日刊☆こよみのページ スクラップブック
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【塞翁が馬】(さいおうが うま)
塞翁の馬が逃げたが、北方の駿馬を率いて戻って来た。喜んでその馬に乗っ
た息子は落馬して足を折ったが、ために戦士とならず命長らえたという故事。
人生は吉凶・禍福が予測できないことのたとえ。塞翁失馬。
「人間万事塞翁が馬」 《広辞苑》
この語は『淮南子』に見える言葉です。
塞翁とは国境の塞(さい。砦のこと)の近くに住む老人という意味。
この人は大変占いが巧みな人だったといいます。
この人の飼っている馬が逃げ出して行方が判らなくなると、人々は気の毒に
思ってこの人を見舞うと、
「いやいや、これが幸運の基になるかもしれない」
と言う。どういうことかと人々がその後を眺めていると、逃げ出した馬が別
の駿馬をつれて帰ってきた。そして・・・と話は続きます。
「禍福はあざなえる縄のごとし」とも言いますが、目の前の幸不幸は一時的
には幸福に見え、不幸に見えても、最終的にはどうなるのか、人生の決算を
行うまでは評価は定まりません。
Web こよみのページや、日刊☆こよみのページはここ数日、開設以来最大の
障害に見舞われた(自分のスクリプトの弱点が引き金となっているので、自
業自得ですけどね)わけですが、今は復活しましたし、最近は有ってあたり
まえと思っていた自分のサイトが開けない状況を体験すると、今までの毎日
があたりまえの日々ではなくて、有り難い日々だったと感じられるようにな
りました。
「いやいや、これが幸運の基になるかもしれない」
今回の経験に対して、今はこう思っています。
過ぎてしまったことは悔やんでも始まりませんし、先のことは判らない。
過ぎたことは良い経験だったと思い、これからは良い方に向かうことを願っ
て、良い方向に向かう原動力にしたいと思います。
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