【習い性と成る】 (ならいしょうとなる) 「習い」は習慣。「性」は生まれながらの性質。ある行いが習慣になるとそ れは生来の性格と同様になる。 習慣は第二の天性となるということ。もともとは習慣が性質といっしょに出 来上がる、つまり悪い(または良い)習慣が身につくのと同じに性質も悪く (または良く)なってしまうと言う意味。 出典は『書経』。 ちょっとしたことでも、「まあいいか」と思っているといつの間にかそれが 性質になってしまうことがあります。 そうなってしまうと直すのは大変。 悪い習慣は遠ざけ、良い習慣は意識的に行うという「ちょっとした」ことを 日常続けることの大切さを示す語です。日刊☆こよみのページ スクラップブック