日刊☆こよみのページ スクラップブック
(PV , since 2008/7/8)
【デジャビュ】
(フランス語)
〔心〕それまでに一度も経験したことがないのに、かつて経験したことが
あるように感ずること。
既視感。既視体験。
《広辞苑・第六版》
「台風が九州地方に上陸する模様です」
今朝のニュースの映像を見ながら、同じ映像を既に見ていた気がしました。
少し考えると、それは1週間前の同じ頃にも同様に台風上陸が近づいている
というニュースが流れていたので、その時の映像が頭に残っていたためでし
ょう。
今回の、デジャビュに関しては、謎解きは簡単でした。
◇不思議な体験
「この道、始めてくるはずなのに・・・」
時折、そんなことを感じることがあります。
「あの角を曲がったところには、ポストがあって、
その先に学校か何かの門があったはず」
そうした予想は外れていることがほとんどで、予想したものと違った風景を
目にすれば、「気のせい気のせい」と、すぐに納得出来ますけれど、時とし
て時には本当にその通りの町並みが広がっていて、予想した自分自身が驚い
てしまうことが希に起こることがあります。
多分、覚えていないけれどいつか通ったことがあるのかもしれません。ただ
それだけのこと。予想したポストの姿が、その時に見つけたポストがありふ
れた金属製の四角いポストではなくて、昔使われていた陶器製の柱のような
ポストであったりして、それによってその風景を記憶した時代を特定できる
こともあります。
こうなると、覚えてはいなかったけれど、既視であることには間違いなさそ
うで、謎解きは終わりになります。
しかし、どう考えても自分が訪れるのは初めてのはずなのに、その曲がり角
の向こうが分かってしまう、いくら考えてもその理由が分からないという体
験をしたことがあります。
単なる偶然なのか、そうでない何かがあるのでしょうか。
「今夜から明日にかけて各地で風雨が強まることが予想されます」
既視感を覚えさせたニュースはつづいています。
既視感のもとになった先週の台風は、心配されれたほどの大きな被害を残さ
ずに通り過ぎて行きましたが、今回の台風もその既視感どおり、大きな被害
を残さずに通り過ぎてくれるかな?
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