【花明かり】 (はなあかり) 桜の花が満開で、闇の中でもあたりがほの明るいこと。春の季語。 まだ満開には数日ありますが、染井吉野の花が開き始めました。 中には既に四五分咲きという木もあり、そうした花の多い木の周辺は今の時 期でもかすかに明るくなった気がします。 きっと心理的なものだろうとは思うのですがそれでも夕闇に沈む地上の風景 の中で、花の咲く桜の木のそこだけはぼんやりとした光が残っているようで す。 ともりはじめた花明かり、これから徐々に明るさを増して春の一時期、私た ちの目と心を楽しませてくれます。日刊☆こよみのページ スクラップブック