■こよみのページの謎 『日没 − 日出 ≠ 日照時間 ?』
日刊☆こよみのページには、日出没の時刻と日照時間というデータが掲載さ
れています。
普通に考えれば、
日没 − 日出 = 日照時間
となりそうですし、ほとんどはそうなっていますが、時々1分違っていると
言うようなことがあります。
「あ、計算間違ってる!」 のかな? 実例を見ながら考えてみます。
◇大阪 (2006/10/23)
日出 6時 9分 日没 17時15分 日照時間 11時 5分
上記のデータからすれば、「17:15 - 06:09 = 11:06」 となりそうですが、
違っていますね。何故でしょうか。
もったいぶって書きましたが、なんのことはない「四捨五入」の問題なので
す。上記例の場合、仮に秒まで計算したとすると、
A.日出 6時 9分29秒 日没 17時14分59秒 日照時間 11時 5分30秒
(日出 6時 9分 日没 17時15分 日照時間 11時 6分)
B.日出 6時 9分29秒 日没 17時14分58秒 日照時間 11時 5分29秒
(日出 6時 9分 日没 17時15分 日照時間 11時 5分)
と言った具合になります(秒の数値は説明のための仮の数字です)。
A,Bの下の()内の数値は、分以下を四捨五入して表示した場合です。
A,Bの違いは日没時刻がBはAより1秒だけ早い。その結果、日照時間も
Bの方が 1秒だけ短いのですが、四捨五入してみるとAの日照時間が11時間
と 6分なのに対してBの方は11時間 5分と、 1分短くなっているように見え
ます。
またこのときの日出・日没時刻はと言うと分以下を四捨五入すればA,Bと
も同じ(秒のオーダで見ると四捨五入ではなく、29捨30入ですが、意味は伝
わりますね)。
こうした誤解が入り込まないように、秒まで計算しては・・・といっても今
度は 0.1秒単位の四捨五入で同じことが発生してしまうので、際限がありま
せん。また、見かけ上矛盾しないように四捨五入した後の「日没−日出」で
計算するという手もありますが、これはあまりに姑息な手段。見た目だけの
ためにそんなことをするのは本末転倒ですので、しておりません。
正しくその意味を理解して使ってこその数字ですので、本日は煩雑でしたが
このような説明をさせて頂きました。
本日の、ちょっと重箱の隅をほじくるような暦のこぼれ話は、これまで。
オリジナル記事:日刊☆こよみのページ 2006/10/23 号
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