かわうそ日記 ( 2000年12月 ) こよみのページ こよみのページ
帰り花?  (2000.12.30[土])

帰り花 日本海側ではかなりの積雪があったとニュースで流れたが、我が家のある町は相変わらず雪とは無縁。帰ってきて1週間、雨らしい雨の記憶も無い。朝夕は寒いけれど日差しのある日中は戸外での活動が苦にならない。暖かいって幸せだ。
  ・・・ 閑話休題 ・・・
 「帰り花」という言葉がある。季節外れの狂い咲きのことである。あんまり暖かい日が続くからなのか、この辺の日当たりのよい山の斜面にはあちらこちらにツツジ(躑躅)が咲いている。これがみんな「帰り花」だとすると、年末なのでみんな帰省してきてしまったといえるくらいの量である。もしかしたら今がツツジの旬なのではないかと思ってしまいそう。ひょっとしてこちらでは春に咲くツツジが「帰り花」だったりして・・・。


冬休み2日目  (2000.12.24[日])

田んぼ道 早々と冬休みに突入した私は、避寒地の別荘(ホンとは本宅)へ。黒潮の流域なので冬でもそんなに寒くない。雪もまず積もらない。北国生まれの「寒がり」の私には適した土地である(雪の無い土地にあこがれて、南下政策をとって来たのだ)。
 朝は、持参したノートPCによく使うソフトをせっせとインストール。今回は年末年始の休みが長く取れたので、Javaを覚えようとJbuilderもインストール。年明けにはほどほど使えるようになるかな?
 昼は、持参したラケットのガット張り。12月は忙しく、試合や練習でガットの切れたものをそのままにしておいたので3本張らないと。今日は1本張ったところで妨害が入ったので残りは明日以降に持ち越し。妨害者は5歳になるウリ坊。「背中の縞、消えたか?」と聞くと「あと2本」と答える2足歩行の動物である。
 幸い天気もよかったのでウリ坊を外へ連れ出し暫し遊ぶ。日差しを受けた冬枯れの田んぼ道が昔々の幼少期の記憶を呼び覚まし、ウリ坊以上に私が楽しく遊んでしまった。結局先にウリ坊が音を上げたが、気がつけば日は傾き、短い冬の日が沈む時刻が近づいていた。


早々と冬休み?  (2000.12.23[土])

本日から、冬休み(?)に突入いたしました(仕事は年越し・・・)。
しばらく、太平洋側の本宅へ戻るので必要なソフトウェア等々、新しいノートPCに詰め込んで出発です。
帰ったらまたゆっくりとHPの更新を行います。


冬の花、クリスマスローズ  (2000.12.21[木])

掲示板で、冬の花として「クリスマスローズ」が話題になっていたので、季節の花に追加するため探したが、もちろん野原で見つかるわけもなく某花屋さんの店先で「店員さんの目を盗んで」写真を撮ってきました(盗ってきた?)。
前述のような理由により、構図など考えていられませんでしたので、花の部分だけカットしてやっと使えるくらいの画像に(ワハハ)。今度、花を買いますので許して下さい、花屋さん。

X Roseクリスマスローズ(キンポウゲ科・クリスマスローズ属)
 学名 Helleborus niger (ヘレボルス・ニゲル)
 英名 Christmas Rose (クリスマス・ローズ)


 学名の、ヘレボルスはギリシャ語の「ヘレイン(死に至る)」と「ボラ(食べ物)」を組み合わせた言葉で、「ニゲル(黒い)」とあわせて「食べると死ぬ、黒いもの」といった意味のある植物。
 最後の「黒い」はこの花の根が黒いことから。

 名前のとおり、有毒植物で古代ギリシャ時代からそのことは知られていたそうで大プリニウスの博物誌などにも記載されている。「毒にも薬にもなる」植物で、昔は狂気を治す薬として用いられたとか。食べると、嘔吐する。また皮膚炎を引き起こす。強心作用もある。
 冬の時期、バラのような純白の花を咲かせるこの花にクリスマスローズの名がついたのはそんなに古いことでは無い。
 白い花に気を取られて、黒い根と毒を忘れないように(人生訓になりそうだ)。

なお、毒草に関する知識は、松村黎著「毒草を食べてみた」によりました。毒草事典などのありふれた名前でなく、食べてみたというネーミングに引きつけられました。


筆まめ?  (2000.12.19[火])

10日近く家を空けていた間に100通くらいのメールが溜まっていた。
まあ、半数はメルマガの類だし、残りの更に半数はソフトウェアのバージョンアップの連絡などのダイレクトメールの類だったが、ざっとメールを見るだけでも結構時間がかかった。
一応、質問メールなどには出張先でも返事を書いていたのだが、直ぐには返事が出来ないようなものもあったので、残ったメールへの返事を書くのに3時間くらいかかってしまった。

メールのおかげで、随分「筆まめ」になった気がする。
(その上、こんな文章まで書いているし・・・)


鬼束ちひろの「月光」と、「失楽園」  (2000.12.17[日])

月光 音楽CDを買いに出かけ、お目当てのCD以外に鬼束ちひろさんの「月光」が目に入った。
 歌は、曲よりも詞の方が気になる方で、月光はとあるTV番組で聴いて以来、気になっていたので購入することにした。

   I am GOD'S CHILD
   この腐敗した世界に堕とされた
   How do I live on such a field?
   こんなもののために生まれたんじゃない
      ・
      ・

帰って特徴ある歌詞のこの歌を聴いて、ミルトンの「失楽園」を読みたくなった。この有名な長編叙事詩では、堕とす側の神より堕とされた側により多くの共感を覚えたのだが、ひょっとして「月光」も失楽園の影響を受けた曲なのではないかと感じた。歌の出来た経緯を知らないが、そう思えて成らない。
 どちらにしろ、「月光」がお気に入りの曲の1つになることは間違いない。買ってきて正解であった。


今日も晴天  (2000.12.15[金])

今日も晴天、昨日も晴天。やっぱり冬の表日本は気持のいい空が続く。
毎日帰りに見える月もきれいで、1日ごとに段々と欠けてゆく姿をながめていると「月日」という言葉を実感します。


出張前の、あたふた  (2000.12.9[土])

山茶花「3週続き」で別荘のような、本宅に戻ってきた。
今回は、明日からの出張先への通り道(・・寄り道・・)なので立ち寄っている。
出張に備え仕事で使っているPCを持って来たのだが、うっかりしていて個人で入っているプロバイダの設定などを書いたメモを忘れてきて、さあ大変。このページの管理用のメール受信や更新処理がこの1週間全く出来なくなるかもしれない。と、まあこの文章をアップしているところをみれば何とかなったわけだが、PHSでの接続設定については結局どうにもならず、今回1週間だけのために新しい契約をしてしまった(と言うわけで現在は2重の契約中・・)。帰ってきたらすぐに一方を解約しよう。

左の写真は、花の少ないこの時期に一人鮮やかな花の色を見せる山茶花の花。モノトーンの風景の中にその場所だけ色を付けたような印象的な花である。


心霊写真?  (2000.12.6[水])

 「あそこに写っているの○○さん?」と姉が聴いてきた(○○には、妻の名前が入る)。
 最初はなんのことを言っているのかわからなかったが、どうやらかわうそ日記の「No.49 山辺の小径」の写真のことらしい。
 写した覚えはないし、妻があの道にいたはずが無いので「いや違う」と答えたが、言われてもう一度写真を見ると何となく人間が写っているようにも見える。さらによく見れば山の斜面に生えたシダに光が当たっているだけなのだが、一度「人間」と認識した後では、理性は否定しても、心の何処かで「人間が写っている」と感じてしまう。。
 幽霊の正体が「枯れ尾花」だとわかっても、一度怖いと思ったら次に枯れ尾花を見てもやはりどきっとするのだろう。
 今回は、姉の言葉でちょっとだけ幽霊話の気分に浸ったかわうそでした。


山辺の小径  (2000.12.2[土])

山辺の小径 この週末は紀伊半島の先っぽにある本宅に戻っていた。普通なら別荘を建てるような場所になぜだか本宅がある。生まれ故郷でも何でもないのに。まあ、現在仕事で別の街に住んでいて月に1〜2度戻ってくるのだから、別荘みたいなものかもしれないが。
 本宅の周辺を散歩すると、雉が歩いていたり鹿の足跡があったりして、何とものどかである。
 本日は、小春日という言葉がぴったりのすがすがしい天気であったので、誘われるようにふらふら歩いていた。最近、曇り空ばかり見ていたので久々の青空を見て気が晴れた。でも草むらを歩いていたので、帰りには服に沢山のお土産を戴いており、家の入り口では妻が渋い顔をしていた(ような気がする)。
 さて、明日はまた日本海側の街へ帰るとするか。


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