こよみのページ 古い「カレンダーの余白」

No.6142 ときがわ町の36線上で72度で南中
某天文まにあ さん 2009年 6月 22日(月) 0時 28分
8月1日(土)の11時48分30秒を過ぎて49分になる前に、埼玉県比企郡ときがわ町の、
東経139.29度付近の北緯36度線上で、36度のちょうど倍の72度で南中する。
日本の北緯36度線上で72度で南中するのは数十年に一度だけであるので、
日本での皆既日食と並んで一大天文ショーである。


No.6149 ちょっと疑問が・・・
かわうそ@暦 さん 2009年 6月 24日(水) 14時 42分 HomePage
某天文まにあさん、こんにちは。

太陽の南中高度が緯度の倍になることにどんな意味があるのか私には判りませんが、きっと何か意味があるのでしょうね?

それはさておき、気になるのはご呈示の時刻(JSTですよね?)及び経緯度では、太陽の南中しませんし、南中する時刻(8/1,11h49m12s頃)でも高度は72°ぴったりにはならないように思えるのですが(まあ、12″くらいですが)。

気になったので、自分でも計算してみたのですが、緯度36°でその日太陽の南中高度が72°になるのは、東経 134.321°付近で、時刻は12h09m05s(JST)頃なのでは。
いかがでしょうか。


No.6147 無題
花暦 さん 2009年 6月 23日(火) 21時 17分
初めまして。
mixi から来ました。

私はハープを弾いているのですが、大切にしているレパートリーの1つが「日本の歌(唱歌や童謡)」ですので、旧暦がとっても気になります。

今は「夏は来ぬ」、そして続けて「さとうきび畑」を夏の歌としてメドレーで弾いています。
上手く歌えないので残念なのですが、季節を感じさせる詩にも魅了されます。

これからもこちらのHPで楽しませて頂きますね。

No.6148 無題
かわうそ@暦 さん 2009年 6月 24日(水) 14時 29分 HomePage
花暦さん、いらっしゃいませ。
このサイトで何か役立つ情報が見つかればいいのですが。
では、今後ともよろしく。


No.6150 改暦の日について
ねこのしっぽ さん 2009年 7月 1日(水) 13時 51分
こんにちは。
さて、グレゴリオ暦の改暦はなぜ
ユリウス暦1582年10月4日の翌日→グレゴリオ暦1582年10月15日
という中途半端な日だったのでしょうか。
年末を削るのはクリスマスを削ることになるので論外として、やはり月末など少しはキリのいいところがないかなとは思うのですが。
10月5日~14日のあいだはキリスト教の祝日がなかったという理由がありそうな気がしますが。
イギリスなどでは1752年9月2日→14日ですが9月3日~13日も特にイベントのない期間だったのでしょうかね。

No.6155 RE:改暦の日について
かわうそ@暦 さん 2009年 7月 2日(木) 10時 30分 HomePage
ねこのしっぽさん、こんばんは。
グレゴリオ暦への改暦は、ローマカトリックの「宗教的な都合」で行われたものですので、改暦のタイミングは主要な宗教行事や、著名な聖人の記念日などの無い期間を第一の条件として選んだとのこと(それでも、失われた十日の間に自分の町の守護聖人の記念になんかがあった人たちからは抗議があったとか)。
また、改暦前後で日付は不連続にしても曜日はそのままにした点なども、一週間の祭礼の周期を崩さないためだったと考えられます。

イギリスの改暦のタイミングについては、「そういえば、イギリスはなんで?」と、言われてみて始めて不思議に思った問題なので、今のところ私には理由がわかりません。
これから考えてみます。
ご存じの方がいらっしゃいましたら、教えてください。

No.6156 RE:改暦の日について
ねこのしっぽ さん 2009年 7月 2日(木) 13時 30分
解説ありがとうございます。
やはり記念日や祝日の関係だったのですね。
誕生日などがなくなった(16世紀に西洋の人たちが誕生日を祝っていたかどうかは知りませんが)人もいたりしそうですが。
改暦のタイミングを表にした英語サイトを見た記憶があるのですがクリスマスを飛ばしている国もありました。
日本は明治5年12月2日の翌日を明治6年1月1日としたのですが和暦にはクリスマスはないので違う話になりますが。


No.6151 無題
pi5403 さん 2009年 7月 2日(木) 7時 0分
解説ありがとうございます。
やはり記念日や祝日の関係だったのですね。
誕生日などがなくなった(16世紀に西洋の人たちが誕生日を祝っていたかどうかは知りませんが)人もいたりしそうですが。
改暦のタイミングを表にした英語サイトを見た記憶があるのですがクリスマスを飛ばしている国もありました。
SUBJECT=投稿記事についてのお尋ね HP= HOST=flets-a-west-29-48.dsn.jp AGENT=Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 5.1; ja; rv:1.9.0.11) Gecko/2009060215 Firefox/3.0.11 PASS= MOTHER= NEXT=6158

No.6153 RE:投稿記事についてのお尋ね
かわうそ@暦 さん 2009年 7月 2日(木) 10時 20分 HomePage
pi5403さん、こんばんは。

> まとめまたは結論らしき計算式がないのが不思議でなりません。

と言うことでのご質問ですが、件の記事はその冒頭で

『Javascriptを利用して、簡単に春分の日、秋分の日を計算する方法について・・・』

と書いたとおり、その少し後に投稿者の方のJavascript のソースを書き込んでおりますので、それがご質問の「結論」にあたります。
式自体に難解なところは無く、ただ

  そうか! その手があったな

という「巧い手」の紹介なので、特別な説明はされていません。
Javascriptになじみの無い方には、分かり難い点もあるかも知れませんが、詳しく知らなくとも記事に書かれているソースを写して、動かしてみればどんな風に動くか確かめられますので(PCで動作する一般的なブラウザなら、ほとんどどれでもJavascriptを実行して確かめられると思います)大丈夫かな、と。
今見れば、多少不親切かなという気もしますので補足すると次のようになります。

掲載されたソースプログラムから計算に直接関係するところを抜粋すると

(a) X&eq;6829570000; //1970年の春分点通過時刻の年初からのミリ秒(推定概算)
(b) Y&eq;22935091700; //1970年の秋分点通過時刻の年初からのミリ秒(推定概算)
(c) Z&eq;31556926000; //地球公転周期のミリ秒(ミリ秒単位では不正確かも?)
(d)for(i&eq;0;i<300;i++){
 (中略)
(e) document.write('<TD><SPAN class&eq;'+new Date(Z*i+X).getDate()+'>'+new Date(Z*i+X)+'</SPAN>');
(f) document.write('<TD><SPAN class&eq;'+new Date(Z*i+Y).getDate()+'>'+new Date(Z*i+Y)+'</SPAN>');
 (中略)
(g) }

行先頭の(a)~(g)は説明のため、今回私が入れた行の識別名です。
このプログラムは単純なので、投稿者の方も特にソースに説明を入れる必要を感じなかったようですので、補足すると

 春分日の年月日計算 → (e)行
 秋分日の年月日計算 → (f)行

で行っています。
考え方は至って単純で、ある年の春分点通過の瞬間(X)、秋分点の通過の瞬間(Y)がわかれば、次の年の春分点通過、秋分点通過はその1年(回帰年)後に違いないというものです。

(c) に Z&eq;31556926000 とありますがこれは、ミリ秒単位で考えた1年の長さの近似値です。これを平均太陽日で表せば、
31556926000 / 1000 / 86400 ≒ 365.2422日となります。

ですから、Date(Z*i+X) , Date(Z*i+Y) の()の中身は、それぞれ基準年の春分、秋分の瞬間から i年後春分、秋分の瞬間の1970年1月1日0時0分0秒(UTC)からの経過時刻を計算しています。
1970年1月1日0時0分0秒はJavascript のDateクラスの時刻の積算起点です。

このように春分日、秋分日を基準とする年の春分、秋分の瞬間から回帰年を整数倍する方式は誰しも思い浮かぶ方法ですのであえて説明するまでもないでしょう。
こうした計算の場合実は問題になるのは、ある年の春分、秋分の瞬間を予想したとしてもそれが

 何月何日か計算する

ことです。「閏年が何年にはいるからこの年は・・・」という計算部分です。
これも、さほど難しいものではないのですが、この投稿記事ではその単純な計算すらもJavascriptのDateクラスに任せて、自分ではやらないというところが、「世界一短いかも知れない」というタイトルの所以です。
たとえば、春分の年月日の計算は

  new Date(Z*i+X)

ですませてしまっています。
なかなか巧い手でしょう?
以上、補足説明でした。

追記.
まだ疑問が・・・
という方は、実際に記事にあったプログラムを動かして試してみることをおすすめします。



No.6157 RE:投稿記事についてのお尋ね
pi5403 さん 2009年 7月 3日(金) 0時 17分
ご解答有難うございます。
ご解答の内容はすでに理解ずみです。ただもう少し正確に言えばこの簡単な計算で日付に境目すなわち午前0時付近の春分時、秋分時がどの期間の範囲で、春分日、秋分日にあっているのかが不明なので、さらに正確な結論があるのかなと期待したのが愚かでした。どうも有難うございました。


No.6158 今年の11月12日が休日になるかも・・・
可楽 さん 2009年 7月 4日(土) 19時 17分
こんにちは。
既にご承知と思いますが、昨年来何度か新聞の端っこ記事になっていた「天皇陛下御在位二十年を記念する日を休日とする法律案」が先日衆議院に提出されました。
重要法案が残る中、衆院解散も想定される今のドサクサに提出されたので法律として成立するかどうかわかりませんが、いきなり「今年の11月12日(木)は休みですよん!」と言われても、と思います。
私のような会社員は、木曜日が休みになっても飛び石連休で不効率なことこの上ありません。製造業の方ならなおさらでしょう。
先の祝日法改正の際のアンケートでも「これ以上祝日は増やさなくていい」という国民が過半数でした。
確かに大喪の礼の時も即位の礼の時も臨時の休日にはなりましたが、混乱はなかったのでしょうか。コトがコトだけに反対はしにくいですが・・・。
天皇陛下の御在位20年を祝うのなら休む以外にもいくらでも方法はあると思うのです。
奉祝に賛成か反対かではなく、休日が増える(と言っても今年だけですが)ことについて、皆様のご意見を伺いたいと思います。

No.6162 RE:今年の11月12日が休日になるかも・・・
かわうそ@暦 さん 2009年 7月 5日(日) 16時 54分 HomePage
永続的な祝日の追加については、もう十分だと思いますが、今回のようなその年かぎりの奉祝の祝日はあってもいいかなと思います。

それに、「祝日は休日とする」という国民の祝日に関する法律の文面は基本的には法律で勤務日等を規定される公務員の休日の規定であって、民間までこれに従わなければならないというものではないので、

 「我が社は、この日も勤務日とします」

ということに何ら不都合はないはずです(現実には、大体右へならえ的に休日としているところが多いようですが)。

No.6170 RE:今年の11月12日が休日になるかも・・・
居待ち月 さん 2009年 7月 9日(木) 4時 59分
可楽さんに賛成です。
気まぐれに、祝日をつくることに反対です。
予定を立てて活動している組織が、混乱します。
祝日・休日を新たに制定するなら、少なくとも1年以上前に制定すべきと思います。
特に、在位20周年は、以前から、わかっていたことです。
また、明治や昭和のときは祝日にしたのでしょうか。
祝日を制定するなら、平成以降もルールを決めて、実施すべきと思います。

No.6172 例外もあってもいいかなと思っています
かわうそ@暦 さん 2009年 7月 9日(木) 9時 41分 HomePage
居待ち月さん、今晩は。

> 祝日・休日を新たに制定するなら、少なくとも1年以上前に
> 制定すべきと思います。

居待ち月さんの御意見に、原則的には賛成ですが、全部がそうであるべきだとは思いません。
祝日の性質から変更の可能性の少ないもの、ずっと前から予測可能なものならその通りだと思いますが、一年かぎりの単発の祝日の場合は例外だろうと思います。
現在の祝日法が施行されてから以後、一日限りの祝日は次の4つ。

・皇太子明仁親王の結婚の儀 (1959/04/10)
・昭和天皇の大喪の礼 (1989/02/24)
・即位礼正殿の儀 (1990/11/12)
・皇太子徳仁親王の結婚の儀 (1993/06/09)

これを見る限り一年かぎりの祝日は日程を一年以上前に決めるというのは、難しいものばかり。また施行後60年以上経過して一日かぎりの臨時の祝日は 4回だけということを考えれば、この程度は臨時・例外扱いされても問題ないのでは無いでしょうか。

今回の即位20周年に関しては例外に加えることにはやや疑問があるので、積極的賛成というより、「まあいいかな」と消極的に賛成といった程度です。
ただ、もしこれを加えるとすると、日程を一年以上前に決めるのはやはり難しいと思います。早く決めて「万が一・・・」ということがあるとその祝日を廃止する法律を提出しないといけませんから。大丈夫みたいだと、見極めてからでないと言い出しにくいと思います。

なお、前の書き込みで書いたとおり、祝日となったからといって、その日は国民は皆休まねばならないというような拘束力がこの法律にあるわけでは無いので、突然祝日が増えても、国民は大混乱ということにはならないと思います。強制力は無いのですから、この点でも

「まあいいかな」

と思っています。


No.6173 RE:廃案です
角田 さん 2009年 7月 14日(火) 19時 59分
終わりました。
今日以降の審議ストップで解散による審議未了廃案が決定です。

次は9月中旬の特別国会に再提出後ですから、どんなに早くても「休みになるのか、ならないのか」が決まるのは10月に入ってからです。

この法案は「即日施行」ですから、11月11日に成立して【明日は急遽、休みにしたから】なんて事も可能ではありますけど・・・


No.6159 無題
ベアトリーチェ さん 2009年 7月 5日(日) 2時 13分 HomePage
こんにちは。月齢などについて調べていて参りました。とても楽しく拝見しました。暦を作るのは昔はとても難しくそれて陰陽寮などが作られたのでしょうね。
で 昔は1月~3月が春 4月~6月が夏 となっていましたよね。わかりやすくていいんですが。五月雨が梅雨ですから 今の季節は昔なら5~6月なんだろうな と。だから七夕の季語が秋なのはわかるんです。
それで今私たちが使っている暦はどういう基準で1月とか2月とか決めたんでしょうか?アウグストゥスが自分の名前を入れたくてAugustを入れたとかジュリアスシーザーがJulyを入れたとかって昔英語の教科書に書いてありましたがそれまで1年が10か月だったってことですか?もしご存知でしたら教えてください。

No.6161 現在の暦の月並みについて
かわうそ@暦 さん 2009年 7月 5日(日) 16時 42分 HomePage
ベアトリーチェさん、今晩は。
現在私たちが使っているいわゆる「新暦」はその成立の歴史をたどるとローマの暦に行き着きます。
紀元前7世紀頃まで使われた古代ローマの暦、ロムルス暦は春分を含む月である現在の 3月から始まり、12月までの10ヶ月、304日分しか無かったと言われています。残りの 2ヶ月分は暦日に数えられない期間でした(冬ごもりの時期だそうです)。
現在の 1,2月は紀元前 7世紀のヌマ暦への改暦時にそれまで暦日に数えていなかった 2ヶ月分の日を追加した結果作られたものです。この時この 2ヶ月分は

 年末に追加

されました。つまり現在の 1,2月は年末の月だったわけです。
この改暦でローマの暦はようやく「一年は十二ヶ月」になったのです。

既に書いたとおり一年十二ヶ月になったヌマ暦ですが、この暦ではまだ年初は現在の 3月でしたが、この年初を現在の 1月に移動させたのはユリウス・カエサル。
紀元前 1世紀に行われたユリウス暦への改暦でのことでした。

年初を移動させた理由は、当時のローマでは行政官の任期のような政治上の一年の始まりは現在の 1月、一般の生活で使われる一年の始まりは 3月という二つの一年のサイクルがありました(現在の日本の暦日と、 4月に始まる学校年度や、会計年度みたいなものと考えると判りやすい)。

ユリウスは、改暦に際してこの「二つの一年」が不合理であると考えたようで、これを統合しましたが、その際に優先したのは政治的な一年の方で、これによってそれまでの、春分を含む春の月であった現在の 3月から、現在の 1月へと年初の月が移動し、以後の暦はこれを踏襲して現在に至っています。
よって、現在の暦の年初である 1月は、季節の区切りだとか、天文学上の何かとの関係とかとの結びつきは特にありません。

さらに興味が有れば、「暦と天文の雑学」の中の

2月だけ28日になったわけ http://koyomi8.com/reki_doc/doc_0310.htm
現在使われている「西暦」について http://koyomi8.com/reki_doc/doc_1700.htm

辺りの記事をお読み下さい。

追記.
余談ですが、現在でも一年の日数の調整(うるう日)が2/29に挿入される理由は、 2月が年末の月だった頃の名残です。



No.6163 無題
ベアトリーチェ さん 2009年 7月 5日(日) 17時 54分
こんにちは。月齢などについて調べていて参りました。とても楽しく拝見しました。暦を作るのは昔はとても難しくそれて陰陽寮などが作られたのでしょうね。
で 昔は1月~3月が春 4月~6月が夏 となっていましたよね。わかりやすくていいんですが。五月雨が梅雨ですから 今の季節は昔なら5~6月なんだろうな と。だから七夕の季語が秋なのはわかるんです。
SUBJECT=ありがとうございました! HP= HOST=ntokym114040.okym.nt.ftth4.ppp.infoweb.ne.jp AGENT=Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 7.0; Windows NT 6.0; GTB6; SLCC1; .NET CLR 2.0.50727; Media Center PC 5.0; .NET CLR 3.5.30729; OfficeLiveConnector.1.3; OfficeLivePatch.0.0; .NET CLR 3.0.30618) PASS= MOTHER=6159 NEXT=6164


No.6164 七夕満月の確率
おかげん さん 2009年 7月 7日(火) 21時 14分
今年の七夕は満月と重なり、ネット上では、その話題で盛り上がっているようです。

気になったのは、多くのサイトで、七夕と満月が重なるのが「19年に1度」と書かれていることです。

平均朔望月は29.5日(細かい数字は無視しています)なので、任意の日が満月の日と重なる確率は29.5分の1だと思います。

この考え方からすれば、七夕と満月が重なるのは「29.5年に1度」ではないでしょうか?

No.6165 RE:七夕満月の確率
まき さん 2009年 7月 8日(水) 2時 53分
詳しい説明は管理人様にお願いしますが、ちょっと計算してみると
2009,2028,2047,2066,2085年と21世紀は19年毎に7月7日が満月になるようですが、
1914,1933,1952,1963年と20世紀には4回しかなく、19年毎でもないようです。

#22世紀も4回か? この辺は精度が不足・・・

月、地球の位置関係は約18.6年(サロス周期)で元に戻るので
その影響ではないでしょうか。
#満月が七夕と重なると、益々天の川が見えない。
#やはり旧暦で七夕をやらないと・・


No.6166 RE:七夕満月の確率
まき さん 2009年 7月 8日(水) 3時 3分
>約18.6年(サロス周期)
失礼しました。 18.6年はサロス周期ではないですね・・・

No.6167 RE:七夕満月の確率
かわうそ@暦 さん 2009年 7月 8日(水) 17時 5分 HomePage
おかげんさん、まきさん、こんにちは。
書き込み有り難うございました。

>>約18.6年(サロス周期)
>失礼しました。 18.6年はサロス周期ではないですね・・・

月関係で18.6年というのは、交点逆行周期(対恒星)の周期だと思います。
サロス周期は18年と11日程ですが、これは日食や月食などの周期性の話なので、今回の

 7/7 が満月になる年

の話ならサロス周期でなく、「メトン周期」あるいは「章」と呼ばれる朔望月の整数倍と太陽年の整数倍が一致する(ぴったりではないけれど、ごく近い値となる)周期のことです。
関係は、
   19太陽年 &eq; 6339.602日
  235朔望月 &eq; 6339.688日

なので、その差は 2時間程しかありません。
この関係から19年ごとに同じ日付(太陽暦で)でほとんど同じ満ち欠けの状態の月が見えることがわかります。
235月というと、 1年12ヶ月と考えると19年と 7ヶ月となるのですが、このことから旧暦は

 19年に 7回の閏月が入る

といわれることになります。ただし、朔望月と太陽年の整数倍の一致といってもわずかながらずれていますので、いつも19年ごとに 7回の閏月が入るわけではありませんので誤解の無いように。あくまでも近似的な話です。

またこの計算の元になる、「太陽年&eq;365.2422日」というものも現実には年に「日以下」の端数など付けられませんから、閏日などで「何年かを平均すれば近似的に一致するよう」修正しているものなので、短期的に見ると(グレゴリオ暦であれば、400年以下の期間)、1日程度の話では結構不均一です(特に1800,1900,2000,2100といった百年毎あたりは、うるう日の置き方が例外的になるので、関係がくずれるはず)。

結論としては、メトン周期での一致があるので、

 「ある年の7/7が満月である場合、
  19年ごとに7/7が満月になりやすい年が出現する」

程度の話です。
参考まで、1801~2200の間で7/7が満月になる年は次の17回だと思います(私の計算が合っていれば)。

1838,1857,1876,1895
1914,1933,1952,1963
2009,2028,2047,2066,2085
2115,2161,2180,2191


No.6168 RE:七夕満月の確率
まき さん 2009年 7月 8日(水) 21時 34分
管理人様、誤った書き込みで失礼いたしました。(削除Key入れ忘れ)

完全に頭が日食モードになっていました・・(サロス周期)
なのに月の18.6年の周期とごちゃ混ぜでした。

#私も22世紀の計算してみたら、2115,2161,、2180、2191の4回でした。



No.6171 世界的に有名な某氏
居待ち月 さん 2009年 7月 9日(木) 5時 12分
たのしく、閲覧させて頂いています。
些細な点で、気になることがありましたので、投稿させて頂きます。

祝祭日一覧に次の説明があります。
「天皇の誕生日を祝う」。この2日後に世界的に有名な某氏の誕生日があるため「イブイブ」などとも言われる。

12月25日はキリストの誕生日ではなく、キリストの誕生を祝う日だと思いますが…。12月25日は、いまでは少しずれていますが、冬至のお祭りを転用したとの説もあるようです。
なお、キリストの誕生日は、1月6日など諸説があり定まっていないようです。


No.6174 1963-1969-2009
しろがねこのしっぽ さん 2009年 7月 17日(金) 22時 32分
こんにちは。
こちらでは梅雨明けせずしとしとと降っています。
今年は祝日や土日の関係で今日の午後から小中高生は夏休みなんですね。

さて、いよいよ皆既日食の7月22日が迫ってきたわけですが、皆既日食自体は地球のどこかで平均1年に1回は起こっていますが、日本国内が観測帯に入るのは46年ぶりとのことで46年前の1963年の日食をとあるソフトで調べると、世界時の1963年7月20日(日本時間21日朝)に起こっていたことがわかりました。7月21日の朝といえば夏休み最初の朝なんですよね。当時から夏休みは今のように7月21日から8月31日までだったかどうかと問われると不明ですが。
しかし、1963年の日食が7月21日で、2009年の日食が7月22日と日付が1日しか違わないというのが興味深いです。
メトン周期やサロス周期という言葉を聞きますがそれと46年間という時間は関連性があるのでしょうか。
メトン周期は19太陽年と235朔望月がほぼ等しいということだったと思うのですが。また8太陽年は「だいたい99朔望月と1日」らしいので、1963年の19年後は1982年、1982年の19年後は2001年、これらの年は7月21日が新月の日であることがわかり、2001年の8年後の今年2009年は1日ずれ7月22日が新月となるとは理解できます。
ここで通常だと誤差が1日程度あることもありますがこの計算では正確だったようです。
しかしサロス周期は?ですし。

しかし、世界時で7月20日で日本時間で7月21日というと1969年のアポロ11号の月面着陸の日ですよね。その6年前の同じ時間帯にちょうど皆既日食だったというのも偶然なのかなと疑いたくなりすらします。


No.6175 日食
miriyun さん 2009年 7月 23日(木) 0時 8分 HomePage
ご無沙汰しています。

以前に卵形の太陽の形でお世話になりましたmiriyunですj。
ますます、充実のサイトで、いつも楽しみにするとともに、
頼りにしております。

 日食シミュレートがとてもわかりやすかったので、
今日の記事の中で『暦のページに』日食の動きがわかりますという内容で、
こちらにリンクさせていただきました。
事後になってで申し訳ないのですがよろしいでしょうか。

 また、きょう、神奈川県南部で食分が少ないときではありますが、
厚い雲の隙間を縫ってかすかに日食写真を撮りました。
こちらの日食シミュレートの時刻によって異なる太陽と月の画像を
実際の写真と一緒に自分のブログに出させていただけないでしょうか。

いつも科学的でない話ばかりですいません。
無理は承知の上でのお願いですので、
かわうそさんのお考えや方針にそっていきたいと思います。
お返事いただければ幸いです。 


No.6176 RE:日食
かわうそ@暦 さん 2009年 7月 23日(木) 7時 56分 HomePage
miriyun 様

かわうそです。
卵形の太陽では、こちらこそお世話になっており、感謝しております。

日食シミュレーションの画像ですがどうぞお使いください。
太陽と、月がきれいな円にならずに恥ずかしいですが、説明に役立つなら。
迷惑どころか、使って頂けるなら光栄です。


No.6177 RE:日食
miriyun さん 2009年 7月 23日(木) 23時 44分 HomePage
かわうそ様

ありがとうございます。
今回も趣味の写真を、何の準備もなく撮ってしまったのですが、
やはりこういうものにはいつのどういう状況のものかという説明をしたいのですが、自分では全くわかりませんでした。
 こちらの地球上の時と場所と、そして太陽と月の動きを一体化させたシュミレートにはまったくもって驚かされました。
 今回お許しいただいた画像をありがたく使わせていただきます。


No.6178 ミー君は戻りましたか?
三日月 さん 2009年 7月 30日(木) 3時 28分
 こんにちは。お久しぶりでした。

かわうそさんのところのミーくんは、家に戻りましたか?このくらい大きくなると少し離れたところまで出ることはあると思います。
違う場所においしい餌をとれる所を見つけたとか…

それにしてもバッチリカメラ目線ですね(かわうそ日記の中のミーくん)
かわいい!!です。
カマキリって、体をつかまえたらもちろん嫌がりますが、そっと手を差し出してタイミングが合えば、手のひらにのってくれるのですよ。
カエルやセミやトンボよりも、のっている時間は長いです。
試してみてくださいね。
どなたか 乗せたことありますか?

No.6180 ミー君その後
かわうそ@暦 さん 2009年 8月 3日(月) 15時 59分 HomePage
三日月さん、こんにちは。

カマキリのミー君1,2,3号とも帰ってきません。
もう大分経つのに。
鳥に捕られていないか、それだけが心配です。

ただ、去年の初代ミー君も夏の間姿が見えなかったものが、秋口にひょっこり卵を抱えて里帰りしてきましたから、これと同じくもっといい餌場に移動しただけだったらいいのですが。
帰ってきたらまた、かわうそ日記に登場することになると思います。

ミー君達の帰還を期待して待つことにしましょう。
なお、「手乗りカマキリ」に関しては試したことはありませんでした。
試してみればよかったですね。

No.6181 RE:ミー君その後
三日月 さん 2009年 8月 6日(木) 4時 17分
 そうですか。去年みたいに卵を抱えて戻ってきたらいいですね~。
あら!!卵を抱えてきたのならミー君ではなくて、ミーちゃんなのかな。(いまは男女を分けて呼ばないでどちらも 「さん」 というらしいですが)
 カマキリがどのあたりまでが行動範囲かわかりませんが、住み心地のよいところといいますか、そんなにとんでもなく広範囲ではないように思います。(何の根拠もありません)
クモは、お気に入りの場所を決めたら、何度も同じ場所に巣を作るってありますから。
クモもすごいです。頭をさかさまにしてジリジリと照る日も雨の日も、その場所で獲物を待ち受けますから。
そんな凄まじい場所に巣を張るものと、軒下の雨や風があまり当たらないところに巣をはるものもいます。同じ種類のクモでもね。
クモは一般に嫌われますが、クモってなかなか素晴らしい生き物ですよ…。
クモの話にしてしまいましたが、かわうそ日記にミーくん登場を楽しみにしています。



No.6179 ちゃ~びらさい(はじめまして)♪
eko さん 2009年 8月 2日(日) 2時 0分 HomePage

 実は前からすごいHPがあると仲間から教えてもらいましたが、ホント
ばらしいですね♪福島生まれですか?昨年研修会で福島行かせてもらいました。思ったより素敵な町でした。こんな都会だとは?思いませんでした
今は和歌山にお住まいなのでしょうか?

 私は生粋のうちな~女です。HPを作成しましたが、1年で削除し、気軽にブログで休日に書き込みしています。2つありますが、れ~じ(とっても)単純なものです。PCはとっても苦手。でも人間とのコミニケーションはまかちょうけ~(まかせてね)って感じです。

 私のホントに小学生並にサイトに一回でいいから、そちら様が訪れてきてくださればとっても嬉しいです。


No.6182 メルマガを携帯で見れるのは
三日月 さん 2009年 8月 20日(木) 3時 34分
 メールマガジンが始まったのは随分と前だったように思いますが、先月私も携帯での登録をしました。(遅いですが)
送っていただいたメールは、出かけたときなどPcがなくても見れるので便利です。
 私は「今日は何の日」「花言葉」「コトノハ」をよく見ます。
それに「埋め草の記」がとても楽しみです。思わずふふふと笑ってしまうこと内容が多いです。

ところで「埋め草」っていう言葉があるのですか?編集後記のようなもの…とありますが。

 最近はコオロギとスズレサシ(?)が涼しげによく鳴いています。
稲穂も頭を垂れはじめましたし、栗や柿や胡桃の実も順調に育っています。
水引(表から見ると赤、裏から見ると白…なるほど。)やくずの花にも気づけるころになりました。

これからもメルマガ配信、よろしくお願いいたします。




No.6185 「埋め草の記」について
かわうそ@暦 さん 2009年 8月 21日(金) 12時 3分 HomePage
「埋め草」という言葉は、単に新聞や雑誌の隙間を埋めるために挿入される記事のことを指す言葉のようです。結構一般的にも使われている言葉だと思っていたので、特に考えるでもなく使いました。

ただし、「埋め草」と使うときに頭に浮かぶのは、白詰草の押し花の映像。
見れば解るとおり、白詰草は「詰め草」。
陶器などの運搬の際に緩衝材として乾燥したこの草を使ったからこの名になったとか。

日刊☆こよみのページの埋め草の記を書くときには、いつもなぜかこの乾燥した白詰草の映像を思い浮かべています。


No.6183 浜朴?
あざみ さん 2009年 8月 20日(木) 9時 52分
はじめまして。

 ずいぶん前から「季節のページ」等利用させていただいておりました。
が、メールは初めてです。

 「浜朴」の写真を見、朴じゃないな槿だなと思いチェックしてみました。
広辞苑によると「黄槿-はまぼう」と書かれておりましたが、地域によって「浜朴」と詠んだりするのですね。
お陰様で一つ賢くなりました。

これからも、世のため、人のため、私のためいろいろお教えくださいませ楽しみにしております。 


No.6184 ハマボウ 浜朴 黄槿
かわうそ@暦 さん 2009年 8月 21日(金) 11時 49分 HomePage
あざみさん、今晩は。

浜の朴の木で、

  浜朴 = ハマボウ

という説明がしっくり来たので、私は普通こっちの文字を使っています。
「黄槿」という文字で「ハマボウ」と読むと知ったのは、この花に馴染んだずっとあとなので今もってこの文字とその読みが結びつきません。
花の形からすると黄色い木槿(むくげ)ですので、「黄槿」という文字も解りますけれど。ただ、黄槿と書かれて「ハマボウ」と読めるかというと自信はありません。
(その点でいえば、木槿でムクゲも充分難読漢字ですが)


足下の谷に生えた木に大きな白い花がついているのを見て、

 「あれは何ていう花だろう」

と思ったのが朴の木の花を知った最初でした。
一方、この地に住むようになってハマボウの花を見たときも、

 「あれは何ていう花だろう」

と同じように思ったように記憶しています。
多分、木に咲く大きな花という共通点がそうさせたのだと思います。

その印象があったあとに、浜に生える朴の木でハマボウという説明を読んで、それ以来ずっとハマボウは浜朴になりました。

No.6186 RE:ハマボウ 浜朴 黄槿
三日月 さん 2009年 8月 22日(土) 7時 44分
 「浜朴」と「黄槿」、「朴の木」‥‥そんな関連があたのですね。
朴の木は裏山にもあるのでわかります(種もビックで飾り物にも素敵)が、浜朴はわかりません。
花だけをみますと、我が家の畑に育つ「オクラ」の花に似ていますが。

 それから「埋め草」のこと、ありがとうございました。
白詰草の緩衝材の話も納得です。
甘い香りがすることや、花冠を作ることしか知りませんでした。
先人の知恵ですね。

 我が家が宅急便で荷物を送るときの埋めものは、キュウリやインゲンなど季節の野菜の細く痛まないものですかね。埋め菜です。



No.6187 RE:ハマボウ 浜朴 黄槿
三日月 さん 2009年 8月 22日(土) 7時 50分
あざみさん 失礼いたしました。はじめまして三日月です。
あざみさんの住むところは 「浜朴」のあるところですか?
私は宮城県南部の山間部なので、ここにはありません(たぶん)。



No.6191 RE:ハマボウ 浜朴 黄槿
かわうそ@暦 さん 2009年 8月 22日(土) 14時 56分 HomePage
私も出身は福島県で、ここもハマボウの生息する北限より北ですので見たことがありませんでした。
現在住んでいる紀伊半島の南部の河口部には沢山のハマボウが生えていて、今では夏に見かける典型的な花の一つです。

花の形がオクラに似ていることに関してですが、オクラもムクゲ(木槿)もハマボウ(浜朴、黄槿)もみんな植物分類では

 アオイ目アオイ科フヨウ属・・・ムクゲ、ハマボウ
 アオイ目アオイ科トロロアオイ属・・・オクラ

ということなので、ご親戚といったところでしょうか。
全くの他人の空似では無いようです。

No.6194 虫の声
あざみ さん 2009年 8月 23日(日) 11時 29分
三日月 様

はじめまして。

私は横浜です。
何ですか、中田市長が騒いでいる横浜開港150年の港へは車をかっ飛ばして
(お下品でした)20分位のまあ静かな住宅街、東名高速道路の横浜インターの近くといったほうがお分かりになるかしら、、
「浜朴」は見たことがないような、、もしかしたら何処かで見ているかもしれませんが。

道路一本隔てて横浜若葉台団地があり、ここは緑(今では森状態)が多い団地で有名なもので、早朝から蝉の合唱、つい2,3日前から虫の声も聞こえます。虫の名がわからないものですから「虫の声」でお許しを。



No.6196 RE:虫の声
三日月 さん 2009年 8月 28日(金) 21時 59分
ありがとうございました。横浜に7月末に行きましたよ。
にぎやかなところだけ通ってきたので 緑の多い横浜は想像しにくいですが。
どんなところにも気づくと楽しい・美しい・不思議なところはたくさんありますね。
そんな意味でもこのHPはいろいろ学べますよね。
中でも「かわうそ日記」とか、メルマガの「埋め草の記」が楽しいです。
午後の仕事 がんばりましょう。

No.6193 癖になりそう、、、、
あざみ さん 2009年 8月 23日(日) 10時 36分
かわうそ 様

早速の返信ありがとうございました。
何気に書いたメールにこうして、知らないお方たちから
次々にお返事が頂けるなんて、、、癖になりそうです。
これからも、皆様よろしくお願いいたします。
だのに、私は24時間も経ってしまいました。

漢字って中々曲者ですね。
未知の物が漢字の意味で凡その見当が付く場合、又は無理やりでイメージを壊すこともありそうです。

息子の長男(五年生)の漢字の宿題を、たまたま見ることとなり、

  ああ、何で漢字なんかあるんだろ、いやになっちゃう。
  僕が大人になったら漢字なんか無くしてやる。

そこで私、

  日本にはひら仮名、カタカナ、漢字があって、同じ言葉を漢字で区別  できる素晴らしいことなのに、、、、

すると、間違いだらけの枡の中の漢字を消しゴムで消しながら
案外素直に

  そうだね、じゃあ無くさないことにするよ。

一件落着の夏休みのある日のこと。

  

   



No.6190 月の満ち欠けについて
太郎 さん 2009年 8月 22日(土) 10時 54分
 初めまして、書き込みさせていただきます、太郎です。

 学校の課題で、月の満ち欠けについて調べている者です。

 本サイトの月齢カレンダーや月出没計算で2000年台の月の満ち欠けや出没時刻について一通り調べさせていただいて、ある疑問が浮かびました。それについての自分の推測が合っているのかどうか、どなたかに確認していただきたくて、書き込みさせてもらいます。
 僕の抱いた疑問は、昼間に見える月の、その形や見える時間帯についてです。
 具体的には①2007年4月24日の上弦の月、②2006年4月21日の下弦の月についてです。場所は大阪府北部を想定しています。

 ①この日の上弦の月について、東の空に上るのは11時頃なことがサイトを通じて学べました。それから一時間半経ったとして、12時半ごろ学校の屋上など高いところから、この月を肉眼で観察することは果たしてできるんでしょうか?薄っすらと儚げな感じでいいんです。見えるとしたらそれは多分左半分が欠けていて、東から少し南に寄った空の低いところにあると思います。
 僕の推測は果たしてあっているか、確認して欲しいです。

②同じように2006年4月24日は、下弦を越えかなり欠けてしまった三日月が見えるようです。これをまたお昼の12時ぐらいに肉眼で確認できるか疑問を抱えているんですが、果たして可能なんでしょうか?可能と仮定した場合、これは多分右側から中心まで抉られたかなりほっそりとした三日月で、西の空の遠いところにうっすら見えるはずだと思いますが、実際は見えたりするのか、かなり悩んでいます。

 また、昼に目にすることのできる月は普通どの時間に浮いているのかそもそも疑問を持ってしまいました。
 僕は、それは普通朝の早い時間に空のかなり高いところにある、っていうおぼろげなイメージを抱いています。けど3限の体育の時間に見えることもあったり下校途中の4時くらいに見かけたり、かなりバラバラで一定しない感じも一方で抱いています。また出没計算表やイメージ図で月の浮かぶ場所を測定して、その結果が空の低い場所となっていても、実際の空はとても広がりがある空間のため、実感としては月はすごい高さに浮かんでいたりもして、全然一筋縄ではいかないです。

 天体について少し調べるだけで、こんなにもわからない疑問が沸いてきて、頭が混んがらがりました。けどそんな疲労が、どこか心地よかったりもして、どっぷりとこれにのめり込んでしまいそうです。

 長々と失礼しました。もしよろしければ、新米の僕のつたない推論についてどなたかからか、答えを頂けることを切実に望んでいます。

 よろしく、お願いします。

 

No.6192 RE:月の満ち欠けについて
かわうそ@暦 さん 2009年 8月 22日(土) 15時 19分 HomePage
太郎さんこんにちは。かわうそ@暦です。

まず、月がどの位置に見えるかということでしたら

 太陽・月・星と暦
 http://koyomi8.com/astro.htm

で経緯度と調べたい日時を入力することで方位と地平高度角を計算出来ますのでこれで確認して頂ければと思います。

次に昼の空に月が見える条件ですが、昼に月が見えない(新月は別として)理由の最大のものは月自体の明るさが空の明るさ(太陽光の散乱による明るさ)に埋もれてしまうことです。

月の光っている部分の明るさはその明るい部分の面積の大きさだけの違いで、満月も半月も三日月も光っている部分の単位面積あたりの明るさは同じだと思っている方が多いようですが、この単位面積あたりの明るさも満月に近づくと急激に明るくなり、半月や三日月の時の月は光っている部分もそんなに明るくはありません。

そのため、半月より細い月を空の明るさに埋もれてしまって昼の空に見つけることは難しくなります。
逆に言えば、半月やそれより細い月を昼探そうとするならこの「空の明るさ」が暗い(?)条件の日時を探して見ることをお勧めします(あるいは高い山に登るとか、飛行機で飛ぶとか・・・)。

どんなときがよいかと言えば、空がよく澄んで青というより群青色に見えるような時、そして月が空の高い位置に見える時間帯となります。空の澄み具合は何とも言えませんが、月の位置が空に高いところにある時間帯ならわかります。

ただそれでも、真昼に三日月のような細い月を見ること(特に肉眼で)はまず出来ないのでは無いかと思います。
個人的には半月かそれより1~2日後の月なら肉眼で見たことがあります。
参考として下さい。

No.6195 RE:書き込みありがとうございます。
太郎 さん 2009年 8月 24日(月) 11時 18分
 かわうそ@暦さん、ご丁寧な回答ありがとうございます。

 さっそく試してみます。

 昼間に見える月についてのご説明、とても参考になりました。僕も目にしたのが下限に近い月のことが多く、納得できました。やっぱり朝早くとかの方が見えますよね。
 どうしても見える時間を導きたいので、試行錯誤シュミレートしようと思います。

 本当にありがとうございました(><



No.6197 月名
リング さん 2009年 9月 6日(日) 9時 53分
はじめまして。最近暦に興味を持ち始めた者です。

9月5日(満月)の旧名が、「十五夜」でなく、「立待月」となるのはなぜなのでしょうか?

お教えいただけると幸いです。

No.6199 月名の謎について
かわうそ@暦 さん 2009年 9月 7日(月) 14時 0分 HomePage
リングさん、今晩は。

この質問は、度々頂く質問の一つです。
それだけ皆さんが疑問に思うことなのでしょう。
このずれの理由は、簡単に言うと満月の定義の違いと言えます。

「立待ち月」は、

 十五夜の月、十六夜の月、立待ち月、居待ち月・・・

と続く呼び名で、太陰太陽暦である旧暦の日付と連動した名前です。
(日付で言えば、旧暦の 15日,16日,17日,18日・・・と対応する)

この旧暦では15日の月、すなわち十五夜の月が伝統的に「満月」だと考えられていたので

 新暦 2009/9/5 満月・立待月

とあると奇異な感じを受けるのでしょう。ですが、現在「満月」とか「新月」という場合の天文学的な定義は旧暦の日付とは無関係で、月と太陽の位置関係で決められます。
例えば「満月は、月と太陽のなす角が 180°である」という具合です。

「満月とは月が真ん丸く見える状態」と考えると昔の十五夜の月という定義より現在の満月の定義の方がより正確ですし、一般に私たちが「満月」と使う場合もこの天文学的な満月を指すのが普通です(新聞や、天気予報などで発表される「満月」はこれ)。

そのため、こよみのページでは満月や新月という名称はこの天文学的な定義における満月や新月を表していますが、十六夜の月や立待ち月のような呼び名に関してはやはり、旧暦の日付に沿って表すべきだと考えているのでこのようにしています。

ちなみに天文学的な定義での今月の満月は 2009/9/5 午前 1時ですが、この日の旧暦での月日は 七月十七日 です。

なお、こよみのページでの月名の取り扱いに関しては「暦と天文の雑学」の中に

 月の満ち欠けと名前2・こよみのページの場合
 http://koyomi8.com/reki_doc/doc_0290.htm

を書いておりますので、さらに興味のある方はお読み下さい。また、

 中秋の名月はいつ? (旧暦の十五夜は満月か?)
 http://koyomi8.com/reki_doc/doc_0710.htm

も参考になる記事ですのでお時間があればこちらもご覧下さい。


No.6201 RE:月名の謎について
リング さん 2009年 9月 8日(火) 7時 51分
ご回答戴きありがとうございます。

そういうことだったのですね…

天文学的な満月と、旧暦十五日はずれることはないという安直な思い込みでした。

むしろずれるほうが多いとは!

となると、旧暦十五日の、深夜十二時にちょうど天文学的な「満月」になることというのは、あるのか?
ということが次は気になってきました。

理屈としては起こりえるのかなと思うのですが、近いうちにそういうことは起こるのでしょうか?

No.6202 十二時ちょうどの満月?
かわうそ@暦 さん 2009年 9月 9日(水) 11時 40分 HomePage
 > 深夜十二時にちょうど

のちょうどがどの程度のことを指しているのか?
あたりまえのことですが、その「ちょうど」がどの程度かでそうした日の出現頻度は変化します(1時間以内、1分以内、1秒以内・・・?)。

興味があれば、

 その他の暦日計算
  → 月の朔望(満ち欠け)一覧(年間)(http://koyomi8.com/sub/sakubou.htm)

で、天文学的満月の日付と時間を調べることが出来ますので、該当しそうな日を探して、新暦・旧暦変換で旧暦十五日に相当するか調べれば確認することが出来ます。
もっとも、私にはリングさんが興味を持ったという

 > 旧暦十五日の、深夜十二時にちょうど天文学的な「満月」になること

にどんな意味があるのかさっぱり解りませんけれど・・・。


No.6198 満月
harumi さん 2009年 9月 6日(日) 20時 23分
昨日は満月でしたね。毎月の行事!一人でベランダに出て
お月さまが出て来るのを待っていました。・・・待ち伏せです。^^
7時17分。光の一点から始まり さーっとお月さまが昇ってきました。
・・・不思議・・・。宇宙って神秘の塊りです。

No.6200 RE:満月
かわうそ@暦 さん 2009年 9月 7日(月) 14時 5分 HomePage
9/6 の宵に車で走っていたら、海から月が昇ったばかりでした。
折角、晴れてきれいな月が見えていたので、車を止めて写真を撮ってみましたが、さてうまく写ったかな・・・。

毎月のようにこんな光景を目にしていますけれど、今もってやはり不思議というか、神々しさを感じます。


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古い「カレンダーの余白」 こよみのページ