【半夏雨】(はんげあめ) 半夏生の日に雨が降ると、そのまま大雨が降り続くという言い伝えがありま す。また、この大雨によって起こる洪水を「半夏水(はんげみず)」などと 呼ぶこともあります。 半夏生の時期は、梅雨のちょうど真ん中付近。 このあたりから梅雨も後半に入ることになります。 梅雨の後期には湿った南西の気流が大気の下層に侵入し、その上の層に北西 から寒気が流入して大気が不安定になり、大雨が降ることがあります。 梅雨前線豪雨と呼ばれるこの現象が、半夏雨の正体でしょうか。 梅雨前線豪雨は昼夜の別なく、突然に強い雨が降り出すのだそうです。 既に半月あまり雨降りが続き、地盤が緩んだこの時期にさらに大雨と来れば 洪水や、土石流などの自然災害の危険が高まります。 気象警報には、注意が必要な時期のようです。日刊☆こよみのページ スクラップブック