【言わぬが花】 (いわぬがはな) 言葉にしてはっきり言わない方がかえって趣や値打ちがあるというたとえ。 また、余計なことは言わないほうが、かえって差し障りが無くてよいという 戒め。 テレビを見ているときに、化粧品会社のS製薬のコマーシャルが流れると何 となく嫌な気分になってしまいます。 コマーシャルの内容は、製品の品質管理のための気配りの様子や、使用者の 使い勝手を社員みんなが考えて工夫を重ねているという様子を上品な感じの ナレーションとともに映し出しているものなのですが、どうしても好きにな れません。 立派なことをしているのは解るのですが、「私はこんなに立派なことをして いるのです」と自ら得々と語られてしまうと、なんだか素直に受け取ること が出来ません。 今日もS製薬の「上品な」コマーシャルを見ながら、「言わぬが花」という 言葉を思い出していました。日刊☆こよみのページ スクラップブック