日刊☆こよみのページ スクラップブック(PV , since 2008/7/8)
■秋の日は釣瓶落とし・・・その2 昨日に引き続き「日の暮れが早い」とは? について考えます。 1.日没時刻が早くなること 2.地平線にかかる夕日地平線可にが沈むまでの時間が短いこと。 3.日没から、あたりが暗くなるまでの時間(薄明時間)が短いこと。 とこのうち1,2については昨日書いたとおりです(バンクナンバー参照)。 本日は3について。 2については沈む夕日を眺めて時間を計ると本当に春や秋の方が、夏や冬よ り沈むのに要する時間が短い(約15%、20秒)と言いましたが、このわずか の差より、現実的には3の日没から暗くなるまでの時間が短いことの方が、 実感としての「日の暮れるのが早い」という感覚に合致するのでは無いでし ょうか。 この3を基準にして考えると、やはり秋の日の暮れは他の季節より早いです。 またしても論より証拠で、北緯35度付近で、春分~冬至の二至二分の日の薄 明時間を計算してみます。 薄明とは、日没後(あるいは日出前)の薄明るい状態を言います。今回は日 没から常用薄明といわれる状態(大体、戸外で新聞が読めるくらいの明るさ) が終わるまでの時間で比較してみます。その結果は、 春分の頃・・・25分10秒 (+0分15秒, + 1%) 夏至の頃・・・29分44秒 (+4分49秒, +19%) 秋分の頃・・・24分55秒 冬至の頃・・・28分07秒 (+3分12秒, +13%) と秋分の頃が一番早く暗くなることが解ります(あくまでも計算値ですが)。 日の暮れが早いのはの「2」で説明した日が没するまでの時間が春・秋は、 夏・冬より短いのと元々の原因は同じ理由です。 ただ、「2」では無視可能だった均時差や大気差などが無視できなくなるの で、春・秋、夏・冬それぞれに差が有ります。 この辺の話をすると大分「上級者編」になってしまいますので、今日のとこ ろはそんなものかと聞き流してください。 さて、こうして計算上で「秋の日は釣瓶落とし」が本当だと確かめられまし た。目出度し・・・。と言いながら ===>>> またしても明日の『その3』につづく。
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