ◇松葉ガニの日 (11月第4土曜日) (以下にも多数の記念日有り。続きは↓のサイトでどうぞ) 参照:http://koyomi8.com/cgi/today/today.php (今日は何の日) ■各地の日出没 ( 計算地: 札幌/仙台/東京/大阪/岡山/福岡/那覇 ) ◆札幌 (11/25) 日出 6時38分(117度) 日没 16時 4分(242度) 昼 時間 9時間26分 月出 14時37分( 70度) 月没 3時50分(285度) 正午月齢 11.7 ・札幌 (11/26) 日出 6時39分(118度) 日没 16時 4分(241度) 昼 時間 9時間24分 月出 15時 4分( 62度) 月没 5時 6分(294度) 正午月齢 12.7 ◆仙台 (11/25) 日出 6時27分(115度) 日没 16時19分(244度) 昼 時間 9時間52分 月出 14時47分( 71度) 月没 3時45分(284度) 正午月齢 11.7 ・仙台 (11/26) 日出 6時28分(116度) 日没 16時18分(243度) 昼 時間 9時間50分 月出 15時18分( 64度) 月没 4時56分(292度) 正午月齢 12.7 ◆東京 (11/25) 日出 6時26分(115度) 日没 16時30分(244度) 昼 時間 10時間 4分 月出 14時56分( 72度) 月没 3時46分(283度) 正午月齢 11.7 ・東京 (11/26) 日出 6時26分(115度) 日没 16時29分(244度) 昼 時間 10時間 3分 月出 15時29分( 65度) 月没 4時56分(291度) 正午月齢 12.7 ◆大阪 (11/25) 日出 6時40分(114度) 日没 16時49分(245度) 昼 時間 10時間 9分 月出 15時15分( 72度) 月没 4時 2分(283度) 正午月齢 11.7 ・大阪 (11/26) 日出 6時41分(114度) 日没 16時49分(244度) 昼 時間 10時間 8分 月出 15時49分( 65度) 月没 5時12分(291度) 正午月齢 12.7 ◆岡山 (11/25) 日出 6時46分(114度) 日没 16時56分(245度) 昼 時間 10時間 9分 月出 15時22分( 72度) 月没 4時 9分(283度) 正午月齢 11.7 ・岡山 (11/26) 日出 6時47分(114度) 日没 16時55分(245度) 昼 時間 10時間 8分 月出 15時56分( 65度) 月没 5時18分(291度) 正午月齢 12.7 ◆福岡 (11/25) 日出 6時58分(114度) 日没 17時12分(245度) 昼 時間 10時間14分 月出 15時38分( 72度) 月没 4時23分(283度) 正午月齢 11.7 ・福岡 (11/26) 日出 6時59分(114度) 日没 17時12分(245度) 昼 時間 10時間13分 月出 16時13分( 66度) 月没 5時31分(291度) 正午月齢 12.7 ◆那覇 (11/25) 日出 6時54分(112度) 日没 17時38分(247度) 昼 時間 10時間43分 月出 15時59分( 73度) 月没 4時26分(282度) 正午月齢 11.7 ・那覇 (11/26) 日出 6時55分(112度) 日没 17時37分(247度) 昼 時間 10時間42分 月出 16時39分( 67度) 月没 5時29分(289度) 正午月齢 12.7 ※ 出没時刻後の()は出没方位(北:0→東:90→南:180→西:270→北:360度) 参照:http://koyomi8.com/sub/sunrise.htm (日出没計算) http://koyomi8.com/sub/moonrise.htm (月出没計算) =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- ★ ■■■ ほぼ週刊 『暦のこぼれ話』 ■■■ ★ =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- ■「南斗と北斗」にまつわる雑話 冬の入り口の季節となり、日が落ちる時間が早くなりました。 その上、空が澄んできたためなのでしょうか、日が落ちてから空が暗くなる までの時間も短くなっている気がします(日が落ちる直前から既に薄暗く感 じるくらいかな?)。 この辺りの現在の日没の時刻は16:50頃。昨日、17時頃に外に出ると、辺り は既に暗くて、空には星が出ていました。 西の空には、はくちょう座やわし座、こと座そしていて座などの夏の代表的 な星座が見えていました。冬の初めに夏の代表的な星座を眺めているという のも可笑しなものだななんて思っておりました。 いて座は大分地平線に近いところにありましたが、空気は澄んでいるしこの 辺りはドンと田舎で、地平線付近まで空は暗いのため、いて座の一部を形作 る南斗六星もはっきりと見ることが出来ました。 南斗六星は柄杓の水を入れる部分(「合」というらしい)を伏せた形で寝そ べっている感じでした。南斗六星を見たところでふと 北斗七星は見えているかな? と思って北の方に目を転じると在りました。 北斗七星も間もなく沈もうとするところで、こちらは地平線に「合」の部分 を上に向けて横たえた感じ。南斗六星とはちょうど反対の状態でした。 南斗六星は南西に、北斗七星は北西(北北西?)に、太陽の沈んだ辺りを挟 んで地平線に寝そべった姿で見えていました。 ただそれだけのことでしたが、北斗七星と南斗六星の二人が寝そべる姿を見 て、この二人にまつわる話を一つ思い出しましたので、その話を採り上げて みることにしました(「暦のこぼれ話」じゃないな・・・)。 ◇北斗七星と南斗六星にまつわる話 「斗」は元々は酒を汲むための柄杓のような道具の呼び名。北斗七星の柄杓 型の並びを思い出してもらえば、「北斗」の名が付いたのも頷けると思いま す。北斗があればありそうなのが南斗ですが、本当に南斗と呼ばれる星もあ ります。それが南斗六星(なんとろくせい)。現在なじみのある星座で言え ば、射手座の弓の部分に当たる星です。 南斗六星は古代中国の星座で言えば「斗」という星座。 月の位置から季節の動きを読み取るために使われた二十八宿の一つ「斗宿」 に当たります。 この北斗七星と南斗六星にまつわる面白い話があります。この話は日本でも よく読まれている(?)三国志演義に登場する管輅(かんろ)という「卜占 神のごとし」と呼ばれた占いの名手の話です。 ある時、この占いの名手である管輅が田仕事をしている若者に目をとめまし た。管輅が彼の年齢を尋ねると「十九歳」という答えが返ってきました。そ の答えを聞いて管輅はため息をつき 「かわいそうだが、君の寿命は間もなく尽きる」 と言いました。 言われた若者はビックリ、どうにか命を永らえる方法はないかと管輅に尋ね ると、管輅はしばらく思案した後に「あるとすれば・・・」と次の秘策を授 けました。 「明日、南山の麓の大きな桑の木の下で老人が二人碁を打っている。上 等の酒一樽、鹿肉一塊を持って出かけ、ただ黙ってその酒と肉を二人 に勧めなさい。くれぐれも口をきいてはならない。」 若者は翌日、言われたとおり酒と鹿肉を用意して南山にに出かけると、麓の 大桑の木の下で夢中になって碁を打つ老人二人を見つけました。若者が二人 に近づき、その傍らにそっと酒と肉を置くと、二人は何も言わず、酒と肉に 手を付けました。しばらくして、碁の勝負が一段落すると老人たちがやっと 若者の存在に気が付き、北の方に座るの老人が 「そんなことをしても、おまえの寿命は決まっている。どうにもならん」 といいました。すると南に座る老人が取りなすように 「そうは言っても、酒と肉に手を付けて何もしないわけには行くまい」 と言って、その懐から一冊の帳簿を取り出しページをめくりました。帳簿の 中に若者の名前と、その後に「十九歳」と書き込みがありました。 「なるほど、これを延ばして欲しいというわけだな」 と南の老人はつぶやき、暫し思案した後で「十九歳」の前に「九」という文 字を書き加えて「九十九歳」に変更しました。そして 「管輅には、軽々しく天機を漏らすなと言っておけ」 というと、老人たちは鶴に姿を変えて飛び去ってしまいました。 南山から帰ってきた若者の顔を見た管輅は 「どうやら上手くいったようだ」 といいました。若者がその日の出来事を語ると管輅は 「北側の老人は北斗七星の精で人の死を、 南側の老人は南斗六星の精で人の生を司っている。 お前の寿命は十九歳であったが、見所があるお前が若死にするのは不憫に 思え、つい余計なことをしてしまったというわけだ。」 とこれまでの出来事の意味を教えてくれました。 北斗は死を、南斗は生をという考えは、北は植物の枯れ尽きる冬を、南は生 命を育む夏(太陽)を連想させるところからの対比でしょうか。 また北斗も南斗もいずれも暦と関係があり、時を計るために使われた星座で すから、その点から人の寿命を計る神を考えついたのかも。そういえば星座 の名の元となった「斗」は酒を汲む道具である一方、酒の量を量る道具でも あるあります。二重の意味でものを計(量)る星座といえますね。 本日紹介した話は三国志演義に登場します。三国志演義は史実ではなく小説 ですが、中国の民衆には広く親しまれたもの。この北斗と南斗の話が書かれ たのは民衆の間に 「北斗と南斗・死と生」 を連想をする土壌があったからなのでしょうね。 昨晩、地平線に寝そべった南斗六星と北斗七星を見て、ふとこんな話を思い 出してしまいました。そろそろ自分の寿命が気になってきたからかな? そういえば、南斗六星と北斗七星の間には大きな木があったな。あれが桑の 木だったら、お酒と鹿肉(幸いこの辺りには野生の鹿がいっぱいいる)を用 意して今日にでも出かけるところですが、残念ながらあの大きな木はクヌギ の木。多分、碁を打つ老人は見つからないでしょうね。 (『暦のこぼれ話』に取り上げて欲しい話があれば、 magazine.std@koyomi.vis.ne.jp までお願いします。) =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- ★ ■■■ 連絡&お知らせコーナー ■■■ ★ =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- ■埋め草の記 (「編集後記」のようなもの) ◇柄杓の各部の名前 本日の暦のこぼれ話(本当に「暦」と関係しているのか?)を書く途中で困 ったことがありました。北斗七星や南斗六星の姿を説明するにあたって、柄 杓の水をくむ部分の名前を書こうと思ったのですが、名前がわからなかった のでした。 柄杓の持つ部分は柄でよいでしょう(細かく分けると違うみたいですが)が 水をくむ部分は・・・。調べたら「合(ごう)」と言うのだそうな。知らな かった。辞書で「柄杓」を引いたら図入りで 合・月形・螻蛄首・しのぎ・節・切止め と各部の名前が書かれていました。う~~ん、知らない名前が多いこと。 身の回りのものの名前って、案外知らないものなんだ。柄杓の各部の名前な んて、茶道でもしなければまず意識することもないでしょうからね。 今回は北斗・南斗の柄杓の説明のおかげで一つ賢くなることが出来ました。 ま、知ったからって使う場面はほぼ無いでしょうけれどね。 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- ■■ 【日刊☆こよみのページ】(まぐまぐID: 0000210127) ■■ =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- ☆ご意見・ご感想・質問送付先E-mail: magazine.std@koyomi.vis.ne.jp バックナンバー参照、メルマガ登録・解除 http://koyomi8.com/cgi/magu/ ★「日刊☆こよみのページ」に広告等の掲載条件については、 http://koyomi8.com/cgi/magu/publicity_sample.htm をご覧下さい。★ ☆発行者について かわうそ@暦 (http://koyomi8.com/ こよみのページ作者)です。 プロフィール ⇒ http://koyomi8.com/msuzuki.htm ★Web こよみのページもよろしく! http://koyomi8.com/ (携帯版・今日の暦は http://koyomi8.com/i/ ) =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-