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【道楽】(どうらく)
 (道を解して自ら楽しむ意から)
 1.本職以外の趣味などにふけり楽しむこと。また、その趣味。
 2.ものずき。好事(こうず)。
 3.酒色・博打ばくちなどの遊興にふけること。放蕩。遊蕩。また、その人。
  《広辞苑 抜粋》

  暦の話なんか毎日書いていてどうなるんですか?

 と聞かれると困ります。どうなるかなんて考えているわけではありませんか
 らね。自分でも説明出来ないことなのでこうした場合は、

  まあ、道楽ですから

 と答える事にしています。
 こう答えると、それ以上の追求は有りませんので助かります。
 追求されたところで、「道楽は道楽です」としか言いようが有りませんし。

 「道」というと、それ自体いろいろな意味があります。
 例えば、人として守るべき条理も「道」
 神仏の教え。悟りも「道」
 人間が落ちる迷いの世界も「道」
 専門の学問・技芸もまた「道」。

 道楽は多分最後の専門の技芸としての道を楽しむということから生まれた言
 葉でしょうが、一歩間違えればその一つ前の迷いの道にも通じてしまいます。
 「道楽息子」と使う場合などは、この迷いの道という意味が含まれるように
 思います。

 かと思えば人の踏み行うべき道でもあり、神仏の教えでもあり、善悪何れに
 も通じている不思議な言葉です。道を通れば北にも行ければ南にも行ける、
 道自体はただあるだけで、通る人によってその向かう先はいくらでも変えら
 れる存在だからでしょうか。

 私の道楽、こよみのページ(Web サイトも、メールマガジンも)、さてその
 今後は?
 どこへ向かうか、私自身もよくわかりませんが、どこへ向かってもいいじゃ
 ありませんか。だって、道楽ですからね。


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