こよみのぺーじ 日刊☆こよみのページ スクラップブック(PV , since 2008/7/8)
 【木の芽時】 (このめどき)
 草木の芽が芽吹き、草原や山々の生命力が一気にあふれ出る時期のこと。
 
 春の語源として草木の芽が張る(ハル)からだという説があります。
 その説のとおり、春の山、春の野は様々な草木の芽の様々な緑に彩られます。
 木の芽の色は「緑」。でもその緑は千差万別。

 昔、近所の雑木林は楽しい遊び場でした。
 夏は虫採りに、秋はアケビ採りに、冬になると裸になった木に木登り。
 そして春。

 春、暖かな日差しの日に雑木林に足を踏み入れると、冬に葉を落とし裸とな
 った木々の間から青空が見えます。青い空を背景にした裸の雑木の枝先に、
 日の差し込んだ足下の孫生えに、柔らかな緑の芽吹きを見つけるとき、春が
 到着したのだとこともながらに感じたものです。

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