日刊☆こよみのページ スクラップブック
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【爽やか】(さわやか)
歴史的仮名遣いでは「さはやか」。
1.すがすがしく快いさま。気分のはればれしいさま。爽快。秋の季語。
2.はっきりしているさま。分明。
3.あざやかなさま。新しくさっぱりしたさま。
時は秋、爽やかな空が広がる季節となりました。
初夏の頃、「爽やかな季節」と使ったら、言葉に敏感な方に
「爽やかは、秋の言葉ですよ」
と注意されました。何気なく使っていたこの言葉に季節があることを知った
のはそのときでした。初夏の頃に使うなら「清々(すがすが)しい」だった
わけですね。
不思議なもので、最初から知っていたものよりこうして間違いを正された物
事の方がよりはっきり頭に刻まれるようです。この訂正された記憶があるの
で、今でも「爽やか」や「清々しい」と言う言葉が出かかると、頭の中でそ
の言葉の適否の判定をするようになりました。
拘りすぎれば伸びやかになりませんし、漫然と使うと鋭さを失ってしまいま
す。言葉を使うのは難しいです。だから楽しいとも言えるのですが。
「爽やか」は、言葉の難しさと楽しさをはっきりと示してくれた言葉です。
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