【二六時中】(にろくじちゅう) (昔の時の制で、昼夜をそれぞれ6等分したのでいう) 一昼夜。終日。 四六時中(しろくじちゅう)。 《広辞苑・第六版》 「二六時中、忙しかった」 なんて使ったら、「四六時中でしょう?」と直されてしまいそうですが、有 ったんですね、こんな言葉が。 昔の時の制で昼夜をそれぞれ6等分したというのは、明け六ツ、暮れ六ツで 分割された時制のことでしょう。 この方式では、 六ツ → 五ツ → 四ツ → 九ツ → 八ツ → 七ツ と数えるもので、夜明けの「明け六ツ」から始まる昼の六つの時と、日暮れ の「暮れ六ツ」から始まる夜の六つの時を合わせて二六時中。昼も夜もです から、これで終日という意味になったわけです。 現在の時刻では昼夜で半々というわけには行きませんが、午前午後それぞれ 12時間ありますから、四六時中になったのですかね?日刊☆こよみのページ スクラップブック