■暦と言葉 その1・・・【晦日の月】
晦日(みそか)とは、月の末日のこと。
今では大晦日(1年最後の月の最後の日)くらいしか使わないかも。
日本が太陰太陽暦(いわゆる旧暦)を使っていた時代は、月末の日は三十日
(または、二十九日)でしたから、
十日(とおか)、二十日(はつか)、三十日(みそか) → 晦日
となって、「晦日」という文字で「みそか」と読むようになりました。
「晦」は「くらい」と読むように暗い夜、月が出ない夜を指しています。
このことから「晦日」と書いて「つごもり」とも読みます。つごもりは「月
籠り(つきこもり)」の意味。月が籠もって出て来ない日なのです。
さてタイトルに戻って【晦日の月】とはどんな意味か考えてみましょう。今
までの説明を思い出せばわかるのでは。答えは、
【晦日の月】・・・あり得ないこと、馬鹿げたこと。
となります。
俗謡の「女郎の誠と玉子の四角、あれば晦日に月も出る」から出たと言いま
す。現在のカレンダーをいくら見ても晦日の月の意味はわかりませんが、太
陰暦を使っていた時代の人たちには、晦日に月があるはずが無いことは常識
中の常識でしたから、こう言えば誰にでも意味が通じだのでしょう。
オリジナル記事:日刊☆こよみのページ 2006/10/18 号
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