日刊☆こよみのページ スクラップブック
(PV , since 2008/7/8)
■木枯らし一号
昨日は、午前中から風が強く、午後になると風はそのまま、気温はグンと下
がりました。
寒いナー
と思っていたのですが、寒いはずです。近畿地方では木枯らし一号が吹いた
とのことでした(私の住んでいるところも、かろうじて「近畿地方」です)。
近畿での10月中の木枯らし一号は、 8年ぶりだとか。
◇木枯らし
木枯らしは、晩秋から初冬にかけて吹く強い北よりの風のことです。
その冷たい風で「木を吹き枯らす」ことから木枯らしと呼ばれるようになり
ました。
また、木枯らしには一文字でこれを表す「凩」という文字もあります。
「木枯らし一号」とは、その年(そのシーズン?)最初に吹いた木枯らしを
表す言葉で、気象庁はいくつか条件を設けてその条件をクリアした最初の風
をこう呼んでいます。
木枯らしと認められるための条件とは
1.10月半ばから11月末日までに吹く風であること。
2.西高東低の冬型の気圧配置の状況下で吹く風であること。
3.強い季節風であること。
などだそうです。
昨日の風はそうした条件をクリアして目出度く「木枯らし一号」となったわ
けです。
◇いよいよ冬到来
木枯らしが吹くと、いよいよ季節は秋から冬へと移り変わるのを実感します。
気温もいきなり下がって、今朝はもう誰はばかることなく「寒い」と言える
温度となりました。
人一倍(いや、三倍、四倍かな?)寒がりのかわうそにとっては、受難の季
節の入口に立たされた気分です。
今日は寒い一日になりそうです。
皆さん風邪などひくことの無いように、防寒対策はお忘れ無く。
(『暦のこぼれ話』に取り上げて欲しい話があれば、
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