■天地始めて寒し・雑感 本日、8/28から七十二候は処暑の次候、「天地始めて寒し」の時期に入りま した。「寒し」と云うのはいささか気が早すぎる気もしますが、「涼しい」 と読み替えれば、ピッタリの朝でした。 カメに餌をやりベランダに出ても、暑いという言葉は全く浮かびませんでし た。空には一面鱗雲。昇って間もない太陽が鱗の間から顔をのぞかせていま したが、その光からは熱を感じることはありませんでした。 空の雲に、秋なんだなとつくづく感じた朝。 気が付けば、あれほどやかましく鳴き続けていた蝉の声がまるで聞こえてき ません。 空の上も、空の下も秋。 そんな、天地始めて寒しの朝でした。 (『暦のこぼれ話』に取り上げて欲しい話があれば、 magazine.std@koyomi.vis.ne.jp までお願いします。)日刊☆こよみのページ スクラップブック