■かわうその金星日面経過顛末 2012/06/06 06:10AM。金星の日面経過が始まる 1時間前。 かわうその住む神戸には雲がかかっていました。 ただ、雲の隙間から青い空が所々見えていました。 それ以後、ときどき空模様を眺めていましたが、雲は晴れる方向では無くて 厚みを増す方向に変化。現象の起こる20分前には、現象の起こる方向(つま り太陽のある方向)は完曇。この状態で、日面経過の始まる時刻となってし まいました。 どうしてもはずせない仕事があるため、始まりの30分くらいしか見ている暇 の無いかわうそは、 今回はダメか・・・ と、いつもの朝の生活を始めました。 いつもの朝の生活の一つには、もちろん日刊☆こよみのページの発行準備も 含まれます。 昨日も日刊☆こよみのページの準備を始めて、しばらくたった頃、ふと窓の 外を見ると、なんだか明るい。 あわててベランダに出てみると、太陽が出ている。 時計を見ると 07:25。内接(金星が太陽の中にすっぽり入り込む瞬間)の 2 分前。 望遠鏡は出してあるが、一旦あきらめたのでカメラの準備はしていない。 あわてて、カメラを準備して望遠鏡にセット。ピント合わせなど、とりあえ ず写せる状態にしてテスト撮影のシャッターを切った時刻は 07:28:32 (JST) http://koyomi8.com/cgi/magu/img/2012/0606072832.jpg 神戸での内接の予報から、 1分後のことでした。 テスト中で、迷光遮断もしていないはずかしい写真ですが、少しでも早い時 間の写真となると、これが一番最初。 それ以後は、出かけなければならない時間ギリギリの07:46 まで撮影を継続 し、45枚の写真を写しました。(その中から更に 2枚だけアップしました)。 07:31:02 (JST) http://koyomi8.com/cgi/magu/img/2012/0606073102.jpg 07:41:44 (JST) http://koyomi8.com/cgi/magu/img/2012/0606074144.jpg ああ、今日の仕事がなかったら最後まで写したかったのに。 次に、地球上で金星の日面経過が見られるのは、2117/12/11。 多分(確実に)目にすることは出来ないですね。 早々と、曇りかと決めつけてしまったことを後悔するかわうそでしたが、ま さに、 後悔先に立たず 天気が悪くて全然見ることの出来なかった地方もあることを考えれば、運が よかったと考えることにします。 相変わらずのかわうその、ドタバタ金星の日面経過記録でございました。 (『暦のこぼれ話』に取り上げて欲しい話があれば、 magazine.std@koyomi.vis.ne.jp までお願いします。)日刊☆こよみのページ スクラップブック