【暑さ寒さも彼岸まで】
春秋の彼岸を境として、寒暑それぞれ衰えて、よい気候になる。
《広辞苑・第六版》
9月に入り、彼岸が近づいてくると確かに「暑いね」という日が減ってきた
と実感出来るようになります。
もちろん、ある日を境としてぴたりと寒い日、暑い日が終わるというわけで
はありませんが、この「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉は、寒暑の季節の
境のよい指標となっているようです。
さて、およそではありますが、春秋の彼岸辺りで寒い季節、暑い季節が終わ
ると考えると、寒いと暑いの間の快適な気温の範囲がなんとなくわかりそう
です。では快適な気温とは?
東京の過去の気温の平均値をとってみると、
春の彼岸の時期は摂氏 8℃
秋彼岸の平均気温は23℃
その差はおよそ15度ほどが快適な気温ということでしょうか?
もちろんこの「快適な気温」というのは個人差も大きいでしょうし、そもそ
も今回平均値を得るために採用した地点、東京と離れた場所ではその数値自
体も違うと思いますが、「まあ、妥当なところ」ではないでしょうか?
本日の天気予報では、東京の最高気温は25℃とか。
ほぼ一日中、「快適な気温」の一日になりそうです。
オリジナル記事:日刊☆こよみのページ 2019/09/04 号
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