日刊☆こよみのページ スクラップブック
(PV , since 2008/7/8)
【スランプ】(slump)
1.物価・株などの暴落。経済不況。不景気。
2.心身の調子が一時的に出なくなる状態。不調。不振。「―に陥る」
3.コンクリートの硬さの表示。円錐台形の型にコンクリートをつめた時の高
さと、型を引き抜いた時、コンクリートが歪み、崩れ、または流れた時の
高さとの差で表す。
⇒スランプ‐フレーション【slumpflation】
《広辞苑・第六版》
プロスポーツ選手が一時的に不振に陥ったときにこの表現を使うことが多く
現在では一般的にも広く使われるようになった言葉です。
もとになったスランプフレーション(slumpflation)には、
ドスンと落ちる
どさっと落ちる
はまり込む
といった意味があり、そこから株価の暴落や成績の下落といった意味が生ま
れて来たようです。ドスンと落ちてはまり込んで身動きが出来ない。スラン
プを経験したときにはまさにこうした感じ。ピッタリの言葉ですね。
後から振り返ればその兆しを見つけることは出来るでしょうが、それが分か
っていれば「ドスンと落ちる」ことはないでしょう。落ちるまでは落とし穴
に気がつきませんし、落ちている間は落ちた理由も、その穴の深さや形もよ
く分からない分からないので、そこからなかなか抜け出せない。
やっかいなものです。
スランプから抜け出した後から見れば、大したことのないちょっとした凹み
に過ぎないものでも、落ちている間は底なしの深い穴に思えてしまいます。
そして、現在これを書いている私はこの底なしと思える穴の底に。
今日は何を書こうかなと思って、あれやこれやと思いを巡らしましたが、ま
ったく、そう、全く何にも思い浮かびません。
スランプ・・・。
それがスランプなら一時的な落ち込み、不振ですから、いつもの行いを続け
ていれば、そのうちにもとの状態に戻るはず。そう達観して乗り切るのも手
かと、悪あがきは止めることにしました。
まあ、そのうちには調子が戻るでしょう。
戻らないときには・・・。
そんなことは考えないことにして、本日のコトノハには、現在の私の状態を
よく表している「スランプ」を取り上げました。
「今日のコトノハはつまらないぞ」という読者の皆様の声が聞こえてくる気
がしますが、お許し下さい。スランプなんです・・・。
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