【合抱の木も毫末より生ず】 (ごうほうのきも ごうまつよりしょうず) ひと抱えももある大木も、毛の先ほどの極小さな芽から成長したものである と言うことから、始めから強く大きなものは無いという例え。 合抱の木も毫末より生じ、九層の台(うてな)も塁土より起こり、千里の行 も足下より始まる (出典「老子」) とかく現在だけを見て「私なんかとても敵わない」と最初から白旗を揚げる べきではないと、意を強くしてくれる言葉です。 ただし、全ての小さな芽が合抱の大木に育つ訳ではない。大木に育った小さ な芽は、大きく育つだけの何かをしているのだと言うことも忘れずに。日刊☆こよみのページ スクラップブック