日刊☆こよみのページ スクラップブック
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■かき氷の日(7/25)
最高気温が35℃を超える猛暑日が何日も続く今日この頃。
こんな時に街で見かけて「クラクラッ」と引きこまれそうになるのが波に千
鳥に「氷」の一文字の書き込まれた「かき氷あります」を示す旗。
こんな暑い日には、アイスクリームよりかき氷ですよね。
明日7/25は、こんなかき氷のための日、「かき氷の日」(「夏氷の日」とも
云う)です。
なぜこの日がかき氷の日かというと、7.25で「な・つご(おり)」と読むと
いう語呂合わせ。また、2007/08/16に埼玉県の熊谷市と岐阜県の多治見市の
40.9℃の記録によって塗り替えられる前70年以上の長きにわたって日本の最
高気温記録となっていた山形市の40.8℃が記録された1933/07/25の日付であ
るからともいわれています。
制定したのは日本かき氷協会という団体(本当に、いろいろな「協会」があ
るものだこと)。
◇かき氷の正しい食べ方?
『季節の小道具』(加瀬清志著)によれば、この日本かき氷協会認定のかき
氷ルールブックなるものがあるとか。それによると
1.かき氷の器はガラス製で脚がついていること。
2.シロップは器に先に入れておくこと。
3.氷はゆっくりと冷やされた透明の氷であること。
4.氷の盛り方はてんこ盛りであること。
5.器のシロップが、氷の山の中ほどまで染みてくるのを待つこと。
6.シロップが染みてきたら、金属製のスプーンを氷の山の中ほどに入れて
食べること
・・・もっと続くが面倒なので「後略」・・・
と事細かな、余計なお世話的ルールがあるそうです。このルールがどのよう
な局面で適用されるのかは、残念ながら日本かき氷協会なるものの正体が判
らなかったので判明に至りませんでした。
もしかしたら「世界かき氷早食い選手権大会」なんていう、想像しただけで
頭がキンキン痛みそうな大会があって、公認審判なんかがいるのかもしれま
せんが、私は決してそんな大会に出ることはないでしょうから、邪道と云わ
れても気にしないで好きな食べ方させてもらおうと思います。
(わたしは、シロップは上からかけて欲しい派です)
今日も朝の内から気温は鰻登り。
どんな食べ方をするかは人それぞれでしょうが、今日このこぼれ話を読んだ
人の中にも
波に千鳥に「氷」の一文字
の旗に誘われてかき氷を食べる方がいらっしゃることと思います。
私も書いていたら食べたくなってきました。
さて、イチゴがいいか、メロンがいいか、レモンかはたまた練乳か?
だんだんと頭の中はかき氷でいっぱいになってきました。
もしかするとあと1〜2時間後には、「あ、痛たたたぁー」と氷を食べて頭を
押さえているかわうそが何処かにいるかも知れませんね。
(『暦のこぼれ話』に取り上げて欲しい話があれば、
magazine.std@koyomi.vis.ne.jp までお願いします。)
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