行合いの空
(2008.8.9[土])
立秋を過ぎ、暦の上ではもう秋。 とは言え気温は連日30℃を超えて35℃に迫る勢い。 まだまだ夏が去る気配はありません。
ちょっと異常な程の寒がりの私はその分暑さは平気な質で、 30℃超えの日々もさほど苦にはなりません。 ただし、そんな異常体質がそうそういるわけはないようで、 少なくとも我が家にはこんなやつは私一人。 他は、ごく普通に30℃を「暑い」と感じているようです。 暑さがそんなに気にならず、鬱陶しい思いもしていないならない私ですが、
「暑い、暑い」
と毎日いう家人の言葉を聞かせられるは鬱陶しい。 今日はまた「暑い、暑い」という言葉を聞かせられる30℃超えの土曜日。 買い物に出掛けたショッピングモールのだだっ広い駐車場に車を止めると、猛暑の一日に相応しい強い陽射しに照らされた雲の広がる空が見えました。
夏の陽射しに照らされた雲は、夏の雲と秋の雲。 暑さばかりに気をとられているうちに、空では夏と秋の季節の交替が始まっていたようです。夏の雲と秋の雲が行き合う空が、立秋が暦の上だけでないことを教えてくれているようです。鬱陶しい日々も間もなく終わりそうです。 暑さが平気な者にも、そうでない者たちにも。
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何かへの期待
(2008.8.5[火])
夕暮れの月に、一日の終わりを感します。 暑くて長すぎた一日の終わりです。
夏の夕暮れにはなぜか期待が胸に広がります。 その期待は暑すぎた長い昼が終わって、 夜がしばらくその暑さを忘れさせてくれることへの期待なのか、 それとも別の何かへの期待なのか。
その期待が何かはわからないけれど、 細い月が山の向こうに消える頃 きっと何かがあると、 そんな期待が胸に広がります。
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