【薄暑】(はくしょ) 初夏の、やや汗ばむような暑さ。夏の季語。 《広辞苑》より 五月も半ばを過ぎる頃になると、その日射しに汗ばむ日が有ります。 汗ばむといっても、うっすらとにじんだ汗がかえって風のありかを知らせて くれるといった程の心地よい暑さ。 それが薄暑です。 この頃、平均気温は20℃程となり、木々のみどりは新緑から万緑という表現 が似合うようになりました。本格的な夏が近づいていることを感じます。 「薄暑の候」と手紙を書き始める方も多いことでしょう。 今では、この季節によく似合った言葉として定着したこの言葉ですが、一般 的に使われるようになったのは大正時代だとか。 意外に新しい言葉だったんですね。日刊☆こよみのページ スクラップブック