日刊☆こよみのページ スクラップブック
(PV , since 2008/7/8)
【無謀】(むぼう)
深い考えのないこと。
物事をするとき、そのやり方や結果について十分考えていないこと。
無茶。「無謀な登山」「無謀運転」
《広辞苑・第五版》
「きちんとトレーニングしていないと、後半、特に30kmを過ぎてからが大変」
もう20年も昔のことになりますが、その当時は毎年、フルマラソンに参加し
ていました。
きちんとトレーニングしていないと・・・というのはその時得た教訓。しっ
かり走り込んでいるときには42.195kmもそんなに大変な距離ではないのです
が、走り込みが足りないとてきめんに、後半の地獄を体験したのでした。
そして、最後にその「後半の地獄」を体験した年が私がフルマラソンを走っ
た最後の年になりました。
そして20年。
昨年の年末、バドミントンの大きな試合に向けて練習量を増やしていました。
その中でランニングの量も増え、毎日5〜6km、毎週末には15〜20kmを普通に
走るようになっていました。
そしてそんなときに目に止まったのが、フルマラソンの参加募集の記事。
最初は軽くハーフマラソンへ・・・とも思ったのですが、ここでふと
最近走っている具合から考えると、フルでもいけるのでは?
という考えが頭をもたげました。
20年ぶりのフルマラソン、走ってみようかなと。
そして、参加種目「フルマラソン」に○をつけてしまいました。
しかし、年末に目標だったバドミントンの大会が終わると年末年始、そして
年度末といろいろと忙しい時期にあたったことを口実にして、気が付けばす
っかり走るのをさぼっていました(本当の理由は、寒いのが嫌いな私の怠け
心です)。そしてほとんど 2ヶ月間、まともに走ることもないまま、申し込
んだマラソンの日がやって来ました。
これはまずいとは思いながら、何処かで「なんとかなるかな?」とも思って
の無謀なチャレンジです。
そして結果は、無謀の語の説明のとおり「無茶」でした。
昔の経験どおり、練習不足で望んだフルマラソンの30km以降は地獄。足がほ
とんど動かず、自分が考えたタイムよりより30分以上も遅れて、ようやくゴ
ール。
その瞬間から、一夜明けてこの原稿を書いている今まで、無謀なチャレンジ
の代償である足の痛みと闘っています。
来年は「無謀」なチャレンジと成らないように、きちんと練習を考えてから
走ることにします。
本日は、何とも個人的な【無謀】の解説でした。
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