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月齢はどうして決まる?
    TVで夕方の天気予報を見ていると「明日の月齢は12です」といった言葉を耳にします。普段何気なく聞き流している言葉ですが、この「月齢ってなんだろう?」と思ったことはありませんか。くだんの天気予報もそうですが「月齢」は教えてくれるのですが、この月齢がなにを表してるものかを説明してくれることってあまりありませんよね。
 まあ雰囲気で「月齢15ていうと満月かな?」くらいはわかるのですが・・、ときによっては「月齢12.4」なんて小数点付きの数字で示されることもあるので(このHPの随所で見かける月齢も小数点つきだ)、「小数点までつけるところを見ると何か大変な計算をして出された数なのじゃないか」と思っているみなさんも多いのではないでしょうか?。

注意 このHPが難しい計算をして月齢を表示しているすごいHPだと思ってくだっさている方々はこれから先は決して読まないでください。

すごい手品も種をあかせば簡単、と言ったわけで月齢計算も種をあかせば簡単です。「月齢は直前の新月の瞬間を0とし、それからの経過日数で示す」と言うわけで次の計算例を見てください。

月齢の計算のしかた
  1. 月齢を知りたい日の直前の新月の日時を調べる
    どこかから新月の日(できれば時刻まで)を調べてきます。どこで調べるかっていうとたとえば「月齢カレンダー」(宣伝)。これを書いているのが2000年6月27日19時なので、この時刻の月齢を求めてみましょう。
    この日時の直前の新月は 2000年6月2日 21時
  2. 直前の新月の日時からの経過日数を求める。
     6月27日19時 - 6月2日21時 = 24日と22時間 ≒ 24.9 日
  3. 月齢の計算結果
    2で計算した答えの前に「月齢」とつけて現在は「月齢24.9」ですと言う(もちろん、さも大変な計算をしたんだぞと言う顔をして)。

いかがでしたでしょうか?。なーんだこんなもんかと言うほど簡単でしたね。しかし・・・。手品師同様、まだ隠している種があるんです。それは「新月の瞬間を求める」こと。この辺の話は月の満ち欠け(朔望)の話をご覧ください。
 ちなみに、旧暦での一日(朔日)は新月を含んだ日と言うことになっておりましたので、月齢を見れば旧暦の日付がだいたい判ります(旧暦の日付は1日から始まりますが、月齢は0から始まりますので完全に同じではありません)。

こよみのページ内での月齢表示について(2009.11.9 追加)
 こよみのページ内のあちこちで月齢の表示がありますが、ページによって同じ日でも数値が異なるのはなぜかという質問を度々受けます。
 月齢の計算のしかたをお読み頂いた皆さんには、既に理由が想像出来ていると思いますが、ご想像の通り(?)、数値の違いは計算する場合に基準とした時刻の違いです。以下に、主なページの月齢が、どの時刻の値であるかを説明します。
  • Home-Page(http://koyomi8.com/opening.shtml)の場合
     こよみのページを開いたときに表示される最初のページ(オープニングのページ)をHome-Pageと呼んでいます。
     このページの「お月様のデータ」の月齢計算は、指定された年月日時刻で計算されます。何も指定しない場合は、そのページを開いた時の日時の値(例1)となります。

  • 月齢カレンダー(http://koyomi8.com/moonage.htm)の場合
     月齢カレンダーでの月齢計算は、指定された標準時(デフォルトは日本時)での正午の値(例2)です。

  • 月の朔望(満ち欠け)一覧(年間)(http://koyomi8.com/sub/sakubou.htm)の場合
     月の朔望一覧のページの月齢は天文学的な上弦の半月、満月、下弦の半月の瞬間の値です。この時刻は計算によって求められるものなので、あらかじめ何時何分とは決まっていません。

  • 新聞や天気予報の月齢
     最後におまけとして、新聞に書かれている月齢や、天気予報で紹介される月齢について説明します。
     こうしたところで紹介される月齢は、ある日の月齢の代表値ですが、問題はその代表値を計算するのに用いた時刻が何時なのかです。残念ながら、

     ある日の月齢の代表値は○時△分のものとする

    といった決まりがありません。そのため、本当のところはその新聞や天気予報が何時の時刻を使って計算したか、たずねるしかありません。ただ、「ある日を代表する時刻は何時?」と考えたときに、それは「13時51分です・・」なんて中途半端な時刻を思い浮かべることは無いでしょうから、自ずと切りのいい幾つかのパターンに集約されると思います。考えられる主なパターンは次のようなものがあります。
    1. 0時(正子)・・・例3
    2. 12時(正午)・・・例2に同じ
    3. 世界時 0時(日本時では 9時)・・・例4

    一度決めれば、その新聞なり天気予報なりではこの時刻を変えることは無いでしょうから、試しにそれが何時なのか確かめてみてはいかがでしょうか。
  • 2009/11/08の月齢計算例
    時刻月齢備考
    0:0020.39例3 正子
    9:0020.77例4 世界時 0時
    12:0020.89例2 正午
    22:2021.32例1
     上に説明で登場した例1〜4でのある日の月齢を計算してみると右のようになります。ある日の例は 2009/11/08 としました。Home-Pageを表示した時刻は 22:20として計算しました(日時は全て日本時)。
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