日刊☆こよみのページ スクラップブック(PV , since 2008/7/8)
【眼力】(がんりき) ガンリョクとも。 1.眼の力。 2.物事の真偽・善悪を見分ける力。「鋭い―」 《広辞苑・第五版》 最近耳にした(目にした?)ことばに、 眼力(めじから) というものがありました。 昔からながら族の私なので、何となく点けていたTVの深夜帯の番組でこの言 葉を耳にし、目にしました。 物事の真偽を見極める眼力をクイズ形式で競う番組 とありました。番組の至る所に「眼力」という文字がありましたし、クイズ 番組の内容からすればこの「眼力」の読みは当然「がんりき」だろうと思う のですが、番組の中で「眼力」は間違いなく「めじから」と読まれていまし た。いつから「眼力」が「めじから」と読まれるようになったのだろう。 そしていつから物事の真偽を見分ける力を「めじから」と呼ぶようになった のだろう。 「めじから」という発音の言葉は聞いたことがあります。某化粧品メーカー が目の印象を強めるような化粧について、「めじからを強くする」という表 現をしたことがあり、それが次第に一般的な表現として定着してきているよ うです。ですが、この場合の「めじから」は強いて漢字で書けば「目力」じ ゃないかな。今回のように「眼力」とかいて「めじから」と読むようなこと はなかったと思います。 物事の真贋を判定する優れた人やその能力を「めきき」といいますから、こ の「めじから」もそれに類する表現なのでしょうか。でも「めきき」は「目 利き」で「眼利き」ではなかったはず。 TV番組だから人目を引く何かが必要なのかも知れませんが、それにしてもね。 眼力を「めじから」と読むのはどうでしょう? それとも私が知らないだけで、物事の真偽や真贋を見分ける力を「めじから」 と言い表すことが既に行われているのでしょうか? さてその真偽は? 見分ける眼力は「がんりき」か、はたまた「めじから」か?
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