日刊☆こよみのページ スクラップブック
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【月見月】(つきみづき)
陰暦8月の異称。
《広辞苑・第六版》
いつもお世話になっている広辞苑の説明文ですが、本日の「月見月」に関し
ては、いやにあっさりでした。
陰暦八月の異称・・・まあ、そのとおりですけど。
この記事を書いているのは2011/09/10、この日付を旧暦(陰暦)に変換する
と、八月十三日。陰暦八月、つまり月見月です。
月見といえば思い浮かぶのは中秋の名月。
中秋の名月は旧暦八月の十五夜の日、つまり旧暦八月十五日です。
今年は明後日の9/12が中秋の名月となります。
この中秋のお月見を含む暦月ですから、旧暦(陰暦)の八月はお月見の月、
「月見月」と呼ぶわけです。
月月に月見る月は多けれど 月見る月はこの月の月 (詠み人知らず)
秋の虫の声を聞きながら、昇るお月様に団子や芋その他の秋の収穫と、野の
草花を供えてお月様にその年の実りに感謝するお月見。
秋の収穫、秋の野の草花もスーパーマーケットで購入・・・という時代にな
っても、月見月のお月見の風習は、残して行きたいものですね。
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