日刊☆こよみのページ スクラップブック(PV , since 2008/7/8)
■木枯らし一号・2015 最近は、「寒いなー」という言葉が自然に出てしまう日が増えてきました。 私以上に寒さに敏感なベランダのタライの中のカメたちは、ここのところ、 水の中にかくれたまま出てこない日も増えてきました。 寒いなーと、思うことが増えてきたと思ったら、一昨日の 10/24には関東で 昨日の 10/25には近畿地方で相次いで、 木枯らし一号 が吹いたとのこと。 「木枯らし」にはちょっと早すぎないかとという気もしますが、木枯らしが 吹いたと云うことは、もうすぐそこまで冬が来ていると云うことですね。 (ああ、辛い・・・) ◇木枯らし 木枯らしは、晩秋から初冬にかけて吹く強い北よりの風のことです。 その冷たい風で「木を吹き枯らす」ことから木枯らしと呼ばれるようになり ました。 また、木枯らしには一文字でこれを表す「凩」という文字もあります。 「木枯らし一号」とは、その年(そのシーズン?)最初に吹いた木枯らしを 表す言葉で、気象庁はいくつか条件を設けてその条件をクリアした最初の風 をこう呼んでいます。 木枯らしと認められるための条件とは 1.10月半ばから11月末日までに吹く風であること。 2.西高東低の冬型の気圧配置の状況下で吹く風であること。 3.強い季節風であること。 などだそうです(気象庁の定義)。 一昨日(東京に住んでいるので)の風はそうした条件をクリアして目出度く 「木枯らし一号」となったわけです。 ◇いよいよ冬到来 木枯らしが吹くと、いよいよ季節は秋から冬へと移り変わるのを実感します。 気温もいきなり下がって、今朝はもう誰はばかることなく「寒い」と言える 温度となりました。 人一倍(いや、三倍、四倍かな?)寒がりのかわうそにとっては、受難の季 節の入口に立たされた気分です。 今日は寒い一日になりそうです。 皆さん、防寒対策はお忘れ無く。
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