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★☆★☆★ 【日刊☆こよみのページ】2024/03/03 号 (No.6364) ★☆★☆★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼▽▼ 今日一日のデータをまとめてチェック! 一日の始まりは 『日刊☆こよみのページ』 ▲△▲ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ お早うございます。本日の暦データを配信致します。 読┃み┃物┃・┃目┃次┃ ━┛━┛━┛━┛━┛━┛ □暦のこぼれ話 ・・・ 雛祭りに菱餅の話 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- ◇バックナンバー閲覧と、読者登録は ⇒ http://koyomi8.com/cgi/magu/ 日刊☆こよみのページへのご意見・ご感想そして、質問などは、 ・Email magazine.std@koyomi.vis.ne.jp をご利用下さい。 ・お月様好きの方は、姉妹メルマガ「お月様のお知らせメール」もチェック ⇒ https://www.mag2.com/m/0001281490 ◇「こよみのページ」の公式ツイッター https://twitter.com/k_koyomi 非公式ツイッター https://twitter.com/k_koyomi37 もよろしく! ◆◇ ご支援お願いします ◇◆ 「こよみのページ」運営のための寄付をお願いしております。 詳しくはこちらをご覧下さい ⇒ http://koyomi8.com/donation.html ◆~日刊☆こよみのページへの広告・お知らせ等の掲載を希望なさる方は~◆ こちらをご覧下さい⇒ http://koyomi8.com/cgi/magu/publicity_sample.html =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- ★ ■■■ 令和 6年 3月 3日 の暦 ■■■ ★ =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- 西暦 2024年 3月 3日 [月の] 第2週 第1日曜 [年の] 63日目 残り 304日 旧暦 1月(小) 23日 (大安) ユリウス通日 2460372.5 (日本時 9時の値) 暦と時節 二十四節気 雨水 (2/19 ~ 3/4) 七十二候 草木萌え動く (2/29 ~ 3/4) ■今日と明日の日干支と主な暦注 ◆今日(3/3)のデータ 六曜 大安 [たいあん] 大安吉日なり.万事よし 日干支 丙寅 [ひのえとら] 十二直 建 [たつ] 中吉.柱立,事業開始,婚礼吉.屋敷内土動凶 二十八宿 星 [せい] 療養の始め,馬乗りなどに吉.婚礼,葬儀は凶 二十七宿 箕 [き] 造作大吉.財産の収蔵吉.婚礼大凶.葬式は凶 日家九星 九紫火星 [きゅうしかせい] ◇主な暦注 天恩日 [てんおんにち] 慶事に大吉日.凶事は慎むこと 月徳日 [つきとくにち] (月とく)とも書く.吉日 ◆明日(3/4)のデータ 六曜 赤口 [しゃっく] 悪日.万事忌む.但し昼時は障りなし 日干支 丁卯 [ひのとのう] 十二直 除 [のぞく] 小吉.種まき,医療吉.婚礼,土動かし凶 二十八宿 張 [ちょう] 大吉.出行,就職,婚礼,種まき吉 二十七宿 斗 [と] 土動かし,造作は吉 日家九星 一白水星 [いっぱくすいせい] ◇主な暦注 天恩日 [てんおんにち] 慶事に大吉日.凶事は慎むこと 神吉日 [かみよしにち] (神よし)とも書く.神事に吉 参照:http://koyomi8.com/sub/rekicyuu.html (暦注計算) ■誕生花と花言葉 ◆今日(03/3) の誕生花 モモ(桃) 気立ての良い娘 レンゲソウ(蓮華草) 心が和らぐ ◆明日(03/4) の誕生花 デージー(雛菊) 無邪気・控えめな美しさ ペラルゴニウム 尊敬・君ありて幸福 ムラサキケマン(紫華鬘) あなたの助けになる 参照:http://koyomi8.com/cgi/today/bflower.php (今日の誕生花) ■今日の記念日 ◇上巳の節供(桃の節供・雛祭り) 五節供の一つ。元々は3月上旬の巳の日であったが後に3月3日に行われる ようになった。 旧暦では3月3日は桃の花が咲く季節であることから「桃の節句」とも言 われる。 古来中国では、上巳の日に川で身を清め不浄を祓う習慣があり、これが 平安時代に日本に取り入れられた。後に紙で小さな人の形(形代)を作っ てそれに穢れを移し川や海に流して不浄を祓うようになった。この風習 は、現在でも「流し雛」として各地に残っている。 ◇闘鶏の節供 宮中では平安時代から旧暦の3月3日に闘鶏が行われていました。 ◇金魚の日 江戸時代に雛祭りの時に金魚を一緒に飾ったことから。 日本鑑賞魚振興会が制定。 ◇みかんの日 毎月第1日曜日 ◇結納の日 結婚式の「三三九度」からもじったもの。 全国結納品組合連合会が制定。 (以下にも多数の記念日有り。続きは↓のサイトでどうぞ) 参照:http://koyomi8.com/cgi/today/today.php (今日は何の日) ■各地の日出没 ( 計算地: 札幌/仙台/東京/大阪/岡山/福岡/那覇 ) ◆札幌 ( 3/ 3) 日出 6時 7分( 98度) 日没 17時27分(261度) 昼 時間 11時間20分 月出 0時22分(124度) 月没 9時14分(234度) 正午月齢 22.2 ・札幌 ( 3/ 4) 日出 6時 5分( 97度) 日没 17時28分(262度) 昼 時間 11時間23分 月出 1時31分(128度) 月没 9時55分(230度) 正午月齢 23.2 ◆仙台 ( 3/ 3) 日出 6時 5分( 97度) 日没 17時32分(262度) 昼 時間 11時間27分 月出 0時 6分(121度) 月没 9時34分(236度) 正午月齢 22.2 ・仙台 ( 3/ 4) 日出 6時 3分( 97度) 日没 17時33分(262度) 昼 時間 11時間29分 月出 1時13分(125度) 月没 10時17分(233度) 正午月齢 23.2 ◆東京 ( 3/ 3) 日出 6時 8分( 97度) 日没 17時38分(262度) 昼 時間 11時間30分 月出 0時 3分(120度) 月没 9時47分(238度) 正午月齢 22.2 ・東京 ( 3/ 4) 日出 6時 7分( 97度) 日没 17時39分(263度) 昼 時間 11時間32分 月出 1時 8分(124度) 月没 10時32分(234度) 正午月齢 23.2 ◆大阪 ( 3/ 3) 日出 6時24分( 97度) 日没 17時56分(262度) 昼 時間 11時間32分 月出 0時18分(119度) 月没 10時 8分(238度) 正午月齢 22.2 ・大阪 ( 3/ 4) 日出 6時23分( 97度) 日没 17時57分(263度) 昼 時間 11時間34分 月出 1時22分(123度) 月没 10時53分(235度) 正午月齢 23.2 ◆岡山 ( 3/ 3) 日出 6時31分( 97度) 日没 18時 2分(262度) 昼 時間 11時間32分 月出 0時24分(119度) 月没 10時15分(238度) 正午月齢 22.2 ・岡山 ( 3/ 4) 日出 6時29分( 97度) 日没 18時 3分(263度) 昼 時間 11時間34分 月出 1時29分(123度) 月没 11時 0分(235度) 正午月齢 23.2 ◆福岡 ( 3/ 3) 日出 6時44分( 97度) 日没 18時17分(262度) 昼 時間 11時間33分 月出 0時36分(119度) 月没 10時33分(238度) 正午月齢 22.2 ・福岡 ( 3/ 4) 日出 6時43分( 97度) 日没 18時18分(263度) 昼 時間 11時間35分 月出 1時40分(123度) 月没 11時19分(235度) 正午月齢 23.2 ◆那覇 ( 3/ 3) 日出 6時51分( 97度) 日没 18時32分(263度) 昼 時間 11時間42分 月出 0時29分(117度) 月没 11時 4分(241度) 正午月齢 22.2 ・那覇 ( 3/ 4) 日出 6時50分( 96度) 日没 18時33分(263度) 昼 時間 11時間43分 月出 1時30分(120度) 月没 11時52分(238度) 正午月齢 23.2 ※ 出没時刻後の()は出没方位(北:0→東:90→南:180→西:270→北:360度) 参照:http://koyomi8.com/sub/sunrise.htm (日出没計算) http://koyomi8.com/sub/moonrise.htm (月出没計算) =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- ★ ■■■ ほぼ週刊 『暦のこぼれ話』 ■■■ ★ =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- ■雛祭りに菱餅の話 本日は 3/3。雛祭り(正式には「上巳の節供」)の日ですので、昨日に引き 続きになりますが雛祭り関係の話を採り上げてみます。 昨日は雛祭りにつきものの節供植物が元々は桃じゃなくて蘭(藤袴)だった という本流ではない話でした。本日も「引き続き」と言うことで、これまた 本流とはいえない雛祭りの話、菱餅の話です。 ◇菱餅の色は三色? 現在、雛祭りにつきものの菱餅といえば、大体三色と相場が決まっているよ うです。地方によっては、四色とか五色もあるそうですが、ここではよく見 かける三色の菱餅から話を進めます。 お雛様の飾り付けとして欠かせない存在である三色の菱餅。皆さんもきっと 今年も何処かでご覧になっていることでしょう。この三色って何色だったか 思い出せますか? 紅・白・緑 というのが大体定番の三色。 おそらく「紅」は桃の花を、「白」は雪を、「緑」は草を表しているのでし ょう。冬が終わって草が育ち、花が咲く季節のお供え物としてはぴったりの ように思えます。 雛祭りの菱餅は三色が、昔からの伝統かななんて思っていたのですが、調べ てみると意外や意外、菱餅が三色になったのは明治に入った頃だとかで、そ れほど長い歴史があるわけでは無いようです。 ◇昔は二色 では、三色の菱餅になる以前は何色かと調べてみると、これは白と緑の二色 だったようです。 白は普通の白い餅。緑は草餅の色です。 この二色の餅を、 草餅・白い餅・草餅 と三枚合わせに重ねたものが雛祭りの菱餅でした。 草餅は別名よもぎ餅とも呼ばれるように、現在この緑の色を出すものはよも ぎです。よもぎは邪を祓う植物とされています(端午の節供などでも登場し ます)から、よもぎ餅を供えることには邪気を祓うという意味がありそうで す。 ◇草餅の草は、ハハコグサ この邪を祓う植物を入れて草餅を作るということ自体は不思議ではないので すが中に入れる邪を祓う植物は昔から蓬だったわけではありませんでした。 当初入れられていた草は母子草(ハハコグサ)であったといわれます。 母子草とは春の七草の中にある「御形(ゴギョウ)」のことです。 本日の「今日の記念日」の上巳の節供(雛祭りのこと)の解説で、 上巳の日に川で身を清め不浄を祓う習慣があり、これが平安時代に日本に 取り入れられた。後に紙で小さな人の形(形代)を作ってそれに穢れを移し 川や海に流して不浄を祓うようになった。 とあるように、雛祭りの日には不浄を洗い流すため海や河に出掛けたのです が、そうして出掛けた場所で草餅に使う母子草を摘んで帰ったのでしょう。 後世、母子草を入れて撞いた草餅は「母」と「子」を撞くかのようで縁起が よくないと考えられるようになり、何時しか母子草に代わって蓬が草餅の中 に入るようになったようです。 ◇菱餅の形 色の話の後は形の話。なぜ雛祭りに備えられる餅が菱形か。丸だってよさそ うですが、雛祭りに飾られる餅は「菱餅」です。これにはこれの歴とした理 由があります。菱餅の四角い形は、大地をかたどったものなのです。 中国古代の伝説では、天は丸く大地は四角いものと考えられていました。 そして天は男子の徳、地は女性の徳を持ったもの(天皇陛下の誕生日を天長 節、皇后様の誕生日を地久節と呼ぶのもこの考えから)と考えましたので、 女児の節供である雛祭りの餅は、女性の徳をもった大地をかたどって菱形に 作るのだそうです。ちなみに端午の節供に作る粽は、天をかたどって丸く作 る事になります(粽が「丸い」? には少々違和感がありますけど)。 ◇大きさ 菱餅の色や形について書いてきたついでに大きさの話です。 今の菱餅は精々普通の食べるお餅くらいのサイズですが、江戸時代後期には 長さが一尺(約30cm)もあるものが作られていたとか。女児が生まれると、 その年の三月三日の節供には、このサイズの緑・白・緑の三段重ねの菱餅を 女児の出産を祝ってくれた親戚や親しい人たちに配ったそうです。 この「長さ一尺」が菱餅の一辺の長さなのか、対角線の長さなのかはちょっ とわからなかった(わかったら何かの機会にまた書きます)のですが、一辺 の長さにせよ対角線の長さにせよ、随分大きなものだったようです。これだ け有れば、食べではありますね・・・。 本日は雛祭りと言うことで、そのお供え物の定番である菱餅の話でした。 お供えの餅の色や形の一つ一つにも、色んな意味があるものですね。 まあ、餅好きの私としては、お下がりの菱餅を食べさせていただければそれ で結構なのですけれど。 (『暦のこぼれ話』に取り上げて欲しい話があれば、 magazine.std@koyomi.vis.ne.jp までお願いします。) =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- ■■ 【日刊☆こよみのページ】(まぐまぐID: 0000210127) ■■ =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- ☆ご意見・ご感想・質問送付先E-mail: magazine.std@koyomi.vis.ne.jp バックナンバー参照、メルマガ登録・解除 http://koyomi8.com/cgi/magu/ ★「日刊☆こよみのページ」に広告等の掲載条件については、 http://koyomi8.com/cgi/magu/publicity_sample.htm をご覧下さい。★ ☆発行者について かわうそ@暦 (http://koyomi8.com/ こよみのページ作者)です。 プロフィール ⇒ http://koyomi8.com/msuzuki.htm ★Web こよみのページもよろしく! http://koyomi8.com/ (携帯版・今日の暦は http://koyomi8.com/i/ ) =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-