【日脚伸ぶ】(ひあし のぶ) 冬も終りごろになって、昼の時間が次第に長くなる。冬の季語。 《広辞苑》 冬至を過ぎると少しずつ昼の時間が伸び始めます。 伸び始めにはその伸び率は微々たるものですが冬も終わりが近付く一月の終 わり頃ともなれば、その伸びが誰の目にも明らかとなってくると思います。 試しに冬至の日と今日の東京での日の出から日の入りまでの時間、つまり太 陽が見えていたはずの時間を計算してみると、 9時間45分 (2007/12/22 冬至の日) 10時間16分 (2008/01/26) と30分以上も長くなっていました。 まだ外は寒い冬ですが、ふと風の止まる時間に日の光を顔に受ければ、仄か なぬくもりを実感出来るようになってきました。 春の始めはまず、陽光によって知らされます。 光に春の訪れを予感するようになれば、気温の変化として春の訪れを実感す るのも、もうすぐのこと。 伸びた日脚に、春の予兆を感じる今日この頃です。日刊☆こよみのページ スクラップブック