日刊☆こよみのページ スクラップブック
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■誕生花と花言葉・・・その1
今日は何の日と言った事柄が書かれた本や、サイトでは日毎の誕生花が載っ
ていることが多いですね。多いというか「定番」となっていると言っても良
いでしょう。
かく言う日刊☆こよみのページにも、また日刊☆こよみのページの大本サイ
トである「こよみのページ」にもこの「定番」は載っています。
こよみのページでは、今日は何の日のページと、そこから派生した今日の誕
生花のページで使っています。
「今日は何の日」 http://koyomi8.com/cgi/today/today.php
「今日の誕生花」 http://koyomi8.com/cgi/today/bflower.php
今日(1/28)の誕生花としては、
ガザニア あなたを誇りに思う
ネモフィラ どこでも成功
バラ(薔薇)<黄> 嫉妬,美,冷めた愛情
の 3種類を載せています。
なんで一つの日に三つも?
そもそも誕生花や花言葉って誰がきめているのでしょうか?
今日はそうした話をしたいと思います。
◇誕生花の歴史
誕生花はギリシャ時代から古代ローマ帝国時代あたりにその根元があるそう
です。ギリシャ神話を読めば解るとおり、ギリシャのには沢山の神々がいま
す。日本の八百万の神々と同じで太陽や月、水や空気等々の自然の事物を神
と考えた自然神の世界です。
いろいろな「もの」はそれぞれそれを司る神が存在するという考えは、さら
にさまざまな「時」にも同じようにその時を司る神が存在するという考えを
生み出しました。
この「いろいろな時」として例えば 1月を司る神がいるはずだとか、1/28を
司る神がいるはずだと言う考えです。
こうして様々な事物、時に神を考えるとそこで起こる事柄もただ何かがあっ
たという事実だけではなく、神がそうした事柄に託してメッセージを伝えて
いるのではという発想も生まれました(ある種の占いと言えなくもないです
ね)。
この考えからするとある月や日に咲く花は、その月や日を司る神からのメッ
セージだと考えるのは自然なことでしょう。人間にとって、誕生というのは
多分一番大切な記念日ですから、こんな大事な日がただの偶然に決まるとは
考えたくない。
そこには何かの意味があってその日に生まれてきたに違いないと誰しも考え
ます(あるいは、考えたいと考える)。ではなぜその日が選ばれたのか、そ
れはその人の運命を象徴するような日であるに違いない!
(ちなみに、様々な誕生日占いが生まれた理由も、根幹にはこの思想がある
のでしょう)
では、その人の運命とは? 神様は様々な形できっとメッセージを送ってき
ているはず。その日咲いている花一つにもきっと意味がある。
そして誕生花が出来たのです。ただし、そのメッセージは「神秘のベール」
に包まれたまま。読み取るのはその人一生の仕事というわけでしょう。
・・・と書いたところで、本日分の紙幅が尽きました。
明日は、「花言葉の歴史」から続ける予定です。ではまた明日・・・
(『暦のこぼれ話』に取り上げて欲しい話があれば、
magazine.sp@koyomi.vis.ne.jp までお願いします。)
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