我が家でも婚活?
(2010.7.25[日])
ご存じの通り、我が家にはクサガメが二匹住んでいます。 一匹はトモノリ。年齢は 9歳。甲羅の長さは22cm。 一匹はタツノリ。年齢は 8歳。甲羅の長さは24cm。
一年違いでどちらも、我が家で卵からかえりました(親ガメは別々なので、血縁関係は無し)。 一年遅く生まれたタツノリの方が身体は一回り大きくなりました。 クサガメの場合、雌の方が雄より大きくなるそうなので、年長のトモノリは雄、年下のタツノリは雌であろうというのが、私の予想でした。
そして、7/3。どちらか一方が水槽ないで卵を産みました。 どちらが生んだのか、現場を確認していなかったので不明でしたが、雌雄の予想に従えば、お母さんはタツノリの方。
トモノリお父さんとタツノリお母さんの間に「二世誕生」かと、生まれた卵は砂に埋めて、子ガメが這い出す日を楽しみにしていました。 が、出てきたのは子ガメではなくて、また卵。
今朝のエサの時間に、トモノリお父さんが、煉瓦にのっかって後ろ足をしきりに動かしていました。 しっぽでも痒いのかな、とそのときは思ったのですが、エサを食べ終わった頃に水槽をのぞくと、そこには卵が転がっているではありませんか。 あのトモノリお父さんの足掻きは、出産のための動作だったのか・・・。
ということは、「トモノリお父さん」と思っていたトモノリは実は女の子で、「トモノリお母さん」だったというわけですね。 まあ、それはよいとして、では 7/3に卵を産んだ「お母さん」は誰?
・・・・・・
どうやら、トモノリもタツノリもどちらも女の子だったみたいです。 ということは、今回の卵も前回の卵も無精卵。 7/3 に砂に埋めたあの卵は、夏の日を浴びてゆだっただけだったのか。
こうして、我が家のトモノリ・タツノリの二世誕生の夢はあっけなく潰えてしまいました。 どちらも女の子だとなると、二世誕生のためにはどこかからお婿さんを見つけてこなければ。 箱入り娘のトモノリとタツノリ(←この名前も何とかしないとな)のために、代わりに私が
婚活
に励まないといけないようです。
追記. どなたか、カメの「合同お見合い会」なんてイベントご存じないですか?
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海の日 2010
(2010.7.19[月])
なんだか、いつまでも梅雨が明けないなと思っていましたが、「海の日」の祝日に当たる今日は、今朝から雲一つ無い空が広がりました。
雨雲がないとさすがにそこは夏の太陽。 まだ午前中だというのに、道路には陽炎が立つ暑さです。
数日をおかず車を走らせている道からの眺めですが、今日は昨日までの雨雲の下で見た風景とは違っています。 道路脇に咲いた甘草の花も、今日は夏の太陽の熱で引火した炎のように見えます。
私はエアコンの冷気よりは、暑くても自然の風派。 岬をめぐる道路を車を走らせながら、その私が
今日は窓を閉めてエアコンに頼るべきか
と考えたころ、道路は急な上りになり、大きくカーブを描き始めました。 岬の突端にさしかかったのです。
カーブを曲がり終えるころ、上坂も終わり、道は緩い下りに転じました。と同時にそれまで視野を覆っていた道路と夏草の海が、引き波のように視野の下へと退き、替わって海と空の眺めが流れ込んできました。
夏の陽に燃える甘草の火の熱も、流れ込んだ海の冷やされ、そのせいか車の内外の温度も下がったような気がしました。
ま、今日のところは風でいいか
視野に流れ込んだ海の眺めに冷やされて、エアコンにのばした手がとまった「海の日」でした。
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白い目
(2010.7.10[土])
夏になるといろいろな生き物が動き出します。 先週はカメが卵を産んだかとおもうと(卵はまだ、砂の中。うんともすんとも言いません)、今週はカブト虫がサナギから成虫に変態しました。
おとといくらいからなんだか、サナギの動き(寝返りみたいなものかな?)が盛んになってきてきたと、飼育担当の家内が行っていましたが、本日その寝返りしていたサナギから、大人になったカブト虫が出てきました。
出てきたカブト虫がこれ→
身体は赤いは目は白いは。 カブト虫ってこんなだった? 一瞬驚きましたが、
そうか、まだサナギからかえったばかりだから こんななのだな
と、根拠無く一応納得。 確かにしばらくすると身体の赤みは落ち着いて、茶色に近い色に変化してゆきました。何となく「見慣れたカブト虫」になってきた感じです。 しかし、いっこうに変わらないのはこの白い目。
もしかしたら病気かも?
と心配しました(専ら、飼育担当の家内が)。 心配なので、インターネットでカブト虫の病気にこんな病気は無いかと調べることにしました(これも専ら、飼育担当の家内が)。
結果から云うと、これは「ホワイトアイ」という血統。遺伝的に目が白いカブト虫がいることがわかりました。 もらってきたカブト虫の幼虫が、たまたまその血統のカブト虫だったわけです。
白い目だからといって、別に他のカブト虫や世間を白い目で見ている風もなく、普通のカブト虫でした。 病気でなくてほっとしましたが、白い目のカブト虫はなんだか、ちょっと不気味かも。
白い目だからって、白い目で見るな
白い目のカブト虫に、そう怒られないように気をつけなくちゃ。
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ある日の卵
(2010.7.3[土])
ある日、卵が有りました。 卵の数は4つ。 ところはカメの水槽の中。 順を追うことなく、唐突に4つの卵が在りました。
我が家のカメは9歳と8歳。 どちらかのカメがこの卵を産んだはずです。 二匹とも、女の子のようでもあり男の子のようでもある。 ということは、どちらも卵を産む可能性はあります。 卵がお腹に入っていても、カメの甲羅は膨らみませんから。
どっちだろうと眺めてみても、二匹は写真のとおり、 並んで首を引っ込めたまま。
出産現場を見たわけではないのでどちらが生んだのか決めかねています。
甲羅のお腹の辺りが膨らんで、ついでに 「酸っぱいものが食べたいです」 とでも言ってくれたのなら、どっちが生んだかもわかったし、 卵を見つけても、慌てることが無かったのに。
どっちが産んだ卵なのかわかりませんが、 4つの卵があることだけは確か。 とりあえず、洗面器に砂場を作って卵を砂に埋めておきました。 どっちかのカメがお母さんで、どっちかのカメがお父さんなら、 洗面器の砂場から、子ガメが顔を出すこともあるかも。
子ガメが顔を出す、そんなある日来ることを願って、 ただ今、ある日の卵は砂の中です。
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