こよみのぺーじ 日刊☆こよみのページ スクラップブック(PV , since 2008/7/8)
【オフ会】(オフ-かい)
 (ネットワーク上のオンラインに対し、オフラインで会う意)日常はネットワ
 ークを介して交流している人々が、実際に集まって行う会合のこと。
   《広辞苑・第六版》

 「オフ会」なる呼び名の集まりに最初に参加したのは、もう30年以上も前の
 ことでした。当時はまだインターネット環境などは無く(何処かにはあった
 はずですが、一般には手の届く所には無かった)、オフ会のもとになるオン
 ラインのやりとりは、もっぱら「パソコン通信」と呼ばれるものだった時代
 の話です。今は昔の物語ですね。

 メールマガジンの「日刊☆こよみのページ」もその母体となった「Web こよ
 みのページ」もネットワークを介したオンラインの存在。
 日刊☆こよみのページの本日(2018/7/21)時点の登録者数5,461人。
 Web こよみのページも平日のアクセス数は平均して3万アクセス強。

 ネットワークが無ければ、これだけの数の方に情報を発信することは出来な
 かったでしょうから、便利な有り難い時代でよかったと感じています。
 また、メールマガジンの読者の方々やWeb こよみのページの利用者の方々か
 ら、メールや掲示板の書き込みをいただくことで、一方通行で無いやりとり
 をすることが出来ます。

 更に現在ではYoutube のような画像配信システムや各種のSNS システムを用
 いることも出来てオンラインとオフラインの垣根は徐々に低くなってきてい
 ます。

 ただ垣根は低くなって来たとは言っても、まだ垣根が無くなったわけではあ
 りませんから、「オフ会」というものも、まだまだその存在意義を持ってい
 ると思います。SNS のような比較的限定されたユーザー間のやりとりは別で
 すが、Web やメールマガジンのような不特定多数の方々の目に触れるものに
 ついては、その内容について、いろいろと配慮する部分も有り、どうしても
 建前的な内容になりがちです。または、毒にも薬にもならないような内容に
 か。

 オフ会では、その場にいる人、あるいは目の前にいる人が相手ですから、不
 特定多数の人の目を気にする必要は無くなる分だけ、より本音に近い話も出
 来ます。そうしたことがあるからか、今も「オフ会」なる言葉はなくならず
 存在し続けています。いや、オンラインでやりとりするグループの数が増え
 ただけ増えているかもしれません。

 「オンラインより本音に近い意見の言えるオフ会」とはいいましたが、そう
 はいっても、それなりの規というものはありますから、それを意識し、ある
 程度の注意をしないと、いいことばかりと言うわけには行かないということ
 も覚えておかなければいけませんが。

 さてさて、現代はオンラインとオフラインの垣根は大分低くなっていますが
 この傾向は今後も進むものと思われます。
 後10年もしたら、本日採り上げた「オフ会」という言葉が無くなっているか
 もしれません。もちろんその反対の結果になっているかも知れませんが。

 あと10年たったら、「オフ会」はどうなったか。
 振り返って見ても面白いかもしれませんね。

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